
『アサンジ氏 クリントン氏の選挙キャンペーンを支持しているとしてグーグルを非難』2016年06月07日 Sputnik
内部告発サイト「ウィキリークス(WikiLeaks)」の創設者ジュリアン・アサンジ氏は、自分達の排他的考えを推し進める米国の努力、そしてヒラリー・クリントン氏の選挙戦を支援しているとしてグーグルのキャンペーンを非難した。これはアサンジ氏が、7日、モスクワでの国際メディアフォーラム「ジャーナリズムの新しい時代:メインストリーム(主流)よさらば」の中で述べたもの。
アサンジ氏は、フォーラムで「グーグルは、ホワイトハウスと協同作戦を行い、民主党の大統領候補であるクリントン氏を支援している」と指摘し、次のように発言した-
「グーグルは、ヒラリー・クリントン氏のキャンペーンに直接参加している。これは彼らがかつて、自分達の目的のために国務省を利用した、その見返りにである。
グーグルは、インターネットにおける情報の流れをコントロールすることができる。」
『摩訶不思議な6月8日の毎日新聞(大阪本社の西日本版)の「クリントン氏圧勝必須」の見出し』
新聞の第一面の見出しが『クリントン氏圧勝必須』『オバマ氏支持ヘ』『6州予備選』とあり、小見出しが『本選へ試金石』とあれば、ヒラリー・クリントンが大票田のカリフォルニア州など6州の予備選で圧勝したので、→オバマが大統領本選の支持ヘ動いたと、うっかりと読むと勘違いする。
ところが、よく読むと記事の中身が大違い。
全く逆なのである。
毎日新聞ですが見出し中に、さりげなく抽入されている『必須』の単語こそが大事であり、他は全部『付け足し』程度だった。
『必須』(ひっす、ひっしゅ)[名・形動]意味は、必ず用いるべきこと。欠かせないこと。また、そのさまであり、絶対的な条件なのです。何と、毎日新聞ではクリントンは6州で圧勝することが絶対条件(必須)だと書いていた。
結果は6州中でサンダースが2州で勝利したので、到底『クリントンの圧勝』とは言えない状態である。(8日の毎日新聞は何ページも使って、圧倒的なクリントンの『不人気』を説明していた)
しかし翌9日の毎日新聞は『クリントンの勝利宣言』を報道する。ところが第1面ではなくて2面。しかも扱いが小さい。記事にはサンダースが選挙戦を7月の党大会まで継続すると書いてある始末。
民主党大統領候補予備選で大本命だったクリントンは『自分が勝った』と言っている。ところが、対抗馬(大穴)のサンダース陣営は『負けた』とは少しも認めていないのである。(本選でも予備選でも同じでアメリカでは、通常『負けそうだ』と感じた候補はなりふり構わず見苦しいネガティブキャンペーンを行うが、サンダース陣営は今まで一切行っていない)
代議員の獲得数で圧倒的に劣勢に見えるサンダース陣営ですが、たぶん最後の最後での、あっと驚く『一発大逆転』があると踏んでいるのである。
『民主的でない民主党。エスタブリッシュメント(Establishment)としての特別代議員』
一般党員の投票とは無間系に、予備選挙には特別代議員(super delegate)と呼ばれている制度があり、その州選出の連邦上下両院議員、州知事、歴代の正副大統領、党の幹部などで、要するに民主党の重鎮(既得権益を持ったお偉さん)たちが15~20%もの占有議席(投票権)を最初から持っている。
特別代議員とはエスタブリッシュメントそのものなのである。彼ら(super delegate)は一般党員の意見に縛られず自由に投票出来る仕組みなのですが、圧倒的多数が大統領夫人(8年)、上院議員(8年)、国務長官(4年)と20年間も公職にあったクリントンを支持している。
1984年から始まった民主党の特別代議員制度ですが、実はベトナム反戦を訴えたマクガバンとか人権や民主主義を主張したジミー・カーターなどの党の主流から外れたアウトロー(一匹狼)を大統領候補に指名しないことを目的に創設されている。
同じように1980年から民主党11州、共和党12州の予備選・党員集会が同時に行われる『スーパーチューズデー』も同じで、比較的進歩的な北西部や中部などで連勝して、そのまま勢いに乗って大統領候補になったマクガバンやジミー・カーターのような例が二度と出ない様に(エスタブリッシュメントの既得権益を守ることを優先するために)考えられた仕組みだった。それでも共和党(特別代議員の比率が5%)ではトランプが党主流派を押しのけて大統領候補に指名され、民主党ではサンダースがしぶとく食い下がっている。
