TAKAOSANのブログ(OCN CAFEから引越し)

このブログを始めた頃と様々なことが変わりました。
30代だった私も定年退職が近い年齢になってきました。

終身雇用

2009-11-07 09:25:00 | 日々雑感
今日も大阪はいい天気です。

今週はヤンキース松井選手の活躍で盛り上がりましたが、活躍だけでなく、その去就についても、すでに盛り上がっています。
契約最終年であり、ヤンキースが若返りを目指していること、ひざの故障になく、松井選手と、来年以降、ヤンキースは契約しないであろう、という話になっています。

日本であれば、あまりありえないことでしょうが、米国であれば当たり前なのでしょう。
これだけ、チームにこだわるのは、日本人の終身雇用制体質からきているのでしょう。
日本人は、生え抜きにこだわります。
日本のプロ野球では、最近でこそ、FAが盛んになったものの、基本的に、最後まで同じ球団でプレーすることを「美徳」としてきたようです。

我々、一般企業に勤める会社員も、何だかんだいっても、「終身雇用制」が当然だという雰囲気があり、少し若者は変わってきたとはいえ、また、この不況により、「就社」という考え方に回帰してきたように思います。

私自身も、転職を繰り返す人を良しとは思っていません。
事実、中途採用の採用を考える時、やはり1回目の転職くらいの人から選びます。
何社も渡り歩いている人を採用しようとは考えません。

これをプロ意識の欠如と、考える海外の人は多くいると思いますが、日本ではやはり、企業は、未だに、家族的なものであります。
当然、悪い点もあります。
そうは言っても多くのいい点も、あります。

転職の機会が増えることは、反対ではありませんし、労働流動性が高まることは、良い事だと思います。
一方、日本的「就社」というスタイルも悪くないと思います。
この二つをうまく組み合わせて、新しい日本の仕組みができていけばいいと思いますが、現実的には非常に難しいようです。
ただ、何でも、欧米化という名の「世界標準」が正しいわけではないので、日本的スタイルは守り続けてもいいのではないかとも考えます。

ちなみに、私は、松井選手には、ヤンキースに残ってもらいたいのですが、球団がその意思がなければ仕方ないことです。