takakura-science

takakura-science blog

11.9 ウグイスの仲間が・・・

2011年11月09日 | 日記
11月9日(水)

 午前10時30分頃、学校のガラス窓に激突した鳥を用務員の方が保護してくれました。

 空を見ると、カラスが飛んでいます。

 どうやら、カラスに襲われて逃げてきたようです。

 その鳥は、内田先生のところへ届けられました。

 内田先生は、段ボール箱に止まり棒を入れて、すぐに巣箱を作りました。

 段ボール箱のに中には、携帯用カイロを入れます。

 保護した鳥は、温かくしないといけないからです。

 段ボール箱の中に入れる理由は、鳥を落ち着かせるためです。

 内田先生は鳥かごも用意しています。

 しかし、鳥かごでは、暴れたときに針金が翼に引っかかったりします。

 また、暗いところでは、鳥は大人しく、無駄な体力を使わせなくて済むので、

 段ボール箱がよいそうです。


 
 次に、エサを用意します。

 エサは、いつも学校の近くにある早川鳥獣店に買いに行きます。

 早川鳥獣店で、ミルワームと練り餌を頂きました。

 早川さんは、内田先生がいつも野鳥を助けるので、名古屋経済大学高蔵中学校高等学校を応援してくれています。

 生き物が大好きでこの商売を始めたので、自然に応援する気持ちになるそうです。

 内田先生が帰ろうとしたら、奥から男の人がやってきて、親しく話をしてきたそうです。

 その方は、早川さんから高蔵高校の話を聞いていて、是非内田先生に会ってみたかったそうです。

 また、NHKのアナウンサーの叔父に当たるそうで、内田先生の話を放送してもらったらどうかと言って来たそうです。

 最近元気の無くなるニュースが多い中で、心温まる出来事は是非紹介して欲しいとの事でした。

 内田先生は、鳥のことが心配なので、とりあえず断わて、すぐに学校へ戻ってエサをあげました。

 
 6時間目が終った頃、鳥の様子を見に来た内田先生が、鳥の異変に気づきました。

 息が荒くなり、左目の上が大きく膨らんでいて、食べた物をはき出していたそうです。

 こうなっては、助かる可能性はほとんどありません。

 急遽、ブドウ糖溶液を直接胃の中に入れました。

 しかし、元気になる様子もありません。

 左目の上が腫れているということは、内出血をしているということです。

 諦めて、手の中で温めてあげました。

 すると、「ピー」と声を出して、その後は静かに息を引き取りました。

 その経過の一部を写真で紹介します。

 

 元気が無くなってしまった鳥です。

 

 左目が腫れているのがわかります。
 
 これで助からないと実感したそうです。

 

 からだが固くなりました。

 

 鶯色をしていてとても可愛い鳥でした。

 

 みんなで埋めました。

 しっかりとみんなで祈りました。

 出来ることは、全て行いましたが、後悔は尽きません。

 次はしっかりと助けたいと思います。



最新の画像もっと見る