
『冬でも町に下りないでアルムで一人暮らしする人間嫌いで偏屈な祖父(アルムのおんじ)』
日本人に絶大な人気があるアニメ『アルプスの少女ハイジ』では、幼い5歳の少女ハイジは両親を亡くし叔母のデーテに育てられていたが仕事の都合で、アルムの山小屋にひとりで住んでいる、ハイジの祖父である無口なおじいさん(アルムおんじ)に預けられ、ヤギ飼いの少年ペーターと知り合う。
この物語ではデーテやペーター以上の最重要人物である祖父(アルムのおんじ)の過去が何故か謎でほとんど描かれていないのです。
アニメ『アルプスの少女ハイジ』には描かれていないが原作によると若い時に傭兵としてイタリアで沢山の人を殺していた暗い過去があるらしいのである。だから自分の故郷にかえって来ても人里を慣れた山(アルム)に篭り一人暮らしをしていた。(昔のスイスは土地は狭く資源も産業も無い。とんでもなく貧しかったのでネパールのグルカ兵のように仕事の無い若者は仕方なく傭兵として外国で戦って家族を養っていた)ところが、これでは幾ら真実でも血生臭すぎて子供用アニメでは描け無い。
『殺人兵器としてのランボーとトラウトマン大佐』
アクション俳優シルヴェスター・スタローンの1982年の最も有名なハリウッド映画『ランボー』では、ベトナム帰還兵が社会から孤立して州兵や警察(一般市民)に追い詰められた挙句破れかぶれで街にかえり、破滅的な破壊と殺戮を繰り返す。
このランボーの暴走を止めたのが元上官のトラウトマン大佐だった。
映画では『あんたに頼まれて必死で戦った。・・ところが帰国したら 「赤ん坊殺し」とか悪口の限りを並べやがって』と子供のように泣きじゃくるランボーをトラウトマン大佐が『もう終わった。終わったのだ』と諭す。
映画ではランボーは説得に応じて投降するが原作の小説『First Blood』『一人だけの軍隊』では大佐は上官では無くて特殊部隊の過酷な訓練スクールの校長であり最後にランボーを殺している。
トラウトマン大佐はランボーは自分の最高傑作であり、(歩く殺人兵器の)ランボーの命では無くて警察や州兵の犠牲を心配しているのだと語っている。(トラウトマン大佐の言葉が真実なら、安直なハリウッド映画の結末の『投降』では無くて、小説の筋書きにある悲惨な結末の『殺害』の方が相応しい)
『最初の出血』との意味の『First Blood』の原題のタイトルには、『どちらが最初に手を出したのか』などの隠れた意味があるらしい。
ひょっとすると、アルプスの少女ハイジにでてくる『アルムのおんじ』とは、何事もなく平穏に歳をとった『もう一人のランボー』だったのかもしれない。
『街中を歩く殺人兵器の恐怖』
ミレニアムの最後の日(大晦日)に発覚した世田谷一家殺害事件を、季節外れの今頃テレビで特集記事を行っていたが、証拠類は山ほど存在するのに日本の警察は逮捕できない。証拠類や特殊な殺害方法から、たぶん何らかの齟齬が起きて米軍特殊部隊が関係しているので日本としては手が出せない。自衛隊の特殊部隊の訓練中の事故を扱った角川映画の『野生の証明』とそっくり同じことが東京都内で起きたのでしょう。
今では世界的に有名なPMC(民間軍事会社)ですが、日本にもある警備会社とは少しも似ていない。
PMCは南アでは30年ほど前からアメリカでは20年程前から相次いで設立されたのですが、アパルトヘイトの廃止や冷戦崩壊で、必然的にそれまで『人間狩り』を行っていた暗殺部隊とか特殊部隊の大リストラが起きてしまう。
南アとかアメリカの民間軍事会社社員(傭兵)とは、その経歴が普通の元米軍兵士とは大違い。彼等はトラウトマン大佐が育てたランボーと同じ『ヒトゴロシ』の専門家中の専門家なのです。
PMC(民間軍事会社)の傭兵ですが、彼等は一般に良く知られた職業軍人とは似て非なるもので、社会の緊張緩和の結果、失職して仕舞った『人間狩』を行っていた暗殺部隊を組織化したものだった。(特殊部隊の失業対策とか、破壊と殺戮の専門家のリサイクルとか)
