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MARUMUSHI

映画とかTwitterとかとか。

『魔法使いの嫁 星待つひと【前編】』。

2016-08-15 21:32:04 | 映画日記
#まほよめ
『魔法使いの嫁 星待つひと【前編】』を観てきた。

ヤマザキコレさんの作品は、『フラウ・ファウスト』を単行本で読んでるけども、『魔法使いの嫁』は読んでない。
でも、原作に沿ってないらしいね、この『魔法使いの嫁 星待つひと』は。
チセとエリアス。両方とも可愛いキャラだねぇ。

チセの幼少期の物語。たぶん、まだ自分の能力を上手く扱えてないんやろうな。
魔法の世界に踏み込んでいく。その手前で物語は終わる。ちょっと不完全燃焼すぎな気がする終わり方。
で、残りの半分ぐらいはメイキングになっている。

作品自体はとても面白い。
中編は少し先の来年2月の公開。
今からとても楽しみ。



『いしぶみ』。

2016-08-15 20:27:06 | 映画日記
#いしぶみ
『いしぶみ』を観てきた。

1945年8月6日。ヒロシマが生まれた日。
直径70 cm、長さ3 mの爆弾一個で11月までに13万人が命を落とした。
ピンとこないかもしれない。
東京都青梅市、武蔵野市。
大阪府門真市、箕面市。
この四つの市はいずれも人口約13万人。
たった一個で、これらの市から人がいなくなったと考えてもらうと、ちょっとは分かりやすい。

この作品は朗読で成っている。
朗読者は綾瀬はるかさん。
彼女の大叔母(祖母の姉)は原爆で死んでいる。遺体は見つかっていないそうだ。
彼女がこの作品に関わったことは運命か?いや、そんなことはないだろう。彼女の声はよく透る、綺麗な声だ。女優としての能力をかわれたから、朗読者に選ばれた。
それに、広島で古い親族が原爆で命を落としているなんてごまんといると思う。
なにせ13万人が死んだのだから。

この物語は、建物疎開中に被爆し亡くなった6~13歳ぐらいの少年たちの言葉や周囲の証言、親類の言葉から出来ている。
戦争を集団として語ることは簡単だ。教科書に書けば良い。でも、戦争は一人ひとりで違う。見たものも感じたものも、彼らが魂に焼き付けたものは唯一無二だ。そして、それを語られる作品は少ないと思う。

71年前の出来事をいつまでも忘れないでいることが良いことなのか?
71年前の出来事を政治に政争の具に使って良いのだろうか?
あの時代を真の意味での碑として、動かず、静かにそこにあるものにするべきときが来ているように思う。



2016年08月14日のつぶやき

2016-08-15 00:00:00 | twitter