突破力~完全復活までの記録~

この局面をどう乗り切るか
さあ、復活はすでに始まっている

◆頑張れ! 京川舞

2012-05-14 22:41:54 | 願い

   INAC神戸・京川舞、五輪アウト 全治6カ月
     ~18歳のニューヒロインにとっては、あまりに悲しすぎる~



『なでしこリーグのINAC神戸は14日、リーグ伊賀戦(13日)で左ひざを負傷交代した日本代表FW京川舞が、精密検査を行った結果、左内側側副じん帯、内側半月板損傷、前十字じん帯断裂と診断されたことを発表した。』



18歳のニューヒロインにとって、あまりに悲しすぎる
現在のサッカーレベルは大きく異なるが、息子と、ほぼ同じと言ってよいほどの診断結果だ。
違うのは、息子は右ヒザで、京川舞選手は左ヒザということくらいだ。
彼女は、オリンピックという最高峰のステージに手が届きかけていた。
どんなに無念だろうか?
息子だって、半年前の2011年11月、U-14ナショナルトレセンに参加していた。
彼も今、あれほど出場を夢見ていたCFAプログレスリーグを1試合も出場することなく、ひっそりと観戦している。
彼もどんなに無念だろうか?


でも、京川舞選手も息子も、この苦境を抜け出さなければならない。
私はその苦境を抜け出すために必要なものは、”突破力”であると、勝手に思い込んでいる。
現在、息子は、その”突破力を身に着けるための準備”を着々と進めている。
同じINAC神戸所属で、日本代表である川澄奈穂美選手も同様の負傷を乗り越えている。
浦和レッズの山田直樹選手も、乗り越えるための努力の真っ最中である。


必ず、乗り越える方法がある。
それを見つけるために、息子も(我々両親やお姉ちゃんも)毎日、立ち向かっている。


頑張れ!京川舞。
一緒に復活しよう!






◆彼には少し酷だったかもしれないが、どうしても確かめたかった。

2012-05-13 22:30:06 | 47番の想い

息子の現在のモチベーションを確認するために、3枚のシートを作った。
今の息子に、このようなシートを記入させることが、正しいことなのか、酷なことなのかよく判らない。
しかし、息子のモチベーションを確認したいという気持ちが勝ってしまった。



     < 3枚のシート >

     -----1枚目-----
『今目の前の目標は何ですか?』
→1日でも早く、足を治してサッカーをする。

『夢・目標のために何を努力しますか?』
→リハビリ・がまん・焦らないこと。




    -----2枚目-----
『1年後の目標は何ですか?』
→全国大会に出場する。

『夢・目標のために何を努力しますか?』
→足技を身につける。心を強くする。





    -----3枚目-----
『1番大きな目標は何ですか?』
→サッカー日本代表になりW杯に出場し
  最悪でもベスト4に入る。

『夢・目標のために何を努力しますか?』
→回りを見て、判断のスピードを早める。
  瞬時に実行できるようにする。





このように、記入されていた。


がんばれ!!!
必ず、応援し続けるから・・・・







◆5月10日  術後練習初参加 ~半歩前進~

2012-05-10 23:07:15 | 経過

息子の完全二足歩行が可能になって2日目の5月10日。
手術後初めて練習に参加した。
フェアな表現に言い換えると、ランニングもお手伝いもない”100%の見学”に行った。
それでも息子の顔に明るさが漂った。

今日から、練習に参加(見学)させていただくため監督に、『術後の経過報告と今後の見通し』や『リハビリと練習(当面は見学)の兼ね合い』などについて話した。
諦めずにゆっくりトレーニングを始めること、3カ月後にボールが蹴れるように目標を立てることを告げると、監督の目にうっすら涙が浮かんだようだったらしい。
はやり『待ってるから』と声をかけていただいた。
とにかく、ゆっくり、じっくり治して、ピッチに戻って欲しいと、ありがたいメッセージをいただいた。
チームメイトの先輩や、同僚、後輩たちの熱気溢れる練習を観ると、元気が出たようだ。
チームメイトのお父さんの言葉がありがたかった。
「コウスケ、思ったより表情が明るいので安心した。」