『赤ん坊殺し』のランボーや韓国映画『シルミド』の暗殺部隊の様な危険極まりない連中を一般社会に野放しにすると、あちこちで世田谷一家殺害事件が起きてしまうのです。
やむなくPMCのような組織化(一般社会からの隔離)が、南アフリカやアメリカでは必要悪として絶対に必要になったのである。
『PMC(民間軍事会社)としてのISIS(イスラム国)』
トルコからシリア北部に不法入国し、戦闘地域で武器を持った状態て捕まった自称日本版PMC(民間軍事会社)のCEOですが、ISISに拘束された時カメラマンだといいながらカメラが無く『自衛目的』と称して自動小銃を持っていたのですから、これでは『殺してくれ』といっているのと同じである。
(このような場合に正規の戦闘員なら捕虜として扱われるので助かる可能性もある。ところが戦場では武装したスパイなら最悪であり、見せしめとしての処刑は軍事常識である)
可哀想ですが、リアル世界とバーチャル世界の区別が出来なかったのです。
典型的な頭が空っぽで目が節穴にネットウヨの悲劇であり、相手が本物のISISなら外国人の身代金目的以外は即座に殺されているでしょう。
今回能天気な日本人ネットウヨを拘束したISIS(イスラム国)ですが、イスラム教過激派武装組織と見るよりも、地元のアラブ世界だけではなくて欧米諸国などの世界中から集めた外国人傭兵を12000人ほど抱えているPMC(民間軍事会社)であると考えた方が判り易いでしょう。
ISISですが、中東におけるアメリカの最大の同盟国であるだけではなく危険極まりないイスラム原理主義のワッハーブ派を国教とするサウジアラビヤや湾岸諸国が事実上の雇い主(スポンサー)であることは公然の秘密である。
『決して売ってはいけないもの(人間の命)を売るPMC(民間軍事会社)』
労働者とは自分が持っている唯一の資産である労働力を時間売りして生活しているが、売春婦のように体を売ることも民間軍事会社の傭兵のように命を売ることも無い。
この日本版の民間軍事会社を設立したと言う勘違いネットウヨ男ですが、たぶん安倍晋三と同じで、顧客に『安全を売る』仕事だと誤解したのですよ。たぶん。
民間軍事会社ですが、売っている商品とは間違いなく『人間の命』である事実を、『防衛だ』とか『安全だ』とか『平和だ』のという表面的に無難で美しい言葉で擬装しているだけ。
今の日本では自衛隊員も『安全が担保されていない』とフクシマの原発事故から逃亡する。
自分の命や健康を売る仕事といえば、今のフクシマの原発作業員ですね。派遣社員が解禁されたとは言え、今でも擬装請負は違法行為なのですが東電では6次下請け7次下請けなどは当たり前。これ等をヤクザが仕切っている無法国家なのである。
東電によると去年とは大違いで、今年から作業員の人数が二倍になり、なんと1日に5000人を超えている。
我が日本国ですが人口が1億を超えているが、それでも自分の一つしかない命を売る人間がそんなに多いはずが無い。遅かれ早かれフクシマが行き詰るのは目に見えていますが、この絶体絶命の非常時こそ人間の命を売る日本版PMC(民間軍事会社)が活躍する時であろう。
『共同通信によると』
『湯川さん、反体制派支援が目的か 拘束の過激派が声明』
【ダマスカス共同】シリア北部アレッポで過激派「イスラム国」に拘束されたとみられる湯川遥菜さん(42)=千葉市花見川区=が自らのシリア入りについて、同国のアサド政権打倒を目指す反体制派武装勢力が必要とする機器や物資を供給するため、現地の状況を調べることが目的だと話していたことが18日分かった。
拘束前、湯川さんに同行し、イスラム国とも戦闘を続けるシリア反体制派の有力武装組織「イスラム戦線」の地区幹部が明らかにした。
一方、イスラム国は18日までにインターネットを通じて「ハルナ・ユカワを拘束した」とする犯行声明を出した。
(2014/08/19 )
『辻褄が合わないマスコミの報道姿勢』
それにしても日本のマスコミ報道が不思議である。
