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彰ちゃんブログ2

teacupブログ終了に伴い、新たに「彰ちゃんブログ2」として再スタートします。
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7月19日のネオワイズ彗星

2020年07月20日 | 天文関係
先日田沢湖周辺で撮影したネオワイズ彗星,撮影した写真にも満足しているのですが,尾の全体を入れたいとズームレンズの広角側70mmだけでずっと撮影していました。できれば中心付近のアップも撮影しておけばよかったと後悔が残ります。そこでもし晴れているのであればできるだけ早い段階で200mmやそれ以上の焦点距離で拡大撮影もしたいと思っていました。
19日(日),★見人さんやラクダのおやじさんなども同じようにネオワイズ彗星を撮影したいと思っているようで,童夢同好会の掲示板で晴れたら岩山展望台集合と決まっていました。ところが,夕方豪雨です。これでは撮影は無理かと掲示板で中止の連絡がありました。
でも諦めきれません。AstroGPVの予報では盛岡より南側は晴れそうです。万が一にかけて先日よりカメラレンズやカメラ本体,望遠鏡を準備して遠征することにしました。広角から標準,中望遠,望遠とレンズを準備します。それに望遠鏡としてBORG45EDII+レデューサとKenkoMILTOL60mmfl400mmED+フラットナーも持って出かけることにしました。
予報から盛岡から南,しかも奥羽山脈に近い方が晴れそうと考え県道13号を南下。矢巾町不動小学校隣のコミュニティーセンター駐車場に向かいました。
何とか晴れています。ただし雲が結構通り過ぎ条件はよくありません。そこで200mm望遠とBORG45EDII+レデューサに絞って撮影を開始しました。
20時少し前,北西方面を双眼鏡で探すと見つけました。大分暗くなっている感じがします。というか先週17日の田沢湖方面の空の条件がとてもよくそれに比較するとかなり空が明るいです。考えてみれば盛岡から南下したので盛岡方面の明かりの影響です。まずは70mmで位置を確認。
その後200mm望遠で10枚程度。途中で雲が入ったコマが結構ありました。その後BORG45EDII+レデューサでも撮影してみましたが,薄い雲がかかっているようでクリアに撮影できた画像はありませんでした。このあとも条件が悪くなりそうだったので21時を過ぎたところで撤収して帰りました。

やはり田沢湖方面に遠征した日に,もう少し望遠側で拡大撮影しでおけばよかったです。
後悔先に立たず・・・

遠征してネオワイズ彗星見てきました

2020年07月18日 | 天文関係
もう一度ネオワイズ彗星をしっかり肉眼で見たい。できれば写真も撮影したいと思っていました。AstroGPVの予報によりますと,岩手県はどうも天候が悪そうです。しかし日本海側の秋田方面はどうやら天候が良さそうです。
このチャンスを逃すと,ネオワイズ彗星の光度が下がり肉眼では見られなくなるかもしれません。しかもできれば尾も見たい。これは遠征するしかありません。仕事(今年は短時間勤務)を午後3時で切り上げ自宅に戻りすぐ準備をして秋田方面に遠征することにします。近くで条件の良さそうな田沢湖周辺で見ることにします。グーグルマップで適地を探して出発です。
カメラを2台,レンズを数本,高橋H40赤道儀改とAZ-GTi経緯台を持参,せっかくなので10cmのマクカセも持ちました。双眼鏡もですが,今回は望遠鏡でも見る計画です。