半歩前進。

さあ、息子は明日、K病院の”Oドクター”に会える。リハビリを受けながら、元気をもらうことにしよう。

半歩が一歩になるように・・・・・


◆5月9日  学校生活再開

2012-05-10 00:08:52 | 経過

昨日(5/8)当初予定どおり、松葉杖も取れ、外見上は”普通の中学2年生”の息子が学校に通い始めた。
彼は、色々な思いを持ちながら、これから生活する。
あらゆる誘惑からの排除、様々な場面での未参加が日常生活に溢れる。

不安でもあり、楽しみでもあり。


◆5月8日  完全二足歩行開始~本格的リハビリも開始~

2012-05-08 23:57:53 | 経過

手術後、約2週間が経過。
今日(5/8)が術後の初めての診断となった。
当初の予定どおり、”保険的松葉杖”から解放。完全二足歩行が許された。
診察を終えると、リハビリが開始された。サッカーに造詣の深いリハビリ療法士の先生から指導を受けることとなった。
そうすると、すごく気持ちが晴れたようだ。
見る見るうちに息子の表情が明るくなった。
体を動かすことが、根っから好きなようだ。やっぱり私の息子だ。




   ◆今後のリハビリ予定(術後リハビリ)◆

2週  固定除去(可動域訓練は4週までは自動介助で
    120度獲得を目標とする。
    ウォールスライド、ヒールスライド(屈曲120度まで)
    レッグテクシュテンション、レッグカール

3週  エルゴメーター(自動屈曲120度が痛みが無く 
    獲得されていることが条件)

4週  ハーフスクワット、ニューステップ
    可動域訓練(他動伸張開始)



   6週よりフットワーク、スポーツ基本動作開始
         (当初予定より2週間短縮となった。)


  走行系  ターンや横の動き  stop & jump action

6週  ジョギング開始  サイドステップ  リカシェット
    50m走(50%) クロスオーバーステップ
    ハーキー
   *ジャンプ、ホップ
   (両脚より開始位し、knee-inしなければ片脚へ)

8週  50m走(80%)  ランアンドターン

10週 50m走(100%)  競技トレーニング復帰


                       このようにリハビリを行う。


これとは別に、専属(?)トレーナー指導による体幹トレーニングも実施。
院長先生の目にワクワク感が見えたような気がする。適切なアドバイスをいただいた。

トレーナーの先生。
『これから、もう、下はない。後は、上がっていくばかりだから・・・。当たり負けしない体をつくろう』
ニコニコしながら、嬉しそうに話してくださった。

さあ、本格的な復活がスタート!
完全二足歩行開始
~本格的リハビリも開始~


◆5月5日  自分の足だけで歩き始めた

2012-05-06 22:44:50 | 経過

願掛けめぐりの帰路、立ち上がるきっかけにと、スポーツショップに寄り、トレーニングシューズを買った。
所属のチームカラーと同じ色のトレシューだ。
5月5日。そのトレシューを履いて、歩行練習を始めた。最初は松葉杖で体を支えながら歩いた。
そして、息子は、松葉杖を横に置き、自分の足だけで立ち上がった。
そして、ゆっくり自分の足だけで歩き始めた。
右足をそっと突きながら、おっかなびっくり歩いた。
それを何回か繰り返すと、おっかなびっくりがの度合いが薄らいできた。
そうすると、歩みに安定性が加わった。

息子は、自分の足だけで歩き始めた。同時に、息子の”もやもや”が少しばかり晴れた。
そうやって、ちょっとずつ視界が晴れてくるのだろう。


◆いただいたメッセージ 『大丈夫!~君の1日でも早い復帰を祈っている』

2012-05-05 23:14:03 | 復活への階段

息子がケガをして、いろいろな方から、励ましや願いや希望や期待をいただいた。
本当に有難く、感謝しきれない。
そんな中で、とびっきりのメッセージをいただいた。
その方の長男さんは、息子が所属しているクラブの先輩であり、次男さんとは同級生で、小学生時代はUFCのチームメイトで、今では最大のライバルチームの一員でもある。そんな、関わりの深い方(二人のお父さん)から、とびっきりのメッセージをいただいた。