『殺した』とのネット上の情報が複数あり、しかも相手のISIS側は戦闘中を理由に交渉を拒否しているのですから、普通に考えれば既に殺されている可能性の方が遥かに高い。
何故か、マスコミは間違った印象操作を行っているのです。
幾ら規模が大きくても単なるテロ組織であるISISを何故マスコミ全員が、ISISが『自分で名乗っている』からといって『イスラム国』(IS)と呼ぶのだろうか。
昔から名乗っていたのでは無くて、今回はISISが突如として『イスラム国』を名乗ったのである。(それなら又思いつきで別の名称を名乗る可能性も十分ある)
ISISの身内や同調者以外、今のようにISISを『イスラム国』と呼ぶ義理は少しも無い。
ISISを『イスラム国』の名称で呼ぶこと自体が、自分たちがISISに同調している事実をマスコミが理解していないのである。(21世紀の現代において、政教一致のカリフ制国家を主張すること自体、腹立たしいブラックジョーク以外の何ものでも無い)
『巨大なPMC(Private Military Company 民間軍事会社)としてのイスラエル国』
巨大なイスラム教過激派のテロ組織でしかないISISが突如として『イスラム国』を名乗ったら、欧米や日本のマスコミが全員同じように『イスラム国』の名称を使う不思議ですが、これはイスラエルの先例がある。
イスラエルの建国ですが、まさに今のISISの『イスラム国』建国とそっくり同じなのです。
ユダヤとイスラムの宗派の違いと半世紀の時間差があるだけで、何から何まで同じであり少しも違いが無い。(イスラエル国とイスラム国は、どちらもアブラハムをを先祖とする一神教で教義がほとんど同じ)
中東地域では突如イスラエルやISISなどの正体不明の危険な集団が現れた場合には人々は『とりあえず逃げる』のが最善の策なのですね。イスラエルのテロでパレスチナ人が逃げた空白を突いて建国されたのが今のイスラエル国なのです。
(このような戦争難民には帰還権が保障されているが、パレスチナ人難民の帰還権を認めれば即座にイスラエルは消滅する)
3方向から完全に封鎖してパレスチナ人を情け容赦なく殺すイスラエル軍ですが、全てがアメリカの提供した弾薬とアメリカの資金とアメリカの装備である。(言葉を変えれば『人』『もの』『金』のすべてが欧米の白人のキリスト教諸国が提供し運営されている)
現実問題として『イスラエル』とは近代国家というよりも巨大なPMC(民間軍事会社)として存在していることになり、それなら、雇い主(欧米)の事情が変わり契約解除した瞬間に倒産(消滅)する宿命を持っている。
わかりやすい、『本当のイスラエル問題』
ある日、見知らぬ奴が家にやってきた…
奴は言う、『今すぐ此処を出ていけ、俺の先祖は平安時代までずっと此処に住んでいた。ここは俺の土地だ』。
何を言っているんだ、千年前まで住んでいたって…そんなの俺の知った事か、
続けて奴は言う、『証拠もある。俺が先祖代々拝んできた祠も此処にあるだろ』。
こいつは正気じゃない。奴が拝むのは勝手だが、この祠は俺の家が先祖代々守ってきたものだ。
懐からナイフを取り出して奴は言う、『俺のバックには有名な組がついている。組長もそうだと言っている。』
俺はつぶやく、 そんな、馬鹿な・・・
『元祖PMC(民間軍事会社)的なウクライナ・コサック』
日本では歴史的にPMC(民間軍事会社)的なものとして思い浮かぶのは、伊賀や甲賀の忍者集団や戦国最強の鉄砲集団だった根来衆や鈴木孫市の雑賀衆であろう。
かれらは異能な特殊能力を買われて戦国大名や本願寺に雇われて大活躍するが、徳川幕府の鉄砲同心(根来組)や御庭番(甲賀の服部半蔵の諜報組織)として生き延びた以外は、すべて亡ぼされて歴史の闇に埋もれている。
国家権力(国軍)とは別組織である独立した『軍事集団』としてのPMC(民間軍事会社)的なものとして世界で一番有名で大規模だったのがロシア民謡の『ステンカ・ラージン』など数々の伝説があるウクライナコサックであろう。
