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MARUMUSHI

映画とかTwitterとかとか。

『シン・エヴァンゲリオン劇場版』。

2021-03-08 14:29:21 | 映画日記
『シン・エヴァンゲリオン劇場版』を観てきた。
ちょっと泣いたね…。

ありえた世界を望んだ父
ありえる世界を望んだ息子。
2人の世界を望んだ母。

虚数空間で2人の思いが交錯する。
総てを受け入れる、からっぽの父が作り出した作り物の世界で。

望んだとしても現実はできない。だが、望んでからでないと現実はできない。
虚構 vs. 現実。

さよなら。
総てのエヴァンゲリオン。

総てが叶った現実に進もう。

『劇場版 ヴァイオレット・エヴァーガーデン』。

2020-12-08 15:41:42 | 映画日記
『劇場版 ヴァイオレット・エヴァーガーデン』を観てきた。
実際には初日に観に行ってきたんやけども。

人は死ぬまでに、どれだけのことを人に伝えられるのだろうか。
50通もの手紙を娘にのこした母は、娘にもっとたくさん伝えたいことがあったんだろうなと。
病気で早世した彼も、手紙と電話を使っても、もっともっと伝えたいことがあったんだろうな。
何通書いても、どれだけ長くつづっても、言葉に変換できるものなど限られている。

ヴァイオレットは、あいしてる、を知るために沢山の手紙を書き、人に出会い、膨大な数の文字を打ってきた。あいしてる、は少ししかわからなくても、人の気持ちを汲み取り、自分の行動を決めることに関してはヴァイオレットは立派な大人になった。
ギルベルトからの拒絶さえ、受け止めることが出来るようになるまで成長した。

あいしてる。
誰も意味を言葉に出来ない感情で、人の数だけ意味のある感情。
「だれも、簡単には素直になれないものだな」
という、ディートフリードの言葉はそういうことなんだろう。

ヴァイオレットとギルベルトの「ゆびきり」は、ずっと一緒にいます、という約束なのだろう。
そしてそれは、あいしてる、の約束でもあるのだと思う。



 


ドラマ『笑う招き猫』。

2020-11-22 04:06:09 | 映画日記

ドラマ 『笑う招き猫』を観た。

モラトリアム。
彼女たちは芸人になるという目標を立てて活動しているけれど、その時間はモラトリアムなのだ。

観ていると脱力してしまうけれど、なぜかどこかで焦っている自分に気づく。
たぶん、今の自分を重ねてしまったからかも。
モラトリアム。
僕も人生のモラトリアム。ただ楽しいと思っているだけ。楽しいと思いこもうとしているだけなのか?

色々共感できる作品だ。
映画は突き刺さってくるのかな…。
 

『BEM ―BECOME HUMAN―』。

2020-10-18 00:57:16 | 映画日記
『BEM ―BECOME HUMAN―』を観てきた。

人間の願いの副産物として産まれてしまった妖怪人間。
彼らは正義ではない。彼らをめぐる人間たちが醜悪すぎる。金、名誉、自己顕示欲。
それでも「人間になりたい」と願う。

最後はその願いは叶う。
叶うのだけれど、それでいいのかと思うし、大団円というようにも見えるし…。
(-ω-;)ウーン