中国の環境法と実態

PENG jinxin氏（中国の環境法作成責任者）の話
　去る１０月２９日愛知大学主催の「中国の環境問題および環境保護の政策と戦略」と題して講演会がありました。招待状は私には来ず日中友好協会愛知県連の古い幹部に来たのを転送してもらい参加をしてきました。
　予想以上の内容の充実したものでした。
膨の字の月偏が無い字でｐｅｎｇ（パン）近新（ジンシン）さんは中国環境保護部（部は日本の省に相当）法律法規司元司長で中国の国会にあたる全人代報告の環境部門を担当した本人です。
こんな大物が名古屋で中国の環境問題を赤裸々に素直に日本人に向けてレクチャーしたのは私には驚きでした。
　中国の環境に関する法律の整備の歴史を紹介するのを初めにして中国の内在する矛盾も素直に話してくれていたのには中国の環境政策の大転換を感じました。
　話のあらすじとしては・都市環境の保護：インフラ建設の強化により、６０％以上の都市部の水環境、大気環境の品質が国家標準を達成している。１０分の１の都市は環境保護のモデル都市になった。・生態環境の保護：２３９５の自然保護区をつくり、これらの総面積は国土面積の１５％以上を占める。８５％の野生動物、６０％の貴重な植物、７０％の生態系が保護されるようになった。
→このような事が話の大枠でした。
　　　　　　　　　　　　　　　　　　（つづく）