黒海北岸のドン川流域の最強の自衛組織としての騎兵集団(コサック)は、時には反抗もするが大概はロシア政府を助けて(雇われて)第一次世界大戦まで大活躍していた。
ロシア革命以後、完全に姿を消していたと思われていたコサック軍ですが、何と何と、欧米のマスコミ報道では100年ぶりにウクライナ紛争で復活、再登場したらしいのです。
それなら、これは日本の伊賀や甲賀の忍者集団とか雑賀の鉄砲衆が21世紀の現代に再登場したのと同じ意味で、本当ならたいへん愉快である。
多くの皆さんが根本的に勘違いしているのですが『マスコミの報道』とは、真っ赤な嘘の代表のような悪名高き『大本営発表』を含めて、全てある意味では『真実』なのである。
(『真実の全部』ではないが、かといって『全部嘘』でも無い。必ず『真実の一部』が含まれている)
歴史的にPMC(民間軍事会社)的ではあるが、コサックとはそもそもウクライナ土着の民間自衛武装組織であり、欧米マスコミの『外国の介入』との言い分は根本的に無理がある。
そもそもウクライナの国軍は、東部の同胞に対しては戦意がほぼゼロだった。
ウクライナの正規軍は最初から戦う意思が無いので使い物にならない。(ロシア領なったクリミヤ半島に駐留していた2万人近いウクライナ軍は抵抗するどころか、逆に9割以上はロシア軍に編入されている)
欧米の『ロシアの侵略』とのマスコミ報道と、現実のウクライナ情勢が180度逆さまなのである。
欧米が支援するウクライナのキエフ政権が、ネオナチや欧米のPMC(民間軍事会社)の外国人傭兵を使ってウクライナ東部の市民を攻撃しているらしいのである。
アメリカやウクライナはマレーシア機の撃墜など、わざと騒動を煽って目いっぱい限界まで危険度を高めているが、実はウクライナの大騒動自体には何も意味が無い。
アメリカですが、人々を間違いに誘導する赤いニシン(a Red herring レッドへリング)として迷惑極まる意味不明の巨大な『猫ダマシ』を真面目に行っているのである。
日本人に絶大な人気があるアニメ『アルプスの少女ハイジ』では、幼い5歳の少女ハイジは両親を亡くし叔母のデーテに育てられていたが仕事の都合で、アルムの山小屋にひとりで住んでいる、ハイジの祖父である無口なおじいさん(アルムおんじ)に預けられ、ヤギ飼いの少年ペーターと知り合う。
この物語ではデーテやペーター以上の最重要人物である祖父(アルムのおんじ)の過去が何故か謎でほとんど描かれていないのです。
アニメ『アルプスの少女ハイジ』には描かれていないが原作によると若い時に傭兵としてイタリアで沢山の人を殺していた暗い過去があるらしいのである。だから自分の故郷にかえって来ても人里を慣れた山(アルム)に篭り一人暮らしをしていた。(昔のスイスは土地は狭く資源も産業も無い。とんでもなく貧しかったのでネパールのグルカ兵のように仕事の無い若者は仕方なく傭兵として外国で戦って家族を養っていた)ところが、これでは幾ら真実でも血生臭すぎて子供用アニメでは描け無い。
『殺人兵器としてのランボーとトラウトマン大佐』
アクション俳優シルヴェスター・スタローンの1982年の最も有名なハリウッド映画『ランボー』では、ベトナム帰還兵が社会から孤立して州兵や警察(一般市民)に追い詰められた挙句破れかぶれで街にかえり、破滅的な破壊と殺戮を繰り返す。
このランボーの暴走を止めたのが元上官のトラウトマン大佐だった。
映画では『あんたに頼まれて必死で戦った。・・ところが帰国したら 「赤ん坊殺し」とか悪口の限りを並べやがって』と子供のように泣きじゃくるランボーをトラウトマン大佐が『もう終わった。終わったのだ』と諭す。
映画ではランボーは説得に応じて投降するが原作の小説『First Blood』『一人だけの軍隊』では大佐は上官では無くて特殊部隊の過酷な訓練スクールの校長であり最後にランボーを殺している。