『秘密投票の権利どころか、誰でも自由に閲覧が可能な個人の「選挙登録」(公開されている党員名簿)』
アメリカでは、18歳になると選挙権が与えられるが、これはベトナム戦争以後の話である。(ベトナム戦争当時は選挙権は21歳からだったが徴兵登録は18歳だったので、若者たちのあいだにベトナム戦争反対の運動が盛り上がった)
日本とちがって登録所に行って登録しないと選挙権が与えられないが、その登録用紙に 『 あなたはどの政党に所属しますか 』 という欄があり、その欄に 共和党、あるいは民主党と書くことによって自動的に党の下部組織に組み入れられ、それぞれの党の予備選挙に参加できる仕組みなのです。
言い替えれば、自分が選挙で投票する権利を得るためには、自分の支持政党を明らかにする必要があり、これでは個人の思想信条などのプライバシーが守れない。(プライバシーの保護か、それとも投票権かの二者択一が迫られる)
選挙登録をしている人の割合は、1996年の大統領選挙のデータだと 54.2%。 24歳以下の登録率は30%強と低く、年齢が上がると登録率も上がる。 また、人種別では、白人が56%、黒人が51% なのに対し、ヒスパニック(中南米系移民)は27%にとどまっている。
『基本的人権(思想信条の自由)が守れないアメリカの選挙制度』
若者の選挙登録の低さの一因ですが、そもそも投票権を自由に行使するためには是非とも『秘密投票』の原則が守られなければならない。ところがアメリカでは『秘密投票の権利』どころか、各党の『党員名簿』が誰でも自由に閲覧可能な摩訶不思議な無防備状態になっているのですから驚くやら呆れるやら。
基本的に無茶苦茶なのである。
逆に考えれば、アメリカでは有権者の選挙登録(党員名簿)を無制限に一般に公開しているから、今のように民主党や共和党は予備選挙を行うことが出来る。
アメリカでは誰でも自由に閲覧可能な『党員名簿』という、普通選挙のイロハのイである『秘密投票の権利』を真っ向から否定する非民主的な選挙制度がまかり通るが、これは1980年代に相次いで創設された2割にもおよぶ特別代議員(既得権益を持った党のお偉さん)や深南部のバイブルベルトが多数を占める『スーパーチューズデー』と同じで、変化を求める一般市民の素朴な普通の声を政治にくみ上げない(決して党の代表に選ばない)ことを目的にしているのです。党の主流から外れたアウトローの進出を許さない(エスタブリッシュメントの既得権益の保護)を最優先しているのですが、これは民主主義の発想とは正反対である。
アメリカ大統領選挙の投票日は必ず火曜日に設定されているが、これは日曜日に家族全員で教会に行くので最初から除外して、月曜日に馬車に乗って出かけて途中で1泊して二日目に街の投票上に辿り着くとの西部開拓時代の発想を今でも守っているからだと言われているが、アメリカ大統領とは投票で選ぶ皇帝の意味だったらしい。(18世紀の建国当時の主要国で共和制の国家はアメリカだけだった。他は全部王政か帝国)
『The Huffington Post US版 トランプ氏が早速噛みつく「オバマがインチキを支持した」』
@realDonaldTrump
ドナルド・トランプ『オバマがインチキのヒラリーを支持した。奴は、オバマ政権をもう4年続けたいようだが、他の誰も望んでないことだ!』
バーニー・サンダース上院議員は6月9日ホワイトハウスでオバマ大統領と会談したが、クリントン氏支持を表明せず、選挙戦の候補者選びから撤退する意思のないことを語った。
『サンダースは予備選で中立を保ったオバマ大統領に感謝を表明』 (このサンダース発言を丸ごとマスメディアは無視して、逆に以前からクリントン支持を示唆していたと誤って報じている)
オバマ大統領は、数カ月にわたりクリントン氏の指名獲得が確定するまでは選挙戦に参加するのは不適切であると述べていたが、これからの予定では1週間後の6月15日ウィスコンシン州グリーンベイから初めてオバマが大統領選挙の活動を開始するという。
内外のマスコミは異口同音にオバマ大統領のクリントン支持を『勝利宣言』であるかのごとく報道しているが、話は逆さまで、いみじくもドナルド・トランプが明確に指摘したように、『オバマ政権をもう4年続けたいようだが、他の誰も望んでない』!