岩手側は天候が悪く,少し霧雨も降ってきました。奥羽山脈を越えると予報通り青空が広がってきました。条件が良さそうなのは田沢湖の東側から南側と思います。そこで田沢湖レストハウスの駐車場に車を停め遊覧船乗り場に降りてみると,条件は良さそうです。これ以上の場所を見つけるのは難しいだろうと撮影場所を決めました。
童夢同好会のスカイマックスさんと★見人さんは今日盛岡市の岩山公園展望台で同じくネオワイズ彗星を見ようと計画していたようです。気になったので携帯に連絡するとまったく晴れる様子はないとのこと。田沢湖周辺は現在晴れてきておりおそらくこの後快晴近くなりそう,現地まで車で1時間強であることを伝えるとこちらに移動してくるとのことです。一人より三人の方が心強いです。
日没後,しばらくしてから二人が到着しました。遊覧船乗り場の桟橋に機材をセットしていると,岩手から来たというアベックの二人も合流しました。人数は多い方が楽しいです。
少しずつ暗くなってきたので双眼鏡を使いネオワイズ彗星を探し始めます。撮影するためにまずは赤道儀の極軸合わせをしたいので北極星を探しますが2等星がまだ見えてきません。
やっと見え始め極軸望遠鏡を使ってセットします。落ち着いて双眼鏡でネオワイズ彗星を探します。各自双眼鏡で探しますがなかなか見つけられません。おおよその位置は分かっていますが思っていたより右側に双眼鏡を振ると・・・「いた。見つけました。」何とか見つけました。他のみなさんも見つけました。まだ薄暮で空が明るく肉眼では見えません。カメラの準備をし撮影を始めました。
空が暗くなるにつれ,予想以上の素晴らしいネオワイズ彗星の姿を見ることができました。肉眼でも尾を長くひいている様子が分かります。一週間前の10日朝方に見たときとは全く違います。やはりバックが暗いため素晴らしい姿です。光度は大分暗くなってきているようで2等より暗かったと思います。でも,すごいです。
あ,興奮して今回撮影した中でもっともお気に入りの写真を最初にアップしてしまいました。
他にも何枚かアップします。
今回慌てて準備をしたため,EOS KissX2用のレンズとしてSIGMA70-200mmF2.8,PentaxK5には300mmF4のレンズしか持ちませんでした。300mmはちょっと長すぎる感じだったので,結局EOS KissX2だけで撮影しました。Pentaxのレンズを何本か持ってくればよかったです。


それにしても肉眼でこれだけの姿を見ることができ本当に感動です。10cmマクカセでも見てみましたがなかなか素晴らしかったです。ネオワイズ彗星が山に沈み,尾だけが見えるころまでずっと撮影を続けました。最高に素晴らしい彗星を見ることができました。
今後も追いかけるつもりです。

ネオワイズ彗星その後

2020年07月14日 | 天文関係
先週7月10日(金)の朝方にネオワイズ彗星を見て撮影することができたのですが,もう少し早い時間帯に見たいのでチャンスをうかがっていました。でも11日,12日と晴れません。昨日13日朝方は少しだけ天候が回復しそうです。そこでまたネオワイズ彗星を見ようと準備を進めました。
明けて13日(月)起きてみるとほぼ全天が曇りです。仕方ないので出かけるのをやめ自宅から見えないか2階窓から見てみました。方角的には大丈夫そうです。もしかすると先週出かけていった駐車場より低空まで見えているかもしれません。3時過ぎ外の様子を見ていると北東から北北東の方角低空の雲が薄くなってきました。もしやと双眼鏡を使って彗星の見えそうなあたりをずっとさがしていたのですが・・・見つけられません。

残念ながら雲が多く見つけることはできませんでした。今後は夕方の晴れ間にみたいと思いますが,できれば肉眼で見える時期に尾も含めて見ておきたいです。
先週の撮影後のブログでは肉眼では見えなかったと書いたのですが,最初に双眼鏡で見つけたあとすぐ肉眼で少しだけ見たような記憶があります。双眼鏡で確かめた後は双眼鏡で見るのと2台のカメラでの写真撮影に気をとられてしまい,どんどんあたりが明るくなってしまいその後肉眼では見つけられませんでした。
何とか天候がよくなって見られることを願います。