トラウトマン大佐はランボーは自分の最高傑作であり、(歩く殺人兵器の)ランボーの命では無くて警察や州兵の犠牲を心配しているのだと語っている。(トラウトマン大佐の言葉が真実なら、安直なハリウッド映画の結末の『投降』では無くて、小説の筋書きにある悲惨な結末の『殺害』の方が相応しい)
『最初の出血』との意味の『First Blood』の原題のタイトルには、『どちらが最初に手を出したのか』などの隠れた意味があるらしい。
ひょっとすると、アルプスの少女ハイジにでてくる『アルムのおんじ』とは、何事もなく平穏に歳をとった『もう一人のランボー』だったのかもしれない。
『街中を歩く殺人兵器の恐怖』
ミレニアムの最後の日(大晦日)に発覚した世田谷一家殺害事件を、季節外れの今頃テレビで特集記事を行っていたが、証拠類は山ほど存在するのに日本の警察は逮捕できない。証拠類や特殊な殺害方法から、たぶん何らかの齟齬が起きて米軍特殊部隊が関係しているので日本としては手が出せない。自衛隊の特殊部隊の訓練中の事故を扱った角川映画の『野生の証明』とそっくり同じことが東京都内で起きたのでしょう。
今では世界的に有名なPMC(民間軍事会社)ですが、日本にもある警備会社とは少しも似ていない。
PMCは南アでは30年ほど前からアメリカでは20年程前から相次いで設立されたのですが、アパルトヘイトの廃止や冷戦崩壊で、必然的にそれまで『人間狩り』を行っていた暗殺部隊とか特殊部隊の大リストラが起きてしまう。
南アとかアメリカの民間軍事会社社員(傭兵)とは、その経歴が普通の元米軍兵士とは大違い。彼等はトラウトマン大佐が育てたランボーと同じ『ヒトゴロシ』の専門家中の専門家なのです。
PMC(民間軍事会社)の傭兵ですが、彼等は一般に良く知られた職業軍人とは似て非なるもので、社会の緊張緩和の結果、失職して仕舞った『人間狩』を行っていた暗殺部隊を組織化したものだった。(特殊部隊の失業対策とか、破壊と殺戮の専門家のリサイクルとか)
『赤ん坊殺し』のランボーや韓国映画『シルミド』の暗殺部隊の様な危険極まりない連中を一般社会に野放しにすると、あちこちで世田谷一家殺害事件が起きてしまうのです。
やむなくPMCのような組織化(一般社会からの隔離)が、南アフリカやアメリカでは必要悪として絶対に必要になったのである。
『PMC(民間軍事会社)としてのISIS(イスラム国)』
トルコからシリア北部に不法入国し、戦闘地域で武器を持った状態て捕まった自称日本版PMC(民間軍事会社)のCEOですが、ISISに拘束された時カメラマンだといいながらカメラが無く『自衛目的』と称して自動小銃を持っていたのですから、これでは『殺してくれ』といっているのと同じである。
(このような場合に正規の戦闘員なら捕虜として扱われるので助かる可能性もある。ところが戦場では武装したスパイなら最悪であり、見せしめとしての処刑は軍事常識である)
可哀想ですが、リアル世界とバーチャル世界の区別が出来なかったのです。
典型的な頭が空っぽで目が節穴にネットウヨの悲劇であり、相手が本物のISISなら外国人の身代金目的以外は即座に殺されているでしょう。
今回能天気な日本人ネットウヨを拘束したISIS(イスラム国)ですが、イスラム教過激派武装組織と見るよりも、地元のアラブ世界だけではなくて欧米諸国などの世界中から集めた外国人傭兵を12000人ほど抱えているPMC(民間軍事会社)であると考えた方が判り易いでしょう。
ISISですが、中東におけるアメリカの最大の同盟国であるだけではなく危険極まりないイスラム原理主義のワッハーブ派を国教とするサウジアラビヤや湾岸諸国が事実上の雇い主(スポンサー)であることは公然の秘密である。
『決して売ってはいけないもの(人間の命)を売るPMC(民間軍事会社)』
労働者とは自分が持っている唯一の資産である労働力を時間売りして生活しているが、売春婦のように体を売ることも民間軍事会社の傭兵のように命を売ることも無い。
この日本版の民間軍事会社を設立したと言う勘違いネットウヨ男ですが、たぶん安倍晋三と同じで、顧客に『安全を売る』仕事だと誤解したのですよ。たぶん。