9日に『オバマがインチキのヒラリーを支持した。』(オバマ政権の継承候補になった)事実は、ヒラリー・クリントンにとってプラスにはならず、逆にクリントンの足を引っ張る可能性が高い。
オバマ政権のように2期8年間続いた場合には副大統領が後継候補として、現政権の是非を問うのが筋だが、今回はバイデン副大統領は出馬の意思を初めから放棄していた。
同じように8年間続いたブッシュ政権の副大統領だったチェイニーもバイデンと同じで最初から出馬の意思が無かったが、どちらも同じでアメリカの有権者は8年間で辛抱の限界に達していた。現政権に飽き飽きしていて大統領選に立候補しても無駄だ(当選出来ない)と知っていたのである。
トランプでなくとも今の経済状態では『現政権をもう4年続けたいと思っても、アメリカ人は他の誰も望んでない』。(今の大統領以外の候補なら『犬でも当選する』と言われた不人気な韓国大統領選挙の二番煎じ)

『トランプ氏 必要な代議員獲得をマクドナルドのランチで祝う』 2016年05月29日 REUTERS
米大統領選挙の共和国候補者選びで、大富豪のドナルド・トランプ氏が、指名獲得に必要な代議員数を獲得したのを受け、マクドナルドの昼食でお祝いした。
トランプ氏はツイッターに、プライベートジェット機のテーブルでランチをとっている写真を投稿した。トランプ氏の昼食は、マクドナルドのハンバーガーとポテトだった。
『FBI、パキスタンのドロンに関するヒラリー・クリントン氏のメール捜査を開始』2016年06月10日 Sputnik
米連邦捜査局(FBI)は米国務省とパキスタンの米大使館に交わされた機密メールのやりとりの捜査を開始。メールにはパキスタンで急進主義者とされる人物に対し、無人機を使用して攻撃した場合の合法性について描かれている。ウォールストリートジャーナル紙が報じた。
メールがやりとりされたのは2011-2012年、ヒラリー・クリントン氏の国務長官時代。ウォールストリートジャーナル紙によれば、メールの一部は、クリントン氏の住まいのあるニューヨーク郊外の無防御のサーバーの彼女個人のメールボックスに残されていた。クリントン氏は次期米大統領選の有力候補者。
FBIはこのメールの根拠を捜査中。事態は深刻な失態や職務規範の故意の違反に及ぶ恐れもある。
これより前、米国務省はクリントン氏の個人メールボックスから重要機密メールが22通見つかった事を明らかにしている。
内部告発サイト「ウィキリークス(WikiLeaks)」の創設者ジュリアン・アサンジ氏は、自分達の排他的考えを推し進める米国の努力、そしてヒラリー・クリントン氏の選挙戦を支援しているとしてグーグルのキャンペーンを非難した。これはアサンジ氏が、7日、モスクワでの国際メディアフォーラム「ジャーナリズムの新しい時代:メインストリーム(主流)よさらば」の中で述べたもの。
アサンジ氏は、フォーラムで「グーグルは、ホワイトハウスと協同作戦を行い、民主党の大統領候補であるクリントン氏を支援している」と指摘し、次のように発言した-
「グーグルは、ヒラリー・クリントン氏のキャンペーンに直接参加している。これは彼らがかつて、自分達の目的のために国務省を利用した、その見返りにである。
グーグルは、インターネットにおける情報の流れをコントロールすることができる。」
『摩訶不思議な6月8日の毎日新聞(大阪本社の西日本版)の「クリントン氏圧勝必須」の見出し』
新聞の第一面の見出しが『クリントン氏圧勝必須』『オバマ氏支持ヘ』『6州予備選』とあり、小見出しが『本選へ試金石』とあれば、ヒラリー・クリントンが大票田のカリフォルニア州など6州の予備選で圧勝したので、→オバマが大統領本選の支持ヘ動いたと、うっかりと読むと勘違いする。
