2012年3月18日。順調に成長し続けていたコウスケにとてつもない試練が襲った。
高校との練習試合(結局、コウスケはこの高校に入学することになる)で、右膝に違和感を感じながらプレーした。屈伸をしたら何とか走れそうになった。もう一度、大きな衝撃を伴った違和感が全身に走った。彼は立つ事ができず、右膝を抱えながら苦痛に顔を歪めた。
思いもつかない重症だった。
そう、あれから2年が経過したことになる。
あらゆる苦悩に苛まれた。
しかしコウスケは諦めることなく、サッカー復帰を目指した。
ああ、長かった2年が終わった。
そして、今日から次のステージが始まる。