MARUMUSHI

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『SUCIDE SQUAD』。

2016-09-30 07:36:19 | 映画日記
#SUCIDE SQUAD


『SUCIDE SQUAD』を観てきた。

ジョーカーのイかれた感じと、ハーレイの可愛さを楽しむ映画。

それ以外はなんか、イマイチやなぁ。。。
キャラクターは全員すごいんやけど。悪人には悪人の倫理観があるんかな?仮初の仲間の不幸を慰めるとか、ちょっと萎えるなぁ。

作品から読み取れることもある。
アメリカの映画はそのまま世相を反映させる、と聞いたことがあるけど、この作品はそれに当たる。悪と善の区別がはっきりしなくなってきて、その場その場でコロコロと変わってしまう。それは悪いことだとは思わないけれど、国としてみた時には致命的な統率不能状態ともいえる。
バットマンは基本的に正義のヒーロー。でも、スーパーマンを追っ払っちゃったり、今作でも色々と暗躍している。でもそれはあくまでも街のため、という大義名分があってこそ。それがなければ、アマンダ・ウォラーを含め『SUCIDE SQUAD』の誰よりも私利私欲で動く悪と見ることも出来る。
何が悪で善かは相対的に決まるもの。『SUCIDE SQUAD』の面々も今回は正義だった、というだけのこと。

そんな中で、常に、何があっても、絶対悪なのが、ジョーカー。
この世の全てはジョークに過ぎない。たぶん、彼が死ぬときでもそれは最高のジョークなのだと思う。
これと思った相手の弱いところ、刺激のしどころを瞬時に見分け、それをジワジワと膨らませていく。どんな正義でも彼の前では無意味。正義なら悪の部分を、悪なら善の部分を膨らませていく。
そして、相手は自分のジョークで笑い出す。

出番はそれほど多くないけれど、ジョーカーの存在は見所だと思う。


それにしても今作のハーレイと『KICK ASS』のヒット・ガールは萌えるなぁ。。。



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