民間軍事会社ですが、売っている商品とは間違いなく『人間の命』である事実を、『防衛だ』とか『安全だ』とか『平和だ』のという表面的に無難で美しい言葉で擬装しているだけ。
今の日本では自衛隊員も『安全が担保されていない』とフクシマの原発事故から逃亡する。
自分の命や健康を売る仕事といえば、今のフクシマの原発作業員ですね。派遣社員が解禁されたとは言え、今でも擬装請負は違法行為なのですが東電では6次下請け7次下請けなどは当たり前。これ等をヤクザが仕切っている無法国家なのである。
東電によると去年とは大違いで、今年から作業員の人数が二倍になり、なんと1日に5000人を超えている。
我が日本国ですが人口が1億を超えているが、それでも自分の一つしかない命を売る人間がそんなに多いはずが無い。遅かれ早かれフクシマが行き詰るのは目に見えていますが、この絶体絶命の非常時こそ人間の命を売る日本版PMC(民間軍事会社)が活躍する時であろう。
『共同通信によると』
『湯川さん、反体制派支援が目的か 拘束の過激派が声明』
【ダマスカス共同】シリア北部アレッポで過激派「イスラム国」に拘束されたとみられる湯川遥菜さん(42)=千葉市花見川区=が自らのシリア入りについて、同国のアサド政権打倒を目指す反体制派武装勢力が必要とする機器や物資を供給するため、現地の状況を調べることが目的だと話していたことが18日分かった。
拘束前、湯川さんに同行し、イスラム国とも戦闘を続けるシリア反体制派の有力武装組織「イスラム戦線」の地区幹部が明らかにした。
一方、イスラム国は18日までにインターネットを通じて「ハルナ・ユカワを拘束した」とする犯行声明を出した。
(2014/08/19 )
『辻褄が合わないマスコミの報道姿勢』
それにしても日本のマスコミ報道が不思議である。
『殺した』とのネット上の情報が複数あり、しかも相手のISIS側は戦闘中を理由に交渉を拒否しているのですから、普通に考えれば既に殺されている可能性の方が遥かに高い。
何故か、マスコミは間違った印象操作を行っているのです。
幾ら規模が大きくても単なるテロ組織であるISISを何故マスコミ全員が、ISISが『自分で名乗っている』からといって『イスラム国』(IS)と呼ぶのだろうか。
昔から名乗っていたのでは無くて、今回はISISが突如として『イスラム国』を名乗ったのである。(それなら又思いつきで別の名称を名乗る可能性も十分ある)
ISISの身内や同調者以外、今のようにISISを『イスラム国』と呼ぶ義理は少しも無い。
ISISを『イスラム国』の名称で呼ぶこと自体が、自分たちがISISに同調している事実をマスコミが理解していないのである。(21世紀の現代において、政教一致のカリフ制国家を主張すること自体、腹立たしいブラックジョーク以外の何ものでも無い)
『巨大なPMC(Private Military Company 民間軍事会社)としてのイスラエル国』
巨大なイスラム教過激派のテロ組織でしかないISISが突如として『イスラム国』を名乗ったら、欧米や日本のマスコミが全員同じように『イスラム国』の名称を使う不思議ですが、これはイスラエルの先例がある。
イスラエルの建国ですが、まさに今のISISの『イスラム国』建国とそっくり同じなのです。
ユダヤとイスラムの宗派の違いと半世紀の時間差があるだけで、何から何まで同じであり少しも違いが無い。(イスラエル国とイスラム国は、どちらもアブラハムをを先祖とする一神教で教義がほとんど同じ)
中東地域では突如イスラエルやISISなどの正体不明の危険な集団が現れた場合には人々は『とりあえず逃げる』のが最善の策なのですね。イスラエルのテロでパレスチナ人が逃げた空白を突いて建国されたのが今のイスラエル国なのです。
(このような戦争難民には帰還権が保障されているが、パレスチナ人難民の帰還権を認めれば即座にイスラエルは消滅する)