ところが、よく読むと記事の中身が大違い。
全く逆なのである。
毎日新聞ですが見出し中に、さりげなく抽入されている『必須』の単語こそが大事であり、他は全部『付け足し』程度だった。
『必須』(ひっす、ひっしゅ)[名・形動]意味は、必ず用いるべきこと。欠かせないこと。また、そのさまであり、絶対的な条件なのです。何と、毎日新聞ではクリントンは6州で圧勝することが絶対条件(必須)だと書いていた。
結果は6州中でサンダースが2州で勝利したので、到底『クリントンの圧勝』とは言えない状態である。(8日の毎日新聞は何ページも使って、圧倒的なクリントンの『不人気』を説明していた)
しかし翌9日の毎日新聞は『クリントンの勝利宣言』を報道する。ところが第1面ではなくて2面。しかも扱いが小さい。記事にはサンダースが選挙戦を7月の党大会まで継続すると書いてある始末。
民主党大統領候補予備選で大本命だったクリントンは『自分が勝った』と言っている。ところが、対抗馬(大穴)のサンダース陣営は『負けた』とは少しも認めていないのである。(本選でも予備選でも同じでアメリカでは、通常『負けそうだ』と感じた候補はなりふり構わず見苦しいネガティブキャンペーンを行うが、サンダース陣営は今まで一切行っていない)
代議員の獲得数で圧倒的に劣勢に見えるサンダース陣営ですが、たぶん最後の最後での、あっと驚く『一発大逆転』があると踏んでいるのである。
『民主的でない民主党。エスタブリッシュメント(Establishment)としての特別代議員』
一般党員の投票とは無間系に、予備選挙には特別代議員(super delegate)と呼ばれている制度があり、その州選出の連邦上下両院議員、州知事、歴代の正副大統領、党の幹部などで、要するに民主党の重鎮(既得権益を持ったお偉さん)たちが15~20%もの占有議席(投票権)を最初から持っている。
特別代議員とはエスタブリッシュメントそのものなのである。彼ら(super delegate)は一般党員の意見に縛られず自由に投票出来る仕組みなのですが、圧倒的多数が大統領夫人(8年)、上院議員(8年)、国務長官(4年)と20年間も公職にあったクリントンを支持している。
1984年から始まった民主党の特別代議員制度ですが、実はベトナム反戦を訴えたマクガバンとか人権や民主主義を主張したジミー・カーターなどの党の主流から外れたアウトロー(一匹狼)を大統領候補に指名しないことを目的に創設されている。
同じように1980年から民主党11州、共和党12州の予備選・党員集会が同時に行われる『スーパーチューズデー』も同じで、比較的進歩的な北西部や中部などで連勝して、そのまま勢いに乗って大統領候補になったマクガバンやジミー・カーターのような例が二度と出ない様に(エスタブリッシュメントの既得権益を守ることを優先するために)考えられた仕組みだった。それでも共和党(特別代議員の比率が5%)ではトランプが党主流派を押しのけて大統領候補に指名され、民主党ではサンダースがしぶとく食い下がっている。
『秘密投票の権利どころか、誰でも自由に閲覧が可能な個人の「選挙登録」(公開されている党員名簿)』
アメリカでは、18歳になると選挙権が与えられるが、これはベトナム戦争以後の話である。(ベトナム戦争当時は選挙権は21歳からだったが徴兵登録は18歳だったので、若者たちのあいだにベトナム戦争反対の運動が盛り上がった)
日本とちがって登録所に行って登録しないと選挙権が与えられないが、その登録用紙に 『 あなたはどの政党に所属しますか 』 という欄があり、その欄に 共和党、あるいは民主党と書くことによって自動的に党の下部組織に組み入れられ、それぞれの党の予備選挙に参加できる仕組みなのです。
