旅するはらっぱ~日々旅日記

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各地の各智を旅する、

はらみづほの旅日記です。

●2012年・新春ダイアリー③ 交流エネルギー≪野口種苗・野口勲さん≫

2012年01月12日 | にっぽん旅
帰省していた埼玉から、久しぶりに雪の札幌に戻ってきました。

今年お目にかかった方々の情報を、取り急ぎダイジェストでお知らせします。

このブログを通して、素晴らしい方々の存在と活動を、
少しでも広くお知らせしたい!と思っています。


ビオプラス西條デザインの西條さんから
「埼玉にいるなら会いに行ってみては?」 と情報をいただき、
さっそく訪問した野口種苗の野口勲さん。


現代農業の大半を占める「F1種

(自家採種できず毎回タネを買わなくてはならない人工種)」ではなく、
その土地で採種され命をつないできた在来種
を全国から集めインターネット販売している野口さんにお目にかかり、
短い時間でしたが、お話してきました。

(情報をくださった西條さんに感謝!)


イロイロお聴きした中で最も衝撃的だったのは、

「今、イギリスやフランスでは、在来種の販売が禁止されている」

という話。

◆私 「えっ?!禁止されてるんですか???」

◆野口さん
  「そうです。自分のところで育てるだけなら罰せられないが、
   その種を販売してはいけないという法律ができてしまったので、
   ウチみたいな商売をすると牢屋に入れられてしまうんですよ」

◆私 「なんでそんなことに…?!」

◆野口さん
  「お金のためでしょうね。
   種を支配すれば、永遠に儲けられますから

◆私 「うわ~ モンサント みたい!
   そういうヒドイことしてるのって、アメリカだけじゃなかったんですね!
   フランスなんて、農業大国なのに……」

◆野口さん
  「アメリカにはまだ、
   在来種の販売について禁止する法律は、できていないんですよ。
   まぁ、遺伝子組み換えの問題はありますけどね。

   まぁ、日本も今のうちですよ。
   そのうちウチみたいな商売は許されなくなる。

   だから私は今のうちにできる限り
   在来種を各地に広めておきたくて、
必死でがんばってるんです。

   今は、オーガニック農家さんも含め、農業も、家庭菜園も、
   ほぼ100% F1種ですからね、非常に危ない状況ですよ。


   だけど、少しでも多くの固定種が各地に生きていれば、
   種を取って増やし続けられますからね」


種の問題は、食料の問題であり、
社会のしくみや環境を大きく左右する、いのちの問題


以前 少しだけ勉強したことがありましたが、
もっともっと知って関わる必要があると痛感しました。

野口さんの著書 「タネが危ない」、ぜひ読んでみたいです。



(新春ダイアリー④ 交流エネルギー ≪大田尭さん≫ につづく……)



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