昨日の夕方、義父が新聞の包みを「ほれ、イノシシをもらった。」と差し出しました。


「はあ?何言ってるの?どこで誰から?」と聞くと、「あの、ほれ 、あっこの山の人の・・あんなとこにもイノシシが出るだなぁ。」と訳の分からない返事。
88歳の義父、認知症ではないけど 最近は今まで以上に言葉が出てきません。体は鉄人爺さんですから凄く丈夫ですが、耳は遠くなり目も悪くなり・・。
まあ、義父の事はともかく。要するに竹を切らせてもらっている山の管理人さんがイノシシの肉をくれたんです。三ヶ根山の麓にもイノシシがいるんだなぁ。

ちょっと生々しい写真ですが。
イノシシの肉なんて調理した事が無いよ。15年くらい前に奥三河の旅館で牡丹鍋ば食べた事あるけど。
新聞紙を開けた途端、獣臭さが広がりました。
義父が「匂いがきついで よく洗って味噌で煮るといいぜ。」と言いましたが 、なんでも味噌で食べたがる義父、信用度ゼロ(笑)
ネットで調べまくり下処理をしました。
塩水で何度も洗い、日本酒に浸けて一晩置き、ヨーグルトを塗って3時間ほど置きました。それを薄切りして生姜とニンニク、醤油、みりんで味付け。フライパンで焼いてみました。

下処理に時間をかけたせいか、臭みはほとんど感じません。もらった時のかたまりの獣臭さは無くなりました。
やはり歯ごたえがありますねー。消して柔らかくは無い。豚肉よりも味が濃い気がする。
家族は「わりと旨い。」と好評。歯の悪い父母はイマイチみたいだけど。
でも、やはりジビエは自分で調理するのじゃなくお店で食べたいなと改めて思いますわ。下ごしらえがめんどくさい・・笑。