生物の形-ポリ亭のマクロ・顕微鏡写真-

 身近な動植物のマクロ写真や顕微鏡を用いて撮るミクロ写真を載せていきます。「生物の形」を気楽に楽しんでいきたいものです。

フキノトウ(11)後期-雄の小花-超マクロ写真-

2008-04-22 20:44:55 | Weblog
 フキノトウの雌の小花の林の中では,ダミーの雄の小花が蜜を出して虫たちを誘引しています。雌の小花はこれから種をつくって子孫を残す大役があるのですが,雄の小花はお役目が終り,頂上付近の形も崩れてしまいました。
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関連ブログ:高分子-ミクロの世界-(Yahoo!ブログ)

フキノトウ(10)後期-雌の小花-超マクロ写真-

2008-04-22 20:39:21 | Weblog
フキノトウ(後期:とうが立った状態)の雌の小花の超マクロ写真です。画面の長い方がおよそ4ミリです。既に受粉した状態です。この段階では外観は受粉前のそんなに変わりません。綿毛ができて種を飛ばすようになると外観は一変することを,数回後にはお見せできるでしょう。
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フキノトウ(9)後期-雌の小花-超マクロ写真-

2008-04-21 14:31:25 | Weblog
フキノトウも雌の小花の束(頭花)が伸びて,いわゆる”とうが立った”状態になりました。既に生殖活動は終わった雌の小花をほぼ真上から撮りました。雌しべの先端(柱頭)の形は以前とほぼ同じです。
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フキノトウ(7)雌の小花-超マクロ写真-

2008-04-21 14:13:53 | Weblog
フキノトウの雌の小花はダミーの雄の小花を取り囲むように約60本生えています。この雄の小花を1本取り出してパノラマ写真を撮りました。3枚撮影して合成しています。1本の小花の根元にはモジャモジャとひげが生えており,花柱は3段にわたって成長しています。
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フキノトウ(6)ダミーの雄花の小花-超マクロ写真-

2008-04-21 13:56:58 | Weblog
フキノトウの雌花の中にあるダミーの雄花の小花を取り出して撮影しました。蜜を分泌して虫を誘引しますが自らの生殖能力はないという,可哀想な存在です。
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関連ブログ:高分子-ミクロの世界-

フキノトウ(5)雌花と雄花-超マクロ写真-

2008-04-18 09:51:33 | Weblog
 フキノトウの雌花の断面写真です。多数の細長いのは雌の小花です。その中に背の低い雄の小花が1本見えます。雄の小花は蜜は出しますが生殖能力はないダミーです。星型の花弁の中から生えており,見た目は雌花より立派です。これはもちろん虫たちを誘引するためです。
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フキノトウ(4)雌花の中の雄花-超マクロ写真-

2008-04-18 09:41:34 | Weblog
 フキは雌雄異株の植物でその花がフキノトウです。このシリーズでは雌花について説明しています。雌花は60本もある雌しべが周辺に伸びており,中心付近には雄花の小花のダミーがあり,虫たちを引き寄せています。この写真はそれにフォーカスして撮影した写真です。ダミーの雄花は2本あり密を出します。雄花の高さは雌花より低いので,雄花に達するまでに周辺の雌花に運んできた花粉を受粉させることになります。
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フキノトウ(3)雌花-超マクロ写真-

2008-04-16 14:53:21 | Weblog
 フキノトウの雌の小花を真横から撮った写真です。雌の小花はざっと数えたところ60本でした。雌花の先端は上から見ると小判型ですが中央で折れており,横から見るとY字型に見えます。両手で花粉を受けるような形です。
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フキノトウ(2)雌花-超マクロ写真-

2008-04-16 14:49:14 | Weblog
 フキノトウの雌花について説明します。先ず,数十本の細長い小花(雌しべ)が集まって束になり「頭花」を構成します。「頭花」はさらに十数本集まって雌花の全体を構成しています。
 写真は1個の「頭花」の全体を真上から撮影したものです。周辺にたくさん見えるのは雌の小花(雌しべ)です。中央部の左右に2個のぼんやりした丸いものが見えますが,これは雄花の小花のダミーです。雌の小花は花粉も蜜も出さないので虫にとっては魅力的な存在ではありません。そこで雄花の小花は虫を引き寄せるためのダミーとして混じっているのです。この雄花は蜜を出すので虫がよってきますが,生殖能力はありません。次の本を参考にしました。
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参考:したたかな植物たち:多田多恵子(SCC)
関連ブログ:高分子-ミクロの世界-”Yahoo!ブログ”