突破力~完全復活までの記録~

この局面をどう乗り切るか
さあ、復活はすでに始まっている

◆絆再構築

2012-05-01 12:20:59 | つぶやき

4月30日。待ちに待った”退院の日”となった。
もう、仕事の前や仕事が終わった後、病院に行かなくても、家に帰れば息子に会える。
ごく当たり前のことだが、涙が出るくらい嬉しい。

退院した足で、退院祝いのケーキを買い、家族でささやかな退院祝いを行った。
サッカーの無い休日の午後、ゆったりとした時間が流れた。
久々にゆっくり触れ合うと、息子は大きく、逞しくなっていた。

病院で習ったリハビリも自宅で行う。手術した箇所以外のストレッチや、筋力強化への準備をする。わずか、15分程度のものだが、体に触れ、コミュニケーションを取りながらリハビリを行うと、忙しさにかき消されかけていた”絆”を取り戻すような感覚を覚えた。何しろ、息子は常に走り続けていたから・・・・。
ゴールデンウィーク後半は、更にゆっくりと、触れ合うことにしよう。
絆再構築から徐々に立ち上がることにしよう。


4月28日の出来事。  有難いことだ。

2012-05-01 00:06:06 | つぶやき

4/28(土)、手術の後、1泊の外泊が許された。


外泊の前、リハビリが行われた。
リハビリをしてくださる医学療法士の方が先ず取り組んだのは、「心をほぐす」ことだった。
その後、「傷口をほぐし」、少しずつ「負荷」をかけた。
とても、穏やかな口調になかに、凛とした厳しさが垣間見えた。
こうやって、息子は復活する。有難いことだ。


病院を出た後、所属のクラブチームのプログレスリーグ第4節、サンフレッチェ広島戦を観戦に行った。
父兄の方々は息子の姿を見つけると、たくさん声をかけてくださった。落胆や励ましや復帰への期待など、様々な声をかけていただいた。
コウスケの気持ちはグランドの中にあった。試合を観戦しながら、いろいろな事を語った。
チームの仲間と1週間ぶりの再会を果たした。こんなに長く逢っていないことはなかったので、なんだか気恥ずかしそうだった。


試合が終わって、監督に”現状報告”に行った。
「監督~~。監督~~。」息子は松葉杖を一生懸命扱って、監督の元に走った。今できる最大のスピードで・・・・。
息子の姿を確認した監督は息子に走り寄り、その瞬間に、大粒の涙を流しながら、息子の体を抱いて下さった。
びっくりするくらいの大粒の涙は次々流れた。
息子は今できる最大の復帰目標を監督に告げた。
「コウスケ、待ってるから。」その間も、監督の目から涙はこぼれ続けた。
そしてもう一度、息子を抱きしめて、こう言って下さった。
「待ってるから。」
我々両親の目からも涙が流れた。




夕方、夕食の買い物を終えて帰宅しようと車を運転していた、オヤジの携帯電話が鳴った。
小学校のスポ少のコーチからの電話だった。
「今から、バーベキューをしますが、家族全員で家にきませんか?コウスケの元気を取り戻すために。」
お言葉に甘えて、家族全員でお邪魔した。
肉を焼きながら、いろいろな話で盛り上がった。勿論、サッカーの話題が中心だった。
息子は心身ともに元気をいただいた。



たった1日の外泊だったが、今日ほど”有難い”と思ったことはなかった。
息子を励まし、息子のために涙して、息子を元気づけて、息子の復帰を願ってくださるたくさんの人がいる。



               本当に・・・・・          

                        
”有難いことだ”