今日の撮影中に心臓が止まりそうなくらいビックリしたことがあった。
この写真の右側は普通の木なんだけど、問題は左側。
何故かグレーのスプレーのようなもので塗られたような跡。
横位置のこの写真ではわかりにくいかもしれないけど、一番下のほうから3メートルくらいの高さまで、この状態。
ところどころ塗料のようなものが削れて、木の皮の中が見えている。
そして左側は右側の表面と違って、変に丸みを帯びたラインが気持ち悪い。
いきなりこんな予測不能なものが目に飛び込んでくると、一瞬ホントにドキッとする。
もちろんF4で何枚か撮ったけど、モノクロフィルムよりさすがにこの事態を説明するにはカラーしかない。
衝撃的な違和感。
話は変わって、今日行った淀橋の由来。
新宿区と中野区の区境を神田川が流れている。
川沿いは高田馬場のほうまでずっとジョギングコースになっていて、今日そのあたりを少し歩いた。
そこで地名の由来のような看板があって、それを読んでたら前半は詳しくは忘れたけど、欲にかられた中野の名士が、川に死体を流したりしたことから、非常によろしくない名前で呼ばれていて、家光さんがそれは不吉だから淀川の淀を取って、淀橋にしなさいと改名したらしい。
このあたりから見える西新宿の高層ビルが並ぶ風景を、家光が見たら何と言うだろう。
ここまで日本が発展したことに、あっぱれと言うだろうか?
それともこんな趣のない風景になってしまったことを、嘆き悲しむだろうか?
今日の撮影はムダに終わったかもしれないけど、そんなことを考えていたり、ビックリさせられたり、やっぱりカメラ持ってぶらぶらスナップするのは楽しい。