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VolleIsm~バレイズム~

Volley+Ismの造語。日本国内、世界のバレーの魅力を発信します!(現在、書籍化計画の記事は非公開にしています)

Yelena Pavlova

2009-01-31 | Kazakhstan

カザフスタンのパブロワが引退した。
いつ引退したのか詳しいことはわからないけど、引退については前々からファンの間でも囁かれていたし、引退するのではないかなあと思っていた。
でも、実際のところはどうだったのか、全く情報も入ってこなかった。


2007.08.17

先日、他の方のサイトのコメント欄に、パブロワが引退した、というようなことが書かれていた。それを見たときは、何かの間違いであってほしい、そう願った。
でも、Wikipediaに現役引退と書かれていて、確信に変わった。

以前はコートの中での感情の起伏が激しく、チームメイトに注文をつけたり文句を言ったりするパブロワに対して嫌悪感を抱いていた。でも昨年のWGPでパブロワのいないカザフスタンチームを観て、パブロワ一人がいなければこんなにもチームが変わってしまうんだということを知って、本当に驚いた。
そのことは以前も記事にしたが、このときにパブロワの必要性を感じた。
北京五輪の試合は、1試合しか見ていないけど、パブロワがいなかったら北京五輪に出場することさえ厳しかっただろう。

昨年のOQTでの日本戦、ミスジャッジのようなものがあったとき、真っ先に審判のほうへ抗議していったのはパブロワだった。それだけ勝ちへのこだわりが強く、座右の銘も「勝利あるのみ」でチームを牽引した。
北京五輪の出場が決定したときに、真っ先にチームメイトの元へ駆けつけたのも彼女。コートの中ではチームメイトに文句を言っても、普段は自分の周りの人を大切にする人なのだろう。
感情の起伏が大きくて、人一倍負けず嫌いなパブロワ。
そんなパブロワに対して、嫌悪感どころか、今では尊敬の意さえも覚える。

彼女が引退して、今後はカザフスタン国内でバレーの解説でもするのかなあと思ったけど、その後は何をしているのかは分からないし、知る由もない。
ひとつだけ分かっているのは、自分はパブロワに本当にたくさんのことを教えてもらった、ということ。何にしてもやっぱりバレー関係の仕事に携わっていてほしい。パブロワ、お疲れ様!!


WGP2008 / Kazakhstan 4

2008-10-08 | Kazakhstan


変則的なスパイクフォームのサウスポー、ザイツェワ(Irina Zaitseva)

ずっと笑顔で、楽しそうにプレーしていた

カザフスタン高さのあるブロックも、アメリカを止めることはできず

ナセドキナ(Olga Nassedkina)とザイツェワ

アメリカに負けたけど笑顔だったイリュシェンコ(Xeniya Ilyuchshenko)

WGPのときの写真なのでかなり前だけど、まだ何枚かあったのでアップ。
カザフスタン全体を見て、笑顔でプレーするいいチームだなあと思った。
時々パブロワがキレたりする場面があるけど、それもまた味があっていいなあと思うようになった。以前の自分は、キレるパブロワに対して
嫌悪感、いや、そこまでいかないか。
嫌いとまではいかなかったけれど、いつパブロワがキレるか、何が起きるかわからないカザフスタンのコート内の不穏な空気が嫌だった。
パブロワを怪我で欠いていたこの大会、キレるパブロワがいなかったら、少しはまとまるんじゃないか、とも考えた。
でもそれは違った。チームをビシッと締めるキャプテン、パブロワがいないカザフスタンは、まとまるどころか以前よりまとまりがなく、完全に緩んで?いるようだった。
そして、いつしかそれはパブロワがカザフスタンのコートにいる、という安心へと変わった。
パブロワがいないと、カザフスタンというチームはこんなにも変わってしまう。それを知らずに、パブロワに対しての嫌だ、という気持ちを抱いた自分を恥じた。そしてそのことををきっかけに、どの選手も応援したいと思えるようになったし、もっと深いところに入ってみたい、という気持ちになった。パブロワを次に観られるのは、いつだろう。
それがいつになっても、カザフスタンを、パブロワを応援し続けたい。


