※ここで書いてることを真似て、どうなっても知らんぞー!!
がぉ~(((ノ`O´)ノ
<状態>
ヤフオクで落札。50mmの標準レンズが付属。
キレイ。概ね問題なし。
この機種によく見られるというプリズム腐食、巻き上げ不良もなし。
モルトもまぁまぁで、このまま使えそうやけども、モルト劣化に伴うプリズム腐食を予防しておきたい。
<参考文献>
ジャンクカメラの分解と組み立てに挑戦!, 水滸堂ジャンクカメラ研究室
<メンテナンス>
①参考文献に書いてあるとおり、まずはフィルム巻き上げノブを外す。
早速、トラブル発生。
爪がパキッた。。。
経年による疲労なのか、そもそも材質として脆いのかは分からんけど、初めての経験でアタフタ。
アタヾ(・・;)ノヾ(;・・)ノフタ
とりあえず、アロンアルファでくっつけておいて、次に進む。
②軍艦部を取り去るとこんな風になってる。プリズムをモルト越しにバネで押さえつけてある。幸い、モルトはまだ何とかなってるけど、ちょっとベタベタとしてきてる。もう、それほど長くは持たんやろう。換えとく方が良策。
問題は、もう一度新品モルトにしても、時間が経つと結局同じ。ウレタン樹脂である以上、加水分解は避けられない。
そこで、一工夫。素材を変えてみちゃえ。ということで、フェルト生地(ポリエステル)にしてみる。
ま、ポリエステルも加水分解はするけど、酸か塩基条件で且つある程度高温で起こる現象やし。ここで使う分では、問題はなかろう。
上が古いモルト、下が新しく切り出したフェルト。取り付けて終わり。
③後は、サクサクと組み立てなおして完了。。。
じゃなかった。①でパキッと逝ってしまったフィルム巻き上げの爪。フィルムを巻き上げるには片爪で問題ないんやけど、この爪は、フィルム室を開ける時の引っかかりとしても使われてるので、多少の強度が要る。
残念ながらアロンアルファでは、この小さい接着面を支える強度が無い。
もうちょっと強度の強い二液混合タイプのエポキシ接着剤も使ってみた。なかなか強力で最初は問題なかったんやけども、これも何回目かで取れてしまう。
本格的にアワワ ヽ(´Д`;≡;´Д`)丿 アワワ 。
④そこで以前やった
エポキシパテを使った部品再生を思い出す。とはいえ、結局エポキシ接着剤と材質は同じ。結果は一緒やろう。
でも、接着して元に戻すよりも、再生するという方向は良いんでは?と思いつつ、ホビーショップで色々探してみると、
型取りくんとペアで使う
プラリペアという商品を発見!結構、使用例を見る限り強度もありそうやし、1570円とちょっと高いけど(僕、今かなり貧乏になってます。。。深刻)、OM-1は見捨てるには惜しいし、他の用途でも使えそう。
ということで買ってきてみる。
ホームページでは、”ほーら、簡単でしょう?”っていう調子でムービー紹介されてるけど、意外と難しかった。。。4回失敗の後、再生できた!!
白い部分が再生したところ。
⑤ようやく組上げ完了。
まだ、どこまで持つかは不明やけども、今のところは問題なしや。この部品再生法は強力なツールやな。
とりあえず、OM-1再生完了。