小さい声でもあげてみよう

ゲイでドクター。そんな僕の地味ぃな日常。

不安の源

2005-12-28 23:11:21 | つれずれ。
ちょくちょく書いているけど、最近すごく不安に襲われる。
その根源はどこから来ているのか。
一度整理して記しておきたい。

僕のネガティブな部分を晒すので暗い文章が不快な方は御注意を。



まず、僕はゲイとして一人でリスクを負って活動して
生きていくだけの度胸と覚悟が無い。

それは先生と一緒にいることでよりハッキリ自覚した。
先生のようには生きられない。

かといって、再び、ノンケのふりをして生活し、女の子と付き合って
相手も自分も偽って結婚をする、なんて事が出来るほど図太くも無い。

先生と一緒にいる安楽さを知ってしまった僕は今、
ノンケのふりをして生きることのしんどさを改めて実感している。

自分はどっちにも転べない半端者なのだ。

そんな僕はどこを目指していけていけばいいのか?
どこに行けば僕の居場所はあるのだろうか?

それが見つからなければ、僕はずっと独り?

僕には兄弟も居ない。

親を見送った後、天涯孤独。

それはどれほど孤独なことなんだろうか?

そんな孤独に耐えられるのか?


実際問題を考えても。

たとえば。年老いて体が言うことを聞かなくなってきたら?
入院一つするにも、老人ホームに入るにも保証人が必要。
親族が居ない人間に対してそんなことを引き受けてくれる人がいるだろうか?


怖い。



こんな事、うじうじと考えているだけでは何も変わらない。
この不安を打破するには「できない」なんて言ってないで、
自分が強くなって、一歩を踏み出して、それなりの行動をしなきゃならない。
そうしないと、この不安は現実のものになりかねない。

それに孤独にさいなまれるのは人間の本質。
僕だけじゃない、ゲイだけの問題じゃない。ということもわかる。

それ以前に明日、僕が死んでしまうかもしれないのだ。
こんなことを心配して今をおろそかにする事自体が
勿体ないこと、愚かな事である、というのも頭ではわかる。

それでも、僕は不安と恐怖にとらわれてこの場所から動けないのだ。

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9 コメント

コメント日が  古い順  |   新しい順
 (yuppe)
2005-12-29 00:03:22
しゅうやさんに何か伝えたくてこれを書いているのですが、なんて言ったらいいのか…。



恋愛において極端にドライな傾向の私には、しゅうやさんを襲っている”不安と恐怖”の感覚が実感としてはわからなくて…。



そのことが、なんだか申し訳ないの。



ただ、私は、しゅうやさんを心配に思っています。

もうちょっと、楽に考えられたらいいのに…ね。



楽しい温泉旅行報告、待っていますね。
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Unknown (keita)
2005-12-29 01:33:09
「先生」がしゅうやさんの接している唯一の「ゲイ」になってるから、両極端な選択になってるんじゃないかな~?たぶん世の中にはバランスをとりながら上手く生きてる人、いっぱいいると思うんですよね。



「先生」以外で自分の本当の姿(=ゲイってこと)を見せられる人をもっと作ったらいいんじゃないかな。いろんなゲイの人に出会っていろんな話を聞いてみたら、もっと生き方の選択肢は増えるだろうし、友達増えていったら、ひょっとしたら、孤独感みたいなものもなくなって行くかも。



とにかく、元気になってくださいね。





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Unknown (GENKI)
2005-12-29 01:39:17
大丈夫やで。      そういう不安はみんなが持ってるもんなんやから。今そう自分のことが少しでもわかっただけで、一つ大きくなったんやよ!    また来年になったらいろんな人と出会って視野も考え方もかわってくるよ!  今は自分の気持ちに正直に進むだけで立派やと思う!(えらそうにすんませんm(__)m)
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Unknown (diend)
2005-12-29 23:15:51
しゅうやさんの気持ちすごく分かるな~。完全なゲイにも完全なノンケにもなれない自分。僕も同じです。でも、僕は最近そういう自分を受け入れることが出来ました。だから、男を好きな時も、女を好きな時も、自分の中に違和感なく、それがごく自然のように感じることが出来るようになりました。それって、すごく気持ち的に楽になれました。僕もそうでしたが、今のしゅうやさんの場合、どちらかにならなきゃいけないって思ってる部分が多いって感じるんです。女性との結婚考えることが出来るってことは、たぶんバイってことでいいのかな?社会的に考えて、そのうち人は結婚して、家庭気づいてっていうのが当然なのかもしれないけど、やっぱり何にも例外っていうものがあるわけで、そうならないといけないなんて、僕はちっとも思わないな。一つ気になったのは、ゲイの負うリスクって言葉。ゲイであることで負うリスクって、そんなに大変な事かな?将来天涯孤独になってとか、老人ホームに入るのに保証人が必要とか、そんな先にことは今は考える必要ないと思いますよ。自分に素直に生きることが、僕は大切だと思います。他人に嘘ついても、自分にだけはついちゃいけないよ。
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あけおめ♪ (yuppe)
2006-01-01 01:49:03
昨年は、しゅうやさんに出会えてラッキーでした☆。

今年もお邪魔させていただきますね。



しゅうやさんにとって、良い一年になりますように。
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>yuppeさんへ (しゅうや)
2006-01-05 11:57:59
遅くなりましたが、あけましておめでとうございます!



ホントに心配していただいてありがとうございます・・・。そのお気持ちだけで励まされます!



僕も我ながらもっと気楽に考えればいいのに、と思うんですけどね・・・。ほんと不器用です(苦笑)
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>keitaさんへ (しゅうや)
2006-01-05 12:05:11
それ大きいですね・・・。

「先生」以外に会って話せるゲイ仲間が居ないのは正直ツラいです。だから余計に先生がいなくなるのが怖いんですよね。



春に地元に戻って活動しようかとも思うのですが、

なかなか今まで活動したことが無いのでどうしたモンかな、と・・・(^^;)



勇気を出さなきゃ何も始まらないんですけどね。
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>GENKIさんへ (しゅうや)
2006-01-05 12:06:51
そうだよね。なんとか毎日やっていけば次の道も見えてくるよね。もうちょっと頑張ってみるよ~。ありがとね!
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>diendさんへ (しゅうや)
2006-01-05 12:16:10
コメントありがとうございます!



僕は、バイって言うより多分9割方ゲイかな・・・。

人として女の子を好きになることはあるけど、性的に見るのはきついんですよね。それで、今まで女の子につらい思いをさせてきたこともありますし・・・。

好きになったら男でも女でも構わない、って気持ちはあるんですけどね。



ゲイであるリスク、ってのは僕に「周りにゲイであることがばれるのが怖い」って気持ちが強いために出た言葉です。いろんな人がいて当然というのもわかるし、自分に嘘を付き続けることが不幸だということもわかるのですが、まだ、僕にはそれを割り切って行動するだけの勇気がもて無いでいる、のだと思います。



もう少し強くならないと、ですね。
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