TAKAOSANのブログ(OCN CAFEから引越し)

このブログを始めた頃と様々なことが変わりました。
30代だった私も定年退職が近い年齢になってきました。

豚インフルエンザと風評被害

2009-04-29 06:57:00 | 日々雑感
豚インフルエンザとは全く、無警戒であった。
新型インフルエンザは、鳥インフルエンザが変化して、大流行することを想定されていたが、まさか豚インフルエンザとは、世界中が意表をつかれた形だ。

今朝になって、メキシコ以外でも死者が出たとのニュースが流れている。

大流行の兆しがある、豚インフルエンザ。
しかし、情報は正確でなければならない。こういう時はデマが流れるもの。例え、NHKのニュースであっても、きっちり取捨選択しないと。

早速、おかしなことをするなぁ、と感じることがあった。
大手牛丼チェーンの○屋が、豚ステーキの販売を当面、中止すると、豚インフルエンザの話が流布されるやいなや、公表された。

しかし、豚インフルエンザの感染と、豚肉を食べることとは、結びつかない。
早急に対応することが、有名企業は必要なのだが、有名な企業だけに、その影響は大きい。
農林水産大臣が、「豚肉を食べても大丈夫」と言わなければならないと発言しなければならなくなっている。
豚肉に関係する人たちへの風評被害も予想される。

豚肉は、加熱調理されるので、ウィルスは死滅する。仮には死滅せずとも体内の胃酸で死滅する。
腸の細胞はそもそもウイルスと結びつきにくので、感染しにくい。
よって、豚肉を食べて感染することは、ほぼありえない話である。

それなのに、○屋が早々にこんな対応をとってしまうと、あたかも可能性があるように、皆が感じる。
警戒することは、大事だけど、誤った話が流布しやすい、日本。
情報が独り歩きして、パニックにならないことを祈る。

それにしても、見えないウイルスとの戦い。難しいし、怖いものである。
感染はどんどん拡大していくだろうし、ワクチンの生産は数ヶ月かかる。
今後、個々にはどんな対策をとっていかなければならないのであろうか?