生物の形-ポリ亭のマクロ・顕微鏡写真-

 身近な動植物のマクロ写真や顕微鏡を用いて撮るミクロ写真を載せていきます。「生物の形」を気楽に楽しんでいきたいものです。

フキノトウ(16)綿毛形成期-超マクロ写真-

2008-04-24 10:08:32 | Weblog
◆ フキノトウの綿毛が種子を運んで飛び去った後の胚珠の写真です。はげ山のようになってしまいましたが,種子を成長させ外に飛び出させるという大切なお役目を果たした姿です。表面には種子が綿毛とともに抜けていった痕跡が沢山見えます。
◆ 注意して見ますと沢山の突起が見えます。この突起は種子の根元に突き刺さっていたものです。種子が成熟するにつれてこの突起は収縮し,種子が綿毛とともに飛んで行き易い状態になると考えてよいでしょう。
ミクロラボΠ(パイ) ポリ亭



フキノトウ(15)綿毛形成期-超マクロ写真-

2008-04-24 09:57:26 | Weblog
 フキノトウの綿毛(種子)の成長期の写真です。全体の写真で示した(B)の段階の写真です。種子はまだほっそりとしており,前回の写真と比べると未成熟の状態であることが分かります。成熟するとちょっと触れただけで胚珠から取れてしまいますが,この段階ではまだしっかりとくっついています。
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フキノトウ(14)綿毛形成期-超マクロ写真-

2008-04-24 09:47:25 | Weblog
◆ 前回の成熟した種子の上部の写真です。沢山の白色の綿毛が種子の天辺から成長しています。四方八方ひろがっている綿毛はそのままではフォーカス困難ですから,スライドガラスで押さえ込んで撮りました。これは20倍で撮影した超マクロ写真です。画面の横の長さが4ミリくらいです。そのうち,この綿毛を数百倍の顕微鏡で眺めてみましょう。
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フキノトウ(13)綿毛形成期-超マクロ写真-

2008-04-24 09:37:43 | Weblog
◆ 前回の写真[フキノトウの雌花の全体像]で分かりますように,トウの中で種子とそれにくっついている綿毛がどんどん成長していきます。十分種子が成長すると基部から離れ,風に乗って飛んでいきます。これが(C)の段階です。
◆ 今回はフキノトウの成熟した種子の超マクロ写真です。上部には多数の綿毛がついており,風に乗って遠くに運ぶ役割を担っています。根元は急にくびれて細くなっていますが,中は空洞になっており,胚珠からでている突起に刺さっています。成熟すると突起から容易にはずれて風に乗って飛んでいきます。
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