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10.8 学校見学会

2011年10月26日 | 日記
10月8日(土)

 今日は、高校の見学会です。

 理科部は、実験講座を開きました。

 テーマは、吸熱反応、発熱反応です。

 【準備】

 塩化アンモニウム、チャックつきビニル袋、駒込ピペット、洗浄瓶、蒸留水、封筒、黒鉛の粉末、鉄粉、

 ティッシュペーパー、食塩

 【方法】

 1.塩化アンモニウムの入ったチャック付きビニル袋の中に水を入れる。

   ビニル袋の上から触ってみて、温度の変化を調べる。

   塩化アンモニウムが水に溶けるとき、まわりの熱を吸収するので、温度が下がる。

 2.黒鉛の粉末と鉄粉の入っているチャック付きビニル袋の中身を紙製の封筒の中に入れる。

   封筒の中に食塩水を浸したティッシュペーパーを入れて、良く振る。

   すると温かくなり、最高で80℃くらいになる。

   これは、鉄が酸素と反応しているからです。

   食塩は、反応を促進するために入れます。

 では、実験の様子を紹介しましょう。

 

 はじめに自己紹介をします。

 今日の司会は高校二年生が担当しました。

 

 今日、参加した理科部員は9名です。

 それぞれが自己紹介をしました。

 

 実験の説明を行います。

 

 今日は、あっという間に終わってしまう実験です。

 発熱・吸熱反応の実験を行う前に夏休みから取り組んできたダンボール箱カメラで写真を撮ることにしました。

 それぞれの部員で青焼き紙をセットしています。

 

 撮りたい方向を参加してくれた人と相談しているところです。

 

 一人一人に理科部員が付いて、手伝っています。

 

 何回もやっていることなので、テキパキと設置します。

 

 吸熱反応の説明をしています。

 

 水を入れたチャック付きビニル袋を触っています。

 とても冷たくてびっくりしているようです。

 今日は、温かい1日だったので丁度よかったかもしれません。

 

 今度は発熱反応です。

 中学校の実験でも行いますが、中学の教科書では蒸発皿を使います。

 理科部では、直接触れるように、封筒で実験を行っています。

 その方が、携帯用カイロの原理に近づくと思っているからです。

 

 楽しそうですね。

 準備するのには時間も掛かりますし、大変です。

 しかし、喜んでくれるとがんばって良かったと思います。

 

 青焼き写真ができました。

 この写真は、校舎を写したものです。

 綺麗に写っています。

 

 青焼き紙をこのようにアイロンで加熱して写真にします。

 理科部員も、ピントがしっかりと合わせることができました。

 夏休み中、ずっと取り組んできた成果がようやく現れたと思うと感激します。

 今日、来てくれた中学生の皆さんは、簡単に思ったかも知れません。

 全員が成功したのは、すべてのダンボール箱カメラのピント合わせを事前に合わせておいたからです。

 このように、「成功する喜び」を必ず味わってもらうことも、理科部の「わくわく実験教室」の目的です。

 そういう意味で、今日は大成功だと思います。

 

 すべての実験が終わり、満足そうな参加してくれた人たちです。

 この顔の為に私たちは地道に活動しているのです。

 これで学校見学会の報告を終わります。

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