3方向から完全に封鎖してパレスチナ人を情け容赦なく殺すイスラエル軍ですが、全てがアメリカの提供した弾薬とアメリカの資金とアメリカの装備である。(言葉を変えれば『人』『もの』『金』のすべてが欧米の白人のキリスト教諸国が提供し運営されている)
現実問題として『イスラエル』とは近代国家というよりも巨大なPMC(民間軍事会社)として存在していることになり、それなら、雇い主(欧米)の事情が変わり契約解除した瞬間に倒産(消滅)する宿命を持っている。
わかりやすい、『本当のイスラエル問題』
ある日、見知らぬ奴が家にやってきた…
奴は言う、『今すぐ此処を出ていけ、俺の先祖は平安時代までずっと此処に住んでいた。ここは俺の土地だ』。
何を言っているんだ、千年前まで住んでいたって…そんなの俺の知った事か、
続けて奴は言う、『証拠もある。俺が先祖代々拝んできた祠も此処にあるだろ』。
こいつは正気じゃない。奴が拝むのは勝手だが、この祠は俺の家が先祖代々守ってきたものだ。
懐からナイフを取り出して奴は言う、『俺のバックには有名な組がついている。組長もそうだと言っている。』
俺はつぶやく、 そんな、馬鹿な・・・
『元祖PMC(民間軍事会社)的なウクライナ・コサック』
日本では歴史的にPMC(民間軍事会社)的なものとして思い浮かぶのは、伊賀や甲賀の忍者集団や戦国最強の鉄砲集団だった根来衆や鈴木孫市の雑賀衆であろう。
かれらは異能な特殊能力を買われて戦国大名や本願寺に雇われて大活躍するが、徳川幕府の鉄砲同心(根来組)や御庭番(甲賀の服部半蔵の諜報組織)として生き延びた以外は、すべて亡ぼされて歴史の闇に埋もれている。
国家権力(国軍)とは別組織である独立した『軍事集団』としてのPMC(民間軍事会社)的なものとして世界で一番有名で大規模だったのがロシア民謡の『ステンカ・ラージン』など数々の伝説があるウクライナコサックであろう。
黒海北岸のドン川流域の最強の自衛組織としての騎兵集団(コサック)は、時には反抗もするが大概はロシア政府を助けて(雇われて)第一次世界大戦まで大活躍していた。
ロシア革命以後、完全に姿を消していたと思われていたコサック軍ですが、何と何と、欧米のマスコミ報道では100年ぶりにウクライナ紛争で復活、再登場したらしいのです。
それなら、これは日本の伊賀や甲賀の忍者集団とか雑賀の鉄砲衆が21世紀の現代に再登場したのと同じ意味で、本当ならたいへん愉快である。
多くの皆さんが根本的に勘違いしているのですが『マスコミの報道』とは、真っ赤な嘘の代表のような悪名高き『大本営発表』を含めて、全てある意味では『真実』なのである。
(『真実の全部』ではないが、かといって『全部嘘』でも無い。必ず『真実の一部』が含まれている)
歴史的にPMC(民間軍事会社)的ではあるが、コサックとはそもそもウクライナ土着の民間自衛武装組織であり、欧米マスコミの『外国の介入』との言い分は根本的に無理がある。
そもそもウクライナの国軍は、東部の同胞に対しては戦意がほぼゼロだった。
ウクライナの正規軍は最初から戦う意思が無いので使い物にならない。(ロシア領なったクリミヤ半島に駐留していた2万人近いウクライナ軍は抵抗するどころか、逆に9割以上はロシア軍に編入されている)
欧米の『ロシアの侵略』とのマスコミ報道と、現実のウクライナ情勢が180度逆さまなのである。
欧米が支援するウクライナのキエフ政権が、ネオナチや欧米のPMC(民間軍事会社)の外国人傭兵を使ってウクライナ東部の市民を攻撃しているらしいのである。
アメリカやウクライナはマレーシア機の撃墜など、わざと騒動を煽って目いっぱい限界まで危険度を高めているが、実はウクライナの大騒動自体には何も意味が無い。
アメリカですが、人々を間違いに誘導する赤いニシン(a Red herring レッドへリング)として迷惑極まる意味不明の巨大な『猫ダマシ』を真面目に行っているのである。
※コメント投稿者のブログIDはブログ作成者のみに通知されます