WGP2008 / Kazakhstan 3

2008-07-20 | Kazakhstan


Natalya Rykova(ナタリア・ルイコワ)





Olga Karpova(オルガ・カルポワ)

独特のフォームからスパイクを放つサウスポー、ザイツェワ(画像左)


冒頭、ジュコワ(ルイコワ)はジュコワ、ルイコワ、どちらで呼んでもいい(ダブルネーム)らしい(
chaiさんのサイトより)
観戦したアメリカ戦では、あまり速攻などの攻撃が見れなくて、カザフスタンらしいバレーではなかった。
やっぱりパブロワの存在がどれだけのものかがわかったし、北京へ向けてのカザフスタンの課題が見えてきたのではないかと思う。
そして、カルポワ。大胆さはないけれど、日本戦ではいつも好調。
この日はレフトとライトでトスが偏っていたので、センター陣の攻撃は全くといっていいほど見た覚えがない。
パブロワが帰ってくる北京では、どんなバレーが観られるか楽しみ。


WGP2008 / Kazakhstan 2

2008-07-18 | Kazakhstan


Inna Matveyeva(インナ・マトベエワ)





Yuliya Kutsko(ユリア・クツコ)


出産後、OQT(最終予選)からチームに復帰したのが画像1~3の、マトベエワ。

30歳のベテランで、経験豊富。それを活かしてチームを五輪出場へと導いた選手。でも、観戦したアメリカ戦では、ライト攻撃がことごとくブロックにつかまっていた。

画像4枚目のクツコは、ナセドキナと同じ、チーム最長身の191cm。
まだまだ経験不足かな?と思うところもあったけど、その高さからのスパイクが印象に残っている。
二人とも、北京での活躍に期待。

次回は、ジュコワとカルポワの二人をアップしようと思う。


Olga Nassedkina

2008-07-14 | Kazakhstan


 Olga Nassedkina(オルガ・ナセドキナ)

いつもクールな表情のナセドキナ



TO中からずっと笑いが止まらなかったときのナセドキナ

あれ見て!ほんとウケるんだから~

笑い過ぎた~

去年のWGP2007でのナセドキナ


今日は、カザフスタンの中心選手のひとり、ナセドキナについて。
チームではMB(ミドルブロッカー)で最長身、191cmの高さを活かしてブロックを決める。
去年も今年もプレーはあまり覚えていないけど、まだ25歳!この選手もロンドン出場が期待できる選手。
(って、北京も終わっていないのに先のことばかり。笑)

この間の記事にも書いた覚えがあるが、今回のWGP2008でカザフスタンがアメリカと対戦したとき、初めてナセドキナの笑顔を見た!
何がおかしくてあそこまで笑っているのかは、どこを探しても考えてもわからなかった。
笑っていたのは、確か第3セットの終盤、20点ぐらいでアメリカが勝ちそうなときだった(うろ覚え)。
そんなときでも笑顔でいられるのは、伸び伸びとプレーしていたからではないかなと思った。

北京でも高いブロックで活躍してくれると、期待している。

そして、今日(というか昨日?)から、選手一人ずつについて書いていこうと思う。
五輪までだいたいあと一ヶ月なので、8月に入ったぐらいのころに全て終わるように予定した。


WGP2008 / Kazakhstan 1

2008-06-23 | Kazakhstan


ライトへのブロードが安定、カルポワ

スタメンで登場、レフトのクツコ

アメリカ戦ではちょっと不調だったマトベエワ





チームの支え?ジゥコワ



右腕のタトゥーが特徴、チーム最長身191センチのナセドキナ

控えの選手

タイムアウト中から、ナセドキナは

笑いが止まらない

『ちょっと笑いすぎたわ』


最後は、ナセドキナのサーブミス。
カザフスタンはパブロワがいなくてちょっとまとまりがなかった。

カザフスタンが流れをつかむ場面があったけど、セットを奪うに至らなかったのが残念。
友人と、『カザフスタンが1セットとれば面白かったのに~』などと話していた。

次はアメリカをアップする予定。