ネオワイズ彗星

2020年07月10日 | 天文関係
 ネット上でネオワイズ彗星が1等級ほどに明るくなっているという情報を得たので撮影に行きたいと思っていました。しかし、梅雨空で毎日星の見えない日が続いており、半分あきらめかけていました。夕べは少し晴れ間が出ていて星が見え、予報では朝方少し晴れそうです。これは起きて撮影するしかありません。
 午前1時ころに起きだし、撮影準備を始めました。外に出てみると晴れています。撮影場所は先日部分日食を撮影した日赤病院南側の駐車場です。☆見人さんが今朝ネオワイズ彗星を撮影したいとの書き込みがあったので、できればまたご一緒しようかとの思いです。
 現地に2時前に到着、準備を始めます。ネオワイズ彗星の見える方角は北東ですが、山が10度近くの高度まであり、かなり条件が悪いです。盛岡市子ども科学館近くの丘の上にしようかと思っていたのですが、そちらのほうが条件は良かったかと思われます。ちょっと失敗です。
 おおよその位置はわかっているので、双眼鏡を使いずっと探します。地平線上には昇った時間帯でもやはり山に邪魔されてなかなか姿を見せません。3時20分過ぎにやっと双眼鏡の視野に見つけました。結構明るく双眼鏡だと尾もしっかり見えました。まわりがかなり明るくなったため肉眼ではよく分かりませんでした。それにしても双眼鏡で尾までしっかり見える彗星が見られてラッキーです。
 もし、この数日中に晴れるのであれば、もう少しいい条件の場所で、肉眼でも見てみたいです。

EOS KissX2(IR改)ISO800 SIGMA70-200mmF2.8 100mmで撮影 F3.2 露出1.6秒
 2010.7.10 3:23 1枚目は彗星部分をトリミング 2枚目元画像


部分日食撮影

2020年06月21日 | 天文関係
 今日は部分日食でした。日食の撮影というと2012年の金環日食以来8年ぶりかもしれません。少し前から童夢同好会の☆見人さんが日赤病院南側の駐車場で撮影すると聞いていたので、私も同じ場所で久しぶりの日食撮影をすることにしました。
 前日までまったく準備をしていなかったので午前中に撮影鏡筒や経緯台、カメラ、D5フィルター、レリーズなどを慌てて準備です。何とか準備はしましたが、当然のごとく自宅前でまずは練習です。
 今回の撮影機器は、鏡筒はBORG45EDII+Kenkoの2XテレプラスMC4+LUMIXG7です。フィルターは58mmD5フィルターをステップダウンリングでBORG45EDIIのフード前に着けました。それと5分ごとに撮影したいため、ROWAのLUMIX用インターバルタイマー付きレリーズを使いました。架台はSkyWatcher社AZ-GTi経緯台です。カメラの背面液晶を見て撮影していってもいいのですが、太陽面の様子を確認しながらと露出補正などもしながら撮影したいと思い、PanasinicのAndroid用のアプリを使いタブレットを見ながら撮影に臨むこととしました。
 日食の始まる1時間程度前に現地に到着、準備を始めます。すでに☆見人さんは到着しており5台ほどの機器をセッティングし終わっていました。私もあらかじめGoogleMapを使い駐車場から見た正確な北を調べていましたので、その写真をもとにAZ-GTi経緯台のセッティングとアライメントを終えました。結構正確に設置できたようで2時間ほどの撮影中も太陽はほぼ真ん中にとどまってくれました。
 食の始まる16時12分より前の16時から5分おきにインターバル撮影することにしました。露出のミスを無くしたいので、5枚のブランケット撮影をしていくことにしました。順調です。
 部分日食が始まり、少し経つと雲で太陽が隠されることもありましたが、その後天候も回復し、部分日食最後まで晴れてくれました。盛岡では食の最大は17時05分です。

 その後も順調に撮影は続きました。それにしても自動追尾の経緯台とインターバルタイマーレリーズ、それとカメラの操作をタブレットでとなると本当に楽です。☆見人さんなどほかの方々ともたくさん談笑しながら撮影を続けられます。本当にいい時代になったものです。
 

 次に日本で日食が見られるのは10年後の2030年と聞きました。今回は晴れて全行程を見られたのでラッキーでした。近くを通りかかった人には声をかけ日食の様子を見てもらいましたが喜んでもらえたようです。中には「明日職場の人に自慢しちゃいます!」などとおっしゃる方もいました。
 う~ん、最近お星さま関係は充実していて楽しいなぁ。あとはコロナ騒ぎが早く収拾してまた多くの人にお星さまを見てもらいたいなぁ。