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『CYBORG 009 CALL OF JUSTICE 第二章』。

2016-12-03 23:59:30 | 映画日記
『CYBORG 009 CALL OF JUSTICE 第二章』を観てきた。

面白くなってきた。

バトル漫画でよく言われる、力のインフレーション。
主人公が強くなればなるほど、敵の力も強くなっていかなければならない。だがそうなると後半は強さが膨れ上がってしまう。
これは実際の国家間軍力でも起こっていることで、軍事力が膨れ上がり、核兵器ですら戦いの抑止力になっていない。
力を拮抗させることで平和を保っている今。それは平和なのか?

平和を希求するのなら、本当は力など持たない方がいい。
力を使わない平和。
それは素晴らしいものだ。
呆れるほどに。

力を持ち、常にその力に迷いながら、それでも守るもののためにその力を使う。
暴力とも自衛とも抑止力とも違う力の使い方。
平和のために使う力。
009 ; 島村ジョーは常に迷っている。そして迷いながらその力を使う。
00ナンバーサイボーグの力はそれぞれ強大すぎるが故、彼らは常に自分の力を使う前に躊躇いを持つ。

人は有史以前から奪い合い、殺し合いを続けてきた。
それは今も続いていて、この平和な日本でさえその戦争の上に立脚している。
でも、少しずつ本当に少しずつだけれど、人は成長しているはずだ。
力ではない平和を考える所まで来たはずだ。
その平和を強制的に作ろうとし、与えられた力を使うブレスドたち。彼らの考えは本当に間違っているんだろうか。
人が望むべき平和を一気に実現するブレスドたちの力。
人が望むべき平和を守る00ナンバーサイボーグの力。
僕は最終章を見終わったあとに、一体何を思うんだろう?



003 ; フランソワーズが可愛く見えてきた。


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