第39回旅行将棋大会を秩父で満喫(2017年)
期日: 9月29日(金)~9/30日(土)
場所: 埼玉県秩父小鹿野温泉旅館「梁山泊」
参加者: 24名
ふじみ野支部の旅行将棋大会も今年で39回目となった。
昨年に引き続き秩父小鹿野温泉旅館「梁山泊」にお世話になった。
建物が若干古いところもあるが温泉と食事とサービスとコストパフォー
マンスが評判でリピーターも多いようだ。
特に埼玉県内で平日15名以上の団体はバスを無料で出して頂ける点が
魅力である。(ただし、シーズンオフに限る)
また、前回同様、プランは1泊4食(昼食2回付)でお願いした。
(1日目のお昼は「カレーライス(サラダ付き)」、2日目のお昼は
「釜飯の定食」)
参加者は昨年の23名に対し、今年は24名と1名の増であった。
今回の旅行将棋大会には吉田正志氏と増田 満氏が初参加して頂いた。
9/29(金)の9時00分に旅館「梁山泊」のマイクロバスで、ふじみ野市
「大井中央公民館」から「ふじみ野駅」を経由して出発。
「川越IC」~「花園IC」間を高速で移動することにより、現地に
2時間弱で到着可能となる。そこに寄居の「川の博物館」と長瀞の
「岩畳」の観光を組み入れた。
観光はお陰様で皆様のご協力により、ほぼ予定通り進み、順調に
「川の博物館」と「岩畳」を回ることができた。
日頃の皆様の行いにより天気も非常に良かったのは幸いであった。
<観光風景>
埼玉県立「川の博物館」は時間の関係で本館のみの見学となった。
ここは「荒川と人々の暮らしの関わり」を紹介している。また本館近くに
ミニ水族館もあり大人も子供も楽しめる博物館である。(写真撮影可)






荒川の源流域から東京湾まで173kmの地形を1000分の1に縮尺した
日本一の大模型 ↑


次に訪れたのが有名な長瀞の「岩畳」である。まずは全員で記念撮影 ↓



観光を終え、予定通りマイクロバスで旅館に12時20分頃に到着した。
<昼食(1日目)>
1Fの対局場に荷物を置き、レストランで、まずは昼食。
今回も昼食はカレーライス(サラダ付き)を頼んだ。
<組別リーグ戦(1日目)>
13時より過去の成績を参考にA、B1、B2、Cクラスを6人づつに別け
各クラスで抽選を行い枠順番を決定し、組別リーグ戦を2回戦まで戦った。
(続きは2日目に残り3局を行う2日制)
組別リーグ戦クラス分け
A: 玉谷浩太郎、生沼正英、江口邦友、阿部正義、吉田正志、中村匡志
B1:水崎敏雄、増田 満、斉藤 博、平井 勝、長山 猛、鈴木宗次
B2:入江建久、星 速雄、百地秀夫、石田善明、須永五男、三田 敏
C: 古奈秀明、金野晃平、石田哲夫、藤田淳生、宮内政雄、北井明治
<対局風景>







皆さん、真剣に将棋に打ち込んでいる様子が良くわかる。 ↑
また、旅館のうれしい気遣いで、対局場に飲み物のお茶を用意して頂いた。
<自由時間>
15:00に2回戦までの対局を終了して17:30までの自由時間で温泉や
練習将棋を楽しんだ。
旅館の小鹿野温泉大竜寺源泉は天然温泉で全国的にも珍しいきわめて高い
アルカリイオン泉で美肌作用があり、お肌もつるつるになり美容効果抜群
とのこと。メタホウ酸イオン、メタケイ酸水素イオンも含まれる温泉。
総大理石造りのゆったりとした湯量豊富な温泉で24時間入浴できる。
内湯には10名ほど、露天風呂には6~7名ほど入れる広さがある。
16時頃お風呂に行ってみたが空いていてほぼ我が会が独占し温泉の湯を
楽しんでいた。
<宴会とカラオケ>
17:30~19:00までが宴会時間。
今回の宴会料理も「和牛の陶板焼と猪鍋」プランを選んだ。品数も多く
味もよく充実した内容だった。最後に出たお蕎麦とデザートもおいしく
頂いた。
「和牛の陶板焼と猪鍋」コース ↓


天ぷらと茶碗蒸し ↑ その他にお蕎麦とデザートがあり。

当支部は歌の上手な方が多く、後半はカラオケで盛り上がった。↑
<駒落ちトーナメント戦>
19:00よりいよいよ始まる「駒落ちトーナメント戦」。
持ち時間は20分切れ負けで、手合いは1段差が香落ち、2段差が角落ち
3段差が飛車落ちと上手に厳しいルールとなっている。
ただし、下手が平手を希望する時は平手(先手)となる。
1回負けても敗者組の3位決定トーナメント戦に参加できるシステムである。
お酒も入り、持ち時間も短いため「二歩」や「時間切れ」なども出やすい
酔いがさめるようなスリル満点の勝負が展開される本大会である。


本戦トーナメントのベスト8以降の対戦は下記の通り。
(段位は駒落ちトーナメント用)
準々決勝
中村匡志(五) ◯ー✕ 水崎敏雄(四)
吉田正志(四) ◯ー✕ 斉藤 博(二)
平井 勝(三) ◯ー✕ 星 速雄(三)
古奈秀明(二) ◯ー✕ 鈴木宗次(三)
準決勝
吉田正志(四) ◯ー✕ 中村匡志(五) 平手
平井 勝(三) ◯ー✕ 古奈秀明(二)
決勝
吉田正志(四) ◯ー✕ 平井 勝(三)
3位決定戦
中村匡志(五) ◯ー✕ 古奈秀明(二)

