東白川タカブ研究会 雑記帳

山里の伝統食「ヘボ」の文化と、山里の暮らしを伝えます

伊那市地蜂愛好会のコンテスト

2012年10月21日 | 雑記帳
10月21日(日)晴れ 今朝の気温12℃ 権兵衛峠頂上4℃

伊那市地蜂愛好会の小木曽会長から、全国地蜂連合会長として挨拶せよとの要請があって出かけてきました。
場所は以前ヘボサミットが開催された『みはらしファーム』です。午前5時半に東白川を出発。
途中福島の道の駅で小休止、権兵衛峠では紅葉が始まっていました。
しかし温暖な今年は、少し色付が遅い感じで、期待外れとなってしまいました。

伊那市地蜂愛好会の皆さんは巣の場所の捜索でも、飼育の技術的とか女王蜂の捕獲、
越冬などの技術や新しい発想など、どれをとっても抜きん出た組織として、他のヘボマニアの皆さんの憧れの的なのですが、
そんな卓越したプロ集団の皆さんをもっても今年の記録はふるいませんでした。

昨年の優勝者は小木曽会長で巣重5キロを遥かに超えていて、追従する皆さんも5キロ台と言う成績でしたが、
今年の優勝は3、535キロでした。巣盤を調べて観ると、女王の巣盤が形成されていないもの、
三日月状に幼虫が産卵されて育つのにランダムに抜けてしまっているもの。繭となっているものはあるのだが、
三齢以下の幼虫がいない巣盤が目立った事などが気がかりなことでした。
特にその状態が顕著な巣を出展された方に聞いたのですが、子捨ての症状は見られなかったと言っておられました。

私のヘボハウスでは、最高に通っていたコロニーが突如として子捨てを始め、徐々に衰退して廃巣に至ったものが3例ありました。
私は日本ミツバチを昨年から飼育していますが、そのうちの一群が突如子捨てを始めました。
ウイルス病の一種であるサックブルードウイルスによるサックブルード病に似た症状です。
現在ではその症状が治まり、何とか立ち直っていますが、
飼育する為に与えている砂糖水の容器にはミツバチもヘボも同じ容器で集餌していきます。
伝染はこの場合に簡単に起きると想像出来るのですが、なんせ確かめたわけではありませんから、単に想像の世界での事です。

最後の写真は蜜蝋でこさえた女王蜂のレリーフです。この蜜蝋は溶かしてミツバチの待ち受け箱に使ったり、
化粧品やロウソクなどに加工されています。高価なものです。

優 勝  栗林 秀吉  3,535キロ
準優勝  小木曽大吉  3,405キロ
3 位  杉崎 収一  3,120キロ








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