言い替えれば、自分が選挙で投票する権利を得るためには、自分の支持政党を明らかにする必要があり、これでは個人の思想信条などのプライバシーが守れない。(プライバシーの保護か、それとも投票権かの二者択一が迫られる)
選挙登録をしている人の割合は、1996年の大統領選挙のデータだと 54.2%。 24歳以下の登録率は30%強と低く、年齢が上がると登録率も上がる。 また、人種別では、白人が56%、黒人が51% なのに対し、ヒスパニック(中南米系移民)は27%にとどまっている。
『基本的人権(思想信条の自由)が守れないアメリカの選挙制度』
若者の選挙登録の低さの一因ですが、そもそも投票権を自由に行使するためには是非とも『秘密投票』の原則が守られなければならない。ところがアメリカでは『秘密投票の権利』どころか、各党の『党員名簿』が誰でも自由に閲覧可能な摩訶不思議な無防備状態になっているのですから驚くやら呆れるやら。
基本的に無茶苦茶なのである。
逆に考えれば、アメリカでは有権者の選挙登録(党員名簿)を無制限に一般に公開しているから、今のように民主党や共和党は予備選挙を行うことが出来る。
アメリカでは誰でも自由に閲覧可能な『党員名簿』という、普通選挙のイロハのイである『秘密投票の権利』を真っ向から否定する非民主的な選挙制度がまかり通るが、これは1980年代に相次いで創設された2割にもおよぶ特別代議員(既得権益を持った党のお偉さん)や深南部のバイブルベルトが多数を占める『スーパーチューズデー』と同じで、変化を求める一般市民の素朴な普通の声を政治にくみ上げない(決して党の代表に選ばない)ことを目的にしているのです。党の主流から外れたアウトローの進出を許さない(エスタブリッシュメントの既得権益の保護)を最優先しているのですが、これは民主主義の発想とは正反対である。
アメリカ大統領選挙の投票日は必ず火曜日に設定されているが、これは日曜日に家族全員で教会に行くので最初から除外して、月曜日に馬車に乗って出かけて途中で1泊して二日目に街の投票上に辿り着くとの西部開拓時代の発想を今でも守っているからだと言われているが、アメリカ大統領とは投票で選ぶ皇帝の意味だったらしい。(18世紀の建国当時の主要国で共和制の国家はアメリカだけだった。他は全部王政か帝国)
『The Huffington Post US版 トランプ氏が早速噛みつく「オバマがインチキを支持した」』

ドナルド・トランプ『オバマがインチキのヒラリーを支持した。奴は、オバマ政権をもう4年続けたいようだが、他の誰も望んでないことだ!』
バーニー・サンダース上院議員は6月9日ホワイトハウスでオバマ大統領と会談したが、クリントン氏支持を表明せず、選挙戦の候補者選びから撤退する意思のないことを語った。
『サンダースは予備選で中立を保ったオバマ大統領に感謝を表明』 (このサンダース発言を丸ごとマスメディアは無視して、逆に以前からクリントン支持を示唆していたと誤って報じている)
オバマ大統領は、数カ月にわたりクリントン氏の指名獲得が確定するまでは選挙戦に参加するのは不適切であると述べていたが、これからの予定では1週間後の6月15日ウィスコンシン州グリーンベイから初めてオバマが大統領選挙の活動を開始するという。
内外のマスコミは異口同音にオバマ大統領のクリントン支持を『勝利宣言』であるかのごとく報道しているが、話は逆さまで、いみじくもドナルド・トランプが明確に指摘したように、『オバマ政権をもう4年続けたいようだが、他の誰も望んでない』!