駒落ちトーナメントの決勝戦 ↑
3位決定トーナメント戦(初戦敗者組)
準決勝
長山 猛(三) ◯ー✕ 須永五男(三)
阿部正義(三) ◯ー✕ 石田善明(二)
決勝
阿部正義(三) ◯ー✕ 長山 猛(三)
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駒落ち戦入賞者
優勝:吉田正志(四) 準優勝:平井 勝(三)
3位:中村匡志(五) 阿部正義(三)
入賞された皆様、おめでとうございます。
<明朝の温泉>
朝5:00に目が覚め、24時間入浴可能な温泉なので1人でお風呂に行く。
さすがにこの時間は誰もいなかった。外は寒く、露天風呂に5分程と
内湯に15分ほどゆっくり入っていた。ゆっくり入る温泉は本当に最高
ですね。出るころに我が会の皆さんがお風呂に入ってきた。
部屋に帰るとまだ熟睡中の方もおられたので静かに過ごしていた。
そのうち玄関前の喫煙所に玉谷氏と水崎氏がおられたので生沼氏と
写真を撮りに行く。 ↓

<朝食>
朝7:00より朝食(和食)。
テーブルの上で目玉焼きを焼いて食べるスタイルで、人によってはハムも
一緒に入れハムエッグにしたり、焼き魚を一緒に入れ温めて食べたり
個人個人の工夫をこらしてやっていた。
食後にホットコーヒーを頂き、ゆっくり食事を楽しめた。 ↓

<組別リーグ戦(2日目)>
昨日に引き続き8:00より対局会場で第3局~第5局までを戦った。
昨日の負けを挽回した方、勝ちを続けた方、勝ち星を落とした方と
いろいろでした。
今回の組別リーグ戦は珍しく、3すくみ等による恒例の駒振りがなかった。
<第4回 駒振り名人戦>
第1回の駒振り名人は北井氏、おまけ名人は阿部氏。
第2回の駒振り名人は鈴木氏、おまけ名人は岩崎氏と北井氏。
第3回の駒振り名人は宮内氏、おまけ名人は藤田氏と阿部氏。
「第4回 駒振り名人戦」を「組別リーグ戦」のA、B1、B2、Cクラスで
予選を実施し各クラスより1名の代表を選出した。
各クラスの予選通過者は江口氏、鈴木氏、三田氏、宮内氏の4名。
続いて、代表4名により名人決定戦を行い、三田 敏氏が第4回の駒振り
名人に決定した。
おまけ駒振り名人戦
時間に多少余裕があるため「おまけ駒振り名人戦」を三田氏以外の全員で
実施。優勝は石田善明氏となる。さらに、三田氏と石田(善)氏を除き
おまけ駒振り名人戦2回目を実施。優勝は生沼正英氏となる。
2名には敢闘賞を贈呈することになった。
入賞された皆様、たいへんおめでとうございます。
ふじみ野支部の駒振り規定
①歩を9枚振り、表の数が多い者が勝者。
②重なった駒はカウントします。
③立った駒、振り場から、はみ出た駒はカウントしない。
④同点の時は再度、駒振りを行う。
<大会結果>

<表彰式>
11:30頃から表彰式を行った。入賞者の皆様は下記の通り。
駒落ちトーナメント戦 (段位は駒落ち対応の段位)
左から 準優勝 平井 勝四段 優勝 吉田 正志四段
3位 中村 匡志五段 3位 阿部 正義三段

組別リーグ戦
Aクラス
左から 準優勝 中村 匡志氏 優勝 吉田 正志氏
3位 生沼 正英氏 ↓

B1クラス
左から 準優勝 水崎 敏雄氏 優勝 増田 満氏
3位 平井 勝氏 ↓

B2クラス
左から 準優勝 三田 敏氏 優勝 入江 建久氏
3位 須永 五男氏 ↓

Cクラス
左から 準優勝 金野 晃平氏 優勝 古奈 秀明氏
3位 北井 明治氏 ↓

第4回 駒振り名人戦
駒振り名人 三田 敏氏(中央)
おまけ駒振り名人 生沼 正英氏(左)と石田 善明氏(右) ↓

今回の旅行将棋大会で賞品から漏れた方には「敢闘賞」が贈られた。
さらに全員に秩父のお土産を1つづつ参加賞として配られた。
また、今回の写真を会費で皆さんに配るのでお楽しみに!
<旅館前で写真撮影>
11:40頃に「梁山泊」の玄関前で記念の集合写真を撮影! ↓

<昼食(2日目)>
12:00より最後の昼食として釜飯セットを食べた。(下記の写真)
<帰りのバス>
12:40頃に梁山泊を出発し、近くの秩父錦「酒づくりの森」でお土産を
買うために立ち寄った。お酒、お菓子、漬物などの他にいろいろな
お土産がある。今回は高速に乗る前に寄居の道の駅にも立ち寄った。
バスは高速を使い順調に地元のふじみ野市に入り、「ふじみ野駅」経由
「大井中央公民館」に到着。(15:20頃に到着、所要時間 2時間40分)
何事もなく無事にふじみ野支部の「旅行将棋大会」が終了し、参加された
皆さんと一緒に充分楽しむことができた思う。
ご参加頂いた皆様、たいへんにお疲れさまでした。
来年の「旅行将棋大会」にまた多くの方が参加されることを心からお待ち
しております。
支部長 中村 匡志