無念の奥穂高岳登山

みなさんこんにちは
２７日～２９日は、上高地から入る奥穂高岳登山へ出掛けて来ました。

２７日の上高地は朝から吹雪で積雪約１０センチ、観光客の皆さんの姿も浮かない様子でした。３時間ほど歩いたところ、県警による「雪崩危険のための入山規制」が敷かれ足止めとなってしまいました。
そこで計画は達成不可能となりました。「残念」

翌朝は予想通りの好天、県警の職員と話をしてから、谷筋へ入って行きましたが、膝上くらいの新雪が有り、先行者の足跡を辿り、約５時間で素晴らしい景色の世界へ辿り着きました。記憶の中で最も雪が多い涸沢でした。
２年前、そこに雪崩が起きて殆んどのテントが吹っ飛ばさる事故があり、展張場所も慎重に決めて設営しましたが、少々気分は重たいものでした。

しかし、テントの入り口越しに見える景色を見ながら、美味しいコーヒーを味わい、至福の時間も味わってきました。
引っ切り無しに荷物を運んでくるヘリと数台の除雪車が唸りを上げ、小屋は総出で受け入れ準備です。
そして、その夜は贅沢に予定通り、お代わり自由の小屋の夕食を注文し、たらふく炭水化物を摂取し満足、満足。
寝袋に潜り込んで、「ゴゴゴ～ン」という雪崩の音を聞きながら就寝。

翌朝、奥穂高下の雪壁を登っている姿を見て、羨ましかったですが、我々は下山準備を整え、何度も振り返りながら春の上高地まで下りてきました。

そこは、流石上高地、人、人そして人、あの山の景色は人を引きつけますね。

・・・ｈｃタカハシ