それは、こんなメッセージと、涙が出てとまらないYou Tubeの動画だった。

先ずは、メッセージから・・・・・
『今回、大怪我をし大好きなサッカーが出来ず彼も苦しいだろう。でも、筋力と気持ちは一時衰えても少年期に憶えた技術は一生物。きっと彼は這い上がってくるだろう。そう願わずにはいられない。
君の1日でも早い復帰を心から祈ってる。君は大丈夫だ!』


そして、こんなYou Tubeの動画を作成してくださった。

                
              ここをクリックしてください。



息子の原点とも言えるだろう。
また復活のスタート時点として、歩み出そうと思う。


◆一枚のハガキ。またまた元気をいただきました。

2012-05-05 19:34:02 | 折れない心

今日、一枚のハガキが我が家に届いた。
宛名は息子で、差出人はいつもお世話になっているフィジカルトレーナー(っと、勝手に思っている先生です)の先生でした。
こう、綴ってありました。




お元気ですか?
無事に終わって何よりです。
さあ、今しかできないことを探してください。今だからできることが、今の洸介君に一番大切なことになるように神様からのプレゼント、ケガをしたからこそ気づけること学べることがあります。洸介君なら、きっと新しい自分に出会えます。明るい未来にむけて顔晴ろう。

困った時はいつでもおいで。
まってます。



有難いことです。
息子に届いた1枚のハガキは、息子だけでなく、我々両親にとっても大きな励ましになりました。
またまた元気をいただきました。


◆また元気をいただいた。

2012-05-03 01:17:03 | 復活への階段

ケガをして、サッカーができない息子に、新たな三つの元気をいただいた。

一つ目は、長男君が息子のクラブチームの二つ上(現在、高校1年生「)の先輩であり、次男君が同級生(小学校の時に選抜チームのチームメイトだった)のお父さんからいただたメッセージだ。
その方もブログをされており、そのブログに、息子へのエール込めた記事を掲載して下さった。
記事の中に、You  Tube の画像が貼り付けられており、そこには、小学校時代にフットサルで躍動していた息子が写っていた。さらに You  Tubeの終盤は、息子の躍動感あふれるスナップショットが劇的に描かれていた。そのYou  Tubeは息子のためにわざわざ編集されていた。更には、その記事の最後には、こう記されていた。
『君の1日でも早い復帰を心から祈ってる。君は大丈夫だ!』

二つ目は、以前からブログ友達になっていた、広島県在住のサッカー小僧のお母さんからのコメントだった。多分、勇気を振り絞って息子のためにコメントをしていただのだろう。

三つ目は、このブログのファーストコメントをいただいたことだ。多分、プログレスリーグに所属されてる息子さんのお母さんからいただいたコメントだ。
復帰を祈ってくださっていた。


このようにして、また元気をいただいた。


本当に、有難い。


◆アスリートの死。~”平泳ぎダーレオーエンさん急死.....~

2012-05-01 22:42:53 | 復活への階段

インターネットのトップニュースで、衝撃の記事が目に止まった。
”平泳ぎダーレオーエンさん急死.....北島康介の最大のライバル”
私は、北島康介としのぎを削った、あの”ダーレオーエン”と、インターネットの記事が示す”ダーレオーエン”が同一の人物であることを理解するまでに、多くの時間を要した。
あまりに現実をかけ離れた報道だ。
彼はどんな気持ちで終焉を迎えたのだろうか?
端的な日本語で表すと『無念』以外の言葉はないのではないだろうか?


3月18日に右ヒザをケガした息子も、現段階では筆舌に尽くしがたい『無念』に苛まされている。
しかし、息子は確実に生きている。
生きていれば、何とかなる。
ありがたいことに、息子は『無念』『歓喜』にすり替える”資格”を有している。