白嶺三山縦走3日目
目的の宿である大門沢小屋まであと1時間ほどの小休止していた時のことです。
1人の女性の方は・・・
「膝に力が入らないんです。」
そんなことでテーピングテープにて膝を固定しました。
「ガイドさんと私たちは先に歩き、添乗員さんと2人で後からゆっくり来たら良いのじゃないですか?」
・・・と言う話が出ました。
ツアー登山では良く有るスタイルです。
今回は日帰り登山で予約した電車の時刻が迫っているわけでもありません。
一緒に頑張りましょう。
「う~ん・・・。」
「私たちはつい先日までは知らない同士でした。」
「でも今は白嶺三山縦走ツアー登山隊です。」
「こんな時、全員で協力して小屋まで到着しましょう。」
「添乗員さんと2人で1時間も歩くの良くないです。」
「私が荷物持ちますよ!」
「荷物は大丈夫です、私が持ちます。」
「そんなこと言わないで。私達も荷物持ちますよ。」
「有難うございます。」
女性の方はストックをしっかり突いて、ゆっくりと歩き、見事全員で小屋へ到着出来ました。
そうです。
ツアー参加前は知らない同士ですが、@@ツアー登山中は同じ登山隊員なんです。
添乗員さん1人だけでは何かあったら大変です。
1人は非力でも全員で力を合わせれば大きな力に成ります。
仲間じゃないですか~!
グループ登山では、足腰の一番強い人と弱い人は必ずいます。
協力して全員で頂上に立ち、全員で無事下山すること、連帯感・仲間意識。
良い響きじゃないですかね!
・・・大門沢小屋にて