晴れのち??(24)zのサイドストーリーになります。オマケです。
夏の腐女子会@残暑お見舞い 野球への想いと熱意(31)
斉藤から急遽呼び出されて、古川は落ち合う店へ向かった。銀座界隈(かいわい)なので、徒歩で行ける距離の店だった。
幼なじみの同級生が営(いとな)む割烹(かっぽう)料理店で、高校生まで同じだった。斉藤から銀座界隈(かいわい)で、雰囲気がよく美味しい和風小料を教えて欲しいと言われて教えたのがこの店だった。
個室もありテーブル席とカウンターが、別れてて客席が選べる。美味しい料理には美味しいお酒が必要で、両方を楽しみたい人向けな店である。
割烹(かっぽう)料理店と言っても親しみやすいお店で、常連客が常に足しげく通(かよ)って来て居る。
店の店内へ入ると深緑色の着物姿の、顔なじみの店員が嬉しいそうに近付いて来た。
「若様、いらしゃいませ。」
「あぁ、もう、剛は来てるか??」
「斉藤様達は、奥の個室にいらしゃっております。さぁ、こちらへ。」
「小桃殿は元気かな??」
「女将は、おかげさまで元気ですよ。今日も張り切って、料理をしております。」
小田百代(ももよ)と言う名前だったので、古川が小学生時代につけたあだ名が小桃。通常は女将(おかみ)が、店に出て接客をするが小桃は立派な一人前の料理長である。
「女将(おかみ)、若様がいらしゃるの楽しみにしてます。」
静かで落ち着いた店内に客達は多数おり、思い思いに時間を過ごして居る。店員に案内されて、店の奥へっと向かう。
個室は四つある。一番奥の個室へ通されて、草履(ぞうり)を脱ぎ下駄箱に入れた。
引き戸を開けてから中へ入り短い距離の廊下を歩いた。立ち止まり襖(ふすま)を開ける前に声をかけた。
「剛。」
部屋の中から斉藤の声が聞こえた。
「入れよ。」
襖(ふすま)を開けて中に入ると座敷に斉藤の他に、もう一人。三十代前半の男性が座って居て古川を見ると立ち上がった。
「初めてまして、私は、斉藤本部長の秘書をしている伊東智明と申します。」
「堅苦しい、挨拶はなしだ。伊東は俺の秘書だから気にしないで。」
「秘書?? 剛の用事は、仕事の話しなのか??」
「いいから透も座れよ。仕事じゃないさ。」
二人を座らせてると斉藤は、座敷の備え付けの室内電話の受話器を取り受付に電話した。
「申し訳ありません。私が受付にお電話する手配が、斉藤本部長にお手数をかけてしまいました。」
「俺の近くに電話が、あっただけ。」
古川は御膳を廻り込み斉藤の、隣に座椅子があったので座椅子に座った。
声がした。
「失礼致します。前菜をお持ちしました。飲み物のご注文を頂きに参りました。襖(ふすま)をお開けしても良いでしょうか??」
「えぇ、どうぞ。」
伊東が返事をすると襖(ふすま)が開けられて、前菜がお盆に乗せられて運ばれて来た。
店員は深々とお辞儀(おじぎ)をし、お礼を言うと前菜を一人づつ置き終えた。コースのおしながきを添えてから、前菜の説明をした。
「お酒は、何になさいますか??」
伊東が斉藤と古川に尋ねた。
「俺、生ビールね。透は魚が好きなんだよな。だから魚メインの会席料理コースにした。俺は肉が好きだけどね。伊東は何が好き??お前、好き嫌いないから偉いぞ。」
「私は、赤ワインでクロ・レグリーズ'97を。」
「では、赤ワインでクロ・レグリーズ'97とグラス生ビールを二つお願いします。」
店員は注文を聞くと来たの同じく、お辞儀(おじぎ)をして退室して行った。
野球への想いと熱意(32)
夏の腐女子会@残暑お見舞い 野球への想いと熱意(31)
斉藤から急遽呼び出されて、古川は落ち合う店へ向かった。銀座界隈(かいわい)なので、徒歩で行ける距離の店だった。
幼なじみの同級生が営(いとな)む割烹(かっぽう)料理店で、高校生まで同じだった。斉藤から銀座界隈(かいわい)で、雰囲気がよく美味しい和風小料を教えて欲しいと言われて教えたのがこの店だった。
個室もありテーブル席とカウンターが、別れてて客席が選べる。美味しい料理には美味しいお酒が必要で、両方を楽しみたい人向けな店である。
割烹(かっぽう)料理店と言っても親しみやすいお店で、常連客が常に足しげく通(かよ)って来て居る。
店の店内へ入ると深緑色の着物姿の、顔なじみの店員が嬉しいそうに近付いて来た。
「若様、いらしゃいませ。」
「あぁ、もう、剛は来てるか??」
「斉藤様達は、奥の個室にいらしゃっております。さぁ、こちらへ。」
「小桃殿は元気かな??」
「女将は、おかげさまで元気ですよ。今日も張り切って、料理をしております。」
小田百代(ももよ)と言う名前だったので、古川が小学生時代につけたあだ名が小桃。通常は女将(おかみ)が、店に出て接客をするが小桃は立派な一人前の料理長である。
「女将(おかみ)、若様がいらしゃるの楽しみにしてます。」
静かで落ち着いた店内に客達は多数おり、思い思いに時間を過ごして居る。店員に案内されて、店の奥へっと向かう。
個室は四つある。一番奥の個室へ通されて、草履(ぞうり)を脱ぎ下駄箱に入れた。
引き戸を開けてから中へ入り短い距離の廊下を歩いた。立ち止まり襖(ふすま)を開ける前に声をかけた。
「剛。」
部屋の中から斉藤の声が聞こえた。
「入れよ。」
襖(ふすま)を開けて中に入ると座敷に斉藤の他に、もう一人。三十代前半の男性が座って居て古川を見ると立ち上がった。
「初めてまして、私は、斉藤本部長の秘書をしている伊東智明と申します。」
「堅苦しい、挨拶はなしだ。伊東は俺の秘書だから気にしないで。」
「秘書?? 剛の用事は、仕事の話しなのか??」
「いいから透も座れよ。仕事じゃないさ。」
二人を座らせてると斉藤は、座敷の備え付けの室内電話の受話器を取り受付に電話した。
「申し訳ありません。私が受付にお電話する手配が、斉藤本部長にお手数をかけてしまいました。」
「俺の近くに電話が、あっただけ。」
古川は御膳を廻り込み斉藤の、隣に座椅子があったので座椅子に座った。
声がした。
「失礼致します。前菜をお持ちしました。飲み物のご注文を頂きに参りました。襖(ふすま)をお開けしても良いでしょうか??」
「えぇ、どうぞ。」
伊東が返事をすると襖(ふすま)が開けられて、前菜がお盆に乗せられて運ばれて来た。
店員は深々とお辞儀(おじぎ)をし、お礼を言うと前菜を一人づつ置き終えた。コースのおしながきを添えてから、前菜の説明をした。
「お酒は、何になさいますか??」
伊東が斉藤と古川に尋ねた。
「俺、生ビールね。透は魚が好きなんだよな。だから魚メインの会席料理コースにした。俺は肉が好きだけどね。伊東は何が好き??お前、好き嫌いないから偉いぞ。」
「私は、赤ワインでクロ・レグリーズ'97を。」
「では、赤ワインでクロ・レグリーズ'97とグラス生ビールを二つお願いします。」
店員は注文を聞くと来たの同じく、お辞儀(おじぎ)をして退室して行った。
野球への想いと熱意(32)