友人が貸してくれた本3冊。さすがに内館さんの毒舌観察がするどく
おもしろくていっき読み。「終った人」も「すぐ死ぬんだから」
もH27年~28年に発行されました。
団塊世代はすでに「終わってから10年」くらいたっていますよね。
「すぐ死ぬんだから」は78歳の女性がヒロインです。
帯には「年を取ったら見た目ファースト」とあります。
最近私の周りの70代女性は元気な方が多いので口癖は「すぐ死ぬ」
ではなく「なかなか死ねないのだから」に変わっています。
これから先の長そうな人生をどう生きる?は大事なテーマです。
さて、結論からいうと「自立しましょう」ということになりますが、
この表紙のみなさんのような背中にリュックのイメージで生きて
いくのか、草笛光子さん的なシニア(若干無理がある?)を目指すのか、
を内館さんは問うています。
あなたはどっちを目指しますか。
ちなみに友人は貸してくれたもう一冊は、石田衣良「再生」です。
12の物語の登場人物は等身大、身近な人々の人生ストーリー。
平凡なんだけど、どの人もかけがえのない小説の種を持っている、
大切な「種」ですね。