9日に『オバマがインチキのヒラリーを支持した。』(オバマ政権の継承候補になった)事実は、ヒラリー・クリントンにとってプラスにはならず、逆にクリントンの足を引っ張る可能性が高い。
オバマ政権のように2期8年間続いた場合には副大統領が後継候補として、現政権の是非を問うのが筋だが、今回はバイデン副大統領は出馬の意思を初めから放棄していた。
同じように8年間続いたブッシュ政権の副大統領だったチェイニーもバイデンと同じで最初から出馬の意思が無かったが、どちらも同じでアメリカの有権者は8年間で辛抱の限界に達していた。現政権に飽き飽きしていて大統領選に立候補しても無駄だ(当選出来ない)と知っていたのである。
トランプでなくとも今の経済状態では『現政権をもう4年続けたいと思っても、アメリカ人は他の誰も望んでない』。(今の大統領以外の候補なら『犬でも当選する』と言われた不人気な韓国大統領選挙の二番煎じ)

『トランプ氏 必要な代議員獲得をマクドナルドのランチで祝う』 2016年05月29日 REUTERS
米大統領選挙の共和国候補者選びで、大富豪のドナルド・トランプ氏が、指名獲得に必要な代議員数を獲得したのを受け、マクドナルドの昼食でお祝いした。
トランプ氏はツイッターに、プライベートジェット機のテーブルでランチをとっている写真を投稿した。トランプ氏の昼食は、マクドナルドのハンバーガーとポテトだった。
『FBI、パキスタンのドロンに関するヒラリー・クリントン氏のメール捜査を開始』2016年06月10日 Sputnik
米連邦捜査局(FBI)は米国務省とパキスタンの米大使館に交わされた機密メールのやりとりの捜査を開始。メールにはパキスタンで急進主義者とされる人物に対し、無人機を使用して攻撃した場合の合法性について描かれている。ウォールストリートジャーナル紙が報じた。
メールがやりとりされたのは2011-2012年、ヒラリー・クリントン氏の国務長官時代。ウォールストリートジャーナル紙によれば、メールの一部は、クリントン氏の住まいのあるニューヨーク郊外の無防御のサーバーの彼女個人のメールボックスに残されていた。クリントン氏は次期米大統領選の有力候補者。
FBIはこのメールの根拠を捜査中。事態は深刻な失態や職務規範の故意の違反に及ぶ恐れもある。
これより前、米国務省はクリントン氏の個人メールボックスから重要機密メールが22通見つかった事を明らかにしている。
軍需産業から献金を受けリビア空爆を主導しウクライナ騒乱を裏で指揮していた可能性が高い好戦的なクリントン候補を サンダース候補か トランプ候補に下してもらいたいです。
クリントン候補はTPPに関しても選挙が終われば賛成に回ると思います。
しかしこれを変えることはほとんど不可能なのでしょうね。何でも鏡にしたがることが間違いだと思わなければ……。
2016年06月09日NHKなどが、
『2011年東日本大震災の津波で流され行方不明になっていた調査船「海翔」が宮城県へ里帰りした。
「海翔」は、東日本大震災で被災した宮城県の気仙沼水産試験場の調査船。船は約5年間行方が分からなくなっていたが、先月5月、気仙沼市からおよそ2200キロ離れた沖縄県宮古島の沖合で発見された。』
との摩訶不思議なニュースを流している。
NHKによると、
『宮城県水産業振興課の技術主査の増田義男さんは「調査船はおそらく宮城県沖から親潮によって南に流され、黒潮などに乗ってハワイ沖やアメリカ西海岸の付近まで行くなどして、太平洋を長い間漂流し、宮古島に流れ着いたのだろう」と語っていたというが、
なんと、この船は太平洋を5年間かけて一周して沖縄の離島の宮古島で見つかったのです。
同じ9日には米国のウォール・ストリート・ジャーナルが、 ヘッジファンドの雄ジョージ・ソロス氏が、長いブランクを経て金融市場へ舞い戻って、『突然、金の買い付けを始める』と報じている。
