タジティーの旅行日記

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南九州の旅③(大隅半島)

2008年08月25日 17時06分13秒 | タジティーの旅行記(特集)

今日の関東は、またまた雨。肌寒い日が続きます。気温も22度前後でしょうか。早く青い空がみたいなと思う今日この頃です。

8月11日(月)


山川港近くの「くり屋旅館」を早めに出た私たちは、山川根占フェリーの乗船場に向かいました。雨の降っていなかった「くり屋旅館」から車でわずか数分しか離れていないのに、こちらは滝のような雨。今年の夏はスコールのような熱帯性の降雨が多いですね。
雨が小降りになってきたところで、乗船手続きをしに行きました。

今回乗船したのは、山川根占フェリー(鹿児島交通)「ぶーげんびりあ」号です。指宿市山川港と南大隅町根占港を50分で結びます。第1便(8時発)のフェリーに乗船しました。

海上(錦江湾)はおだやか。でも開聞岳は雲に隠れたまま。
根占港に着き、大隅半島に上陸。国道269号線を佐多方面に南下します。

途中、台場公園の薩英戦争砲台跡に立ち寄りました。生麦事件を発端に、イギリスと戦争をするなんて、薩摩もすごいことをしたものです。
根占港から1時間ちょっとで佐多岬に到着。佐多岬を訪れるのは2回目。およそ20年ぶりになります。

佐多岬ロードパーク(有料道路)は、今は無料になっていた。北緯31度線が横切ります。

駐車場の近くには、本土最南端の公衆電話が・・・・。

大きなガジュマルの木もありました。ここまでくると生えている植物が全然違います。

佐多岬へは駐車場の前にあるトンネルを通っていきます。入り口で300円払います。

途中の神社の参道の樹木は、もはや日本という感じがしませんね。
さらに歩いていくと・・・・・。

佐多岬の展望台が見えてきました。本土最南端ももう少しです。

ようやく到着しました。本土最南端。佐多岬灯台はこの奥です。険しい道が続くので灯台までは行けません。

望遠レンズで撮影した佐多岬灯台です。ここが正真正銘の本土最南端ですね。
佐多岬展望台は、かなり老朽化が進んでいて、お金をさらに払ってまで、登る気にもなりませんでした。

展望台のすぐ下からは、こんなにすばらしい景色が・・・。開聞岳はやはり雲に隠れていた・・・・・・。
佐多岬を後にして、大隅半島の山間部へ。

佐多岬からわずかな距離なのに、酪農地帯が広がります。20年前にも訪れましたが、風力発電の風車はありませんでした。お昼はこの酪農地帯で育てられた豚をいただきました。さたでいランドという施設のレストランでお昼を食べました。

本土最南端ならぬ、本土最南豚!!周りの牧場で育てられた豚です。本土最南豚の野菜炒め定食をいただきました。お肉がとても柔らかくておいしかったです。

さたでいランドからは薩摩半島や錦江湾の景色がよく見えました。またまた登場開聞岳。おっ。今度はかなり見えてみますね。
県道68号線を北上し、錦江町内に入ったところで国道448号線を内之浦方面に進みます。

20年前に訪れたときよりも道がものすごく良くなっていてびっくり。遠いというイメージのあった内之浦(肝属郡肝付町内之浦)もあっという間に着いてしまいました。
内之浦といえば、内之浦宇宙空間観測所。国産ローケットを数多く宇宙に送り出している場所として有名です。今は、ほとんど種子島宇宙センターの方が多いようですが・・・・・。

ロケットの発射設備です。錆び付いてしまっていて、今は使われているのかどうか・・・。

ロケットの展示もありました。奥の建物は宇宙空間観測所の建物でしょうか。静かで誰もいないような感じでしたが、発射台の周りをうろちょろしていると、場内放送が・・・・。ちゃんと人がいて働いていたのですね(笑)資料センターも見学できたようですが、時間がないので先に進みます。

内之浦から高山(こうやま)に抜ける立派なトンネルを抜けて、かつては県内第二の都市とまで言われた鹿屋市へ。その後504号線を通って霧島市方面へ。鹿児島空港からほど近い、妙見温泉に向かいました。11日の宿「おりはし旅館(日本秘湯を守る会)」があるところです。
山川根占フェリーの一便に乗れたおかげで、大隅半島を効率よくまわることができました。
(つづく)