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銀鏡反応 当日

2011年03月08日 | 日記
3月8日(火)

 今日の2時間目は、公開選択講座です。
理科部の顧問の内田先生と高須先生が「銀鏡反応」の実験を行いました。

 高須先生が中心になって実験を進行していきます。
 黒板には、今日の実験の進め方が書かれてあります。
 なるべくわかりやすく、実験を楽しむことが大切だからです。
 「説明は短く」「実験は長く」がモットーです。

 初めは作業の説明です。

 硝酸銀水溶液は、光と反応して黒くなります。
 手につくと、手が黒くなって2~3日間とれません。
 だから、念のために「ゴム手袋」を全員がつけます。

 ガスバーナーに火をつけます。
 ガス調節ねじと空気調節ねじの違いが分かりますか?
 これは、火をつけた瞬間です。まだ赤い炎なので、空気を入れて青白い炎にします。

 ビーカーに3分の2くらい水を入れて、その中に温度計を入れてガスバーナーで加熱します。
 45~60度のお湯を作るだけなので、沸とう石は入れません。
 また、比較的温度が低いので、炎の大きさは弱火にします。

 加熱している状態です。

 硝酸銀水溶液を手にします。

 それぞれの溶液を加えます。

 先ほど加熱しておいたお湯の中に薬品の入った試験管を入れます。

 反応が早い班はこのように試験管の内側が銀色になります。
 
 このように始めは黄色い色になります。

 先日、ブログでも紹介した別の方法での実験も行います。
 ブドウ糖水溶液ではなく、ブドウ糖を粉末のまま入れる方法です。

 水酸化ナトリウム水溶液を入れたところです。
 このようにおうど色(褐色)になります。

 水溶液を入れるときは慎重に入れます。

 今度は、アンモニア水を少しずつ入れていきます。すると、このように透明な水溶液になります。

 この実験は、加熱しない実験なので変化もゆっくりです。
 だから、このようにしばらく観察します。

 最初は黄色い色になりますが、1分が過ぎたころから試験管の内側が銀色になっていきます。

 実験が終わったらみんなで片付けをします。
 実験は、準備で始まり、片付けで終わります。
 このように全員で片付けをして、実験台の上は何もない状態にして戻します。
 廃液などは、先生方が処理します。

 実験台だけではなく、床掃除もします。

 実験台の拭き方も説明します。

 丁寧(ていねい)にふいています。

 最後はこんな感じまで片づけます。
 黒板と器具の片付けは理科助手さんがやってくれます。
 今日、「本当の鏡が作れないのか」という質問がありました。
 この実験で用意したものだけではできませんが、来年は、ぜひやってみようと思っています。





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