また日本でも三菱UFJが仮想通貨に乗り出したのですから驚いた。日本もアメリカも同じで、崩壊を先送りすることで誤魔化していたが、とうとう時間切れなのです。
リーマンショックンの直後にはマルチ商法のバイブルで大ベストセラー『金持ち父さん貧乏父さん』の著者のロバート・キヨサキは、
極近い将来に『大恐慌か、ハイパーインフレーションがやってくる。』もしくは、『戦争が起きる。』ので今すぐ『銃を買え。』と主張、『私は食料、水、武器、 金と銀、そして現金を準備している。』金融崩壊の発生で、『クレジットカードシステムが決済できなくなり、世界はシャットダウンする。』ハイパーインフレと信用崩壊で『スーパーマーケットの供給は3日ともたない。』とアメリカの崩壊を予想している。
ほとんどウルトラバイオレンスムービーのマッドマックスか、北斗の拳の世紀末覇者ラオウの舞台設定と同じ世紀末社会で、もう無茶苦茶です。
この話ですが、足の速いウサギがトップを独走していたが途中で居眠りしていてカメにも負けるとのイソップの寓話の政治版。
240年前の世界では王様やら皇帝やらが世襲で権力を握っていたが、アメリカでは選挙で国家元首を選んでいた。
当時は世界一の先進的な手法だったアメリカだが、イソプの居眠りしているウサギと同じで、今では最悪の選挙制度を守るなど、日本人的にはもう笑い話に近い。
日本では伝統を守る創業数百年の企業がとんでもなく沢山残っているのですが、『古いものを守る』とは、同時に自己改革を不断に行う必要があるのですが、
日本以外ではこの考えは理解出来ないらしい。
『昔とまったく同じ』だと、時代の変化に取り残されて自動的に淘汰されて生き残れないのです。
この良い例が世界で初めて普通選挙とか8時間労働を導入したソ連で、当時は最先端だったが何時の間にか時代遅れのシーラカンス状態になり滅びている。アメリカの選挙制度ですが基本は240年目の建国当時のままで、世の中に合わせて改革するどころか、逆に特別代議員とかスーパーチューズデイなどの導入で、ますます一般市民の声を遮断する方向に動いています。これではソ連の二の舞は避けれないでしょう。
同じことが日本共産党にもピッタリと当てはまるのです。マイナスブランドの党名に拘るなど滅びの道をまっしぐらなのですが、なんとつい最近、赤旗号外の名称が、JCP TIMESになっていた。
小さな変化かも知れないが、素晴らしい。
7月参議院選挙での1人区の全部の統一候補が成立したが、確実に世の中が動いているのです。
NYタイムスによるとカリフォルニア州での予備選挙でのそれぞれの得票数は以下の通り。
http://www.nytimes.com/elections/results/california
Hillary Clinton 1,940,580
Bernie Sanders 1,502,043
Donald Trump 1,174,829
クリントンの圧勝でもないし、挿絵のようにサンダースが最底辺にいるわけでもありません。
記事にも書いたが、6月8日の毎日新聞(大阪本社の西日本版)の「クリントン氏圧勝必須」の見出しが不思議すぎるのです。
グーグルで検索しても、この『逝きし世の面影』ブログの記事が出てくるだけ。
他に何もなし。
毎日新聞の電子版(多分東京本社版)にはこの記事がないのでしょう。
大阪本社版限定の特別な記事(見出し)らしいのですよ。だから、摩訶不思議なのです。
この『圧勝必須』の見出しですが、日本の国内でどれくらいの範囲で配られたのでしょうか。
クリントンが圧勝していたのは選挙戦の初期のころの話で、
今ではせいぜいが『辛勝』かぎりぎり『薄氷の勝利』。
これでは到底毒舌家のトランプとの本選では勝てません。
そもそも、初期にクリントンが圧勝していた原因が『サンダースでは本選に勝てない』(クリントンなら本選で勝てそうだ)だったのですよ。最善(サンダース)ではないが、少しまし(クリントン)との有権者の選択だったのですが、もしも『クリントンでは到底勝てない』と分かれば、結論が180度引っくり返ります。