小さい声でもあげてみよう

ゲイでドクター。そんな僕の地味ぃな日常。

そこで泣けるか?

2007-05-22 23:33:02 | つれずれ。
やー、完全に仕事の話なんですが。

今日、ナースさんのミス、というか注意不足があって、
患者さんがちと危ない状態になった。
んで、その後の対応も後手後手であまりよろしくなかった。
結局、患者さんは無事だったのだけれど、
対策会議、というか反省会が開かれました。

で、主治医の先生(女性 30代半ば)。
普段は結構さばさばして男勝りともいえるような性格で、
今回の一件でのナース側の対応の甘さに静かに怒っておりました。
その彼女が、会議で淡々と話してたのですが、ある時、感極まり
「私は自分の患者さんを絶対に傷つけたくない」
とポロポロと泣き出したわけです。

その、純粋な熱さに素直に脱帽。
強いプロ意識も感じました。

実際この先生は行動も伴っているし。

でも、そう感じると同時に

「あまりに正しいもの」

をどうしても斜に構えてみてしまう自分がいるんですよね。

ほんとにそこに欺瞞は無いのか? と。

人間ってそこまで純粋に他者に対して思い入れを持てるのでしょうか。

まして、肉親でもないし、恋人でもない。
次々と自分の前を通り過ぎていく患者さん一人一人に対して。

まあ、そう思ってしまう俺って医者としてどうよ?と思うのですがね(汗)


そんなこんなで仕事漬けの日々。

あー、恋がしたい(笑)