※この小説はFetestaynightの設定を基に、夢小説として執筆しております。 一個人の解釈なので、原作やアニメ制作会社、出版社とは一切関係ありません。その点をご理解いただき、お読み下さる様お願いいたします。
Fete/AnotherIllusion(2)
俺の朝は早い、言峰家の食事作り担当ではないが、桜も同じぐらいに起きて来て一緒に朝食を作る。桜は俺の実の妹ではない、8年前に虐待されて居たのを目撃した。
学校の帰り道に桜の家の前に通りかかった俺は桜が、学校にも行かせてもらえてなく外へ放り出されて居たのを目撃した。
俺を見た時の怯えた瞳、着古した洋服に何日も風呂にも入ってない様子と傷だらけのやせ細った手足…‥ 家の窓からそれを楽しいそうに見物してる人物。
学校の帰り道に俺と同じ毎日観察してた人が居て、桜を保護をしたいと思う人と出会った。俺は初めは海斗(かいと)さんの事を信じられなかった。でも、ちゃんと話し合い勤め先に連れてってもらい悪い人ではないと。桜の様子を毎日見てた若い弁護士さんで真田海斗(かいと)と言う男子。
海斗(かいと)さんと俺で父親をどうにか説得し、桜を保護すると言う事になった。
俺の父親と言っても義父。10年前の大火で孤児となった俺を養子として養育してる。名前は言峰綺礼で神父の風格と威厳のオーラが余りに滲み出て半端ない迫力があり、神父と言うよりも俺的には地獄の魔王に仕える忠実なる大臣だ。
「おはよう、しーちゃん。」
「おはよう、さーちゃん。」
高校の制服にパステルピンクのエプロンをして桜がキッチンにやって来た。お互い穏やかな微笑をし見つめあう。
「しーちゃんは、いつも早い。」
「あはは、さーちゃんだって充分早いよ。ゆっくり寝てても良いのに。」
そう士郎が言うと桜は照れ隠しの様に耳たぶに、髪の毛をかき上げる仕種(しぐさ)をする。
広いキッチンなので二人並んでも圧迫感はなく、昔から二人で食事を作るのが楽しくって気づいたら日課になって居た。炊飯器からほんのりと甘い匂いがし、食事の支度も半(なか)ばになりつつ。
煮物やダシ巻き卵に焼き魚と小鉢を並べる。みそ汁を鍋からよそおとすると。キッチンの扉が静かに気配(けはい)なく開く。
天を突く様な黒い影が空間を瞬間移動して行く。桜は気がついてないが、士郎は振り返りその姿を確認した。
桜が背後を振り返り小さく驚く、ダイニングテーブルの椅子に座ったカソックに身を包んだ綺礼。
「おはようございます、綺礼おじ様。」
「おはよう。」
「あのさ、父さん。」
「なんだ。」
「もう少し、いつも普通に入って来れば良いじゃん。」
「通常だ。」
桜はニコニコと笑いながら手早く4人分の緑茶を煎(い)れた。綺礼は士郎に気にせず湯呑みを持ち飲む。綺礼ともう一人は湯呑み茶碗で桜と士郎はティーカップ
士郎と桜がダイニングテーブルの椅子に座ると、綺礼は膝に両手を重ね瞳を閉じて祈る。特に強要されてる訳ではないが、士郎と桜は綺礼と同じ様に自分の膝の上に両手を重ねて瞳を閉じた。
1分あるかないかの数十秒間に士郎と桜は今日も、家族が平和であります様にと祈る。
「アーメン。」
綺礼達が瞳をあけると、まばゆい金髪の美青年が退屈そうにダイニングテーブルの椅子に座り長い足を持て余す様にブラブラさせて居た。
「我を待たすな。」
「おはよう、金ぴか。」
「おはようございます、我様。」
綺礼は無言で頷く、それを見つめるギルガメッシュ。
4人揃ったので士郎は炊飯器を開けた。
後片付けも二人で済ます。だから、あっという間に終わる。その横で手伝う訳でもない、士郎にちょっかいを出すギルガメッシュ。
士郎と桜は高校へ。
教会の前までギルガメッシュが送り出しに出て来た。それは綺礼に士郎が引き取られた時からずっと続いて居る。
「我の晩餐(ばんさん)の支度に間に合う様にな。」
「留守番頼んだ、金ぴか。」
「はい、遅くならない様に帰宅しますね。」
「士郎、桜を見習え。お前は口の聞き方を知らん愚民だ。」
と言ってもギルガメッシュは楽しいそうに笑って居る。二人の影が寄り添う様にくっつき遠くなるのを見送った。
眩しい新鮮な朝陽に瞳を細めたギルガメッシュの背後から、綺礼が近づいて来るのを感じた。
「英雄王、下々(しもじも)の為に、毎朝御足労(ごそくろう)様でございます。 と言おうか。」
「英雄王とは他人礼儀だぞ。我をギルと呼べと。綺礼、今日は神父の勤めはないはずだ。我の相手をする様に命じる。」
「本日の神父の勤めは一つもないが、第五次聖杯戦争の業務は多数ある。間もなく、7人のマスターとサーヴァントが集(つど)う。」
「そうか、お前の愉悦(ゆえつ)が増えるな。さらなる美酒を味わえる。」
「ギル、お互い様だろ??」
綺礼は暗く淀(よど)んだ瞳で笑った。
ギルガメッシュはその、瞳を見つめ思う。綺礼自信は気がついて居るのか不明だっが、彼に何かの呪いが身体を蝕(むしば)んでるのではと。
綺礼に長年付き添ってるが体調不良やケガはしてないし、通常の人間よりも遥かに健康的でずば抜けて生命力は強い。健康面では何一つ心配はなが…‥呪いの一種なのかっと。
綺礼に呪いをかけられる人物はこの世で、ただ一人思いつく───────── 衛宮切嗣 綺礼の運命の宿敵であり、唯一(ゆいいつ)の天敵。
Fete/AnotherIllusion(2)
俺の朝は早い、言峰家の食事作り担当ではないが、桜も同じぐらいに起きて来て一緒に朝食を作る。桜は俺の実の妹ではない、8年前に虐待されて居たのを目撃した。
学校の帰り道に桜の家の前に通りかかった俺は桜が、学校にも行かせてもらえてなく外へ放り出されて居たのを目撃した。
俺を見た時の怯えた瞳、着古した洋服に何日も風呂にも入ってない様子と傷だらけのやせ細った手足…‥ 家の窓からそれを楽しいそうに見物してる人物。
学校の帰り道に俺と同じ毎日観察してた人が居て、桜を保護をしたいと思う人と出会った。俺は初めは海斗(かいと)さんの事を信じられなかった。でも、ちゃんと話し合い勤め先に連れてってもらい悪い人ではないと。桜の様子を毎日見てた若い弁護士さんで真田海斗(かいと)と言う男子。
海斗(かいと)さんと俺で父親をどうにか説得し、桜を保護すると言う事になった。
俺の父親と言っても義父。10年前の大火で孤児となった俺を養子として養育してる。名前は言峰綺礼で神父の風格と威厳のオーラが余りに滲み出て半端ない迫力があり、神父と言うよりも俺的には地獄の魔王に仕える忠実なる大臣だ。
「おはよう、しーちゃん。」
「おはよう、さーちゃん。」
高校の制服にパステルピンクのエプロンをして桜がキッチンにやって来た。お互い穏やかな微笑をし見つめあう。
「しーちゃんは、いつも早い。」
「あはは、さーちゃんだって充分早いよ。ゆっくり寝てても良いのに。」
そう士郎が言うと桜は照れ隠しの様に耳たぶに、髪の毛をかき上げる仕種(しぐさ)をする。
広いキッチンなので二人並んでも圧迫感はなく、昔から二人で食事を作るのが楽しくって気づいたら日課になって居た。炊飯器からほんのりと甘い匂いがし、食事の支度も半(なか)ばになりつつ。
煮物やダシ巻き卵に焼き魚と小鉢を並べる。みそ汁を鍋からよそおとすると。キッチンの扉が静かに気配(けはい)なく開く。
天を突く様な黒い影が空間を瞬間移動して行く。桜は気がついてないが、士郎は振り返りその姿を確認した。
桜が背後を振り返り小さく驚く、ダイニングテーブルの椅子に座ったカソックに身を包んだ綺礼。
「おはようございます、綺礼おじ様。」
「おはよう。」
「あのさ、父さん。」
「なんだ。」
「もう少し、いつも普通に入って来れば良いじゃん。」
「通常だ。」
桜はニコニコと笑いながら手早く4人分の緑茶を煎(い)れた。綺礼は士郎に気にせず湯呑みを持ち飲む。綺礼ともう一人は湯呑み茶碗で桜と士郎はティーカップ
士郎と桜がダイニングテーブルの椅子に座ると、綺礼は膝に両手を重ね瞳を閉じて祈る。特に強要されてる訳ではないが、士郎と桜は綺礼と同じ様に自分の膝の上に両手を重ねて瞳を閉じた。
1分あるかないかの数十秒間に士郎と桜は今日も、家族が平和であります様にと祈る。
「アーメン。」
綺礼達が瞳をあけると、まばゆい金髪の美青年が退屈そうにダイニングテーブルの椅子に座り長い足を持て余す様にブラブラさせて居た。
「我を待たすな。」
「おはよう、金ぴか。」
「おはようございます、我様。」
綺礼は無言で頷く、それを見つめるギルガメッシュ。
4人揃ったので士郎は炊飯器を開けた。
後片付けも二人で済ます。だから、あっという間に終わる。その横で手伝う訳でもない、士郎にちょっかいを出すギルガメッシュ。
士郎と桜は高校へ。
教会の前までギルガメッシュが送り出しに出て来た。それは綺礼に士郎が引き取られた時からずっと続いて居る。
「我の晩餐(ばんさん)の支度に間に合う様にな。」
「留守番頼んだ、金ぴか。」
「はい、遅くならない様に帰宅しますね。」
「士郎、桜を見習え。お前は口の聞き方を知らん愚民だ。」
と言ってもