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MARUMUSHI

映画とかTwitterとかとか。

『パコと魔法の絵本』、『おくりびと』。

2008-09-20 22:54:49 | 映画日記
『パコと魔法の絵本』、『おくりびと』をダブルヘッダーで観賞。
どっちも、良い映画。
涙、涙。。。

『パコと魔法の絵本』は映画自体が絵本みたいになっていて、色鮮やかな映像がたくさん見られる。
舞台脚本を多く手がけている、後藤ひろひとが原作を書いてるし、もともと舞台用の作品だったらしいせいか、映画もどっちかと言えば舞台を見てるような気分になる。
もちろん、舞台では出来ない、CGがふんだんに盛込まれているので、より絵本っぽさが出ていると思う。
アヤカ ウィルソンがとってもカワイイ。
人は、ほかの誰かの心に何かを残すために、生きている。
観たい映画に迷ったら、この作品は絶対満足できる映画やと思う。
笑えるし、泣ける!


あー、それにしても【Piper】は、『発熱!猿人ショー』をもう一回やってくれへんかなぁ。。。シュールで面白いテレビやったのに。。。




『おくりびと』はモントリオール映画祭でも高く評価された作品。
納棺士という職業を描いた作品。
冠婚葬祭をモチーフにした邦画は、『お墓がない』とか『本日はお日柄も良く、ご愁傷様』、『寝ずの番』など色々あるけれど、いずれにしてもコメディータッチに描いていて、真っ向から葬儀を扱った作品は珍しいような気がする。
人の死、それも最後の納棺という場面を題材にするのは、よっぽど気をつけないと映画が観れたもんじゃないぐらい暗くなってしまう。
『おくりびと』では、要所要所に笑いを入れつつも、全体として物静かで、厳かで、それでいて凛とした雰囲気を絶やさないように出来ている。
いや、泣いた泣いた。
死者を弔う、という行動は、人間だけが持つ特別な行動だと思う。
だから、死者を綺麗にして送り出すことと、送り出されることは非常に重要なことなのだ。




それにしても、いい映画を2本観れたので、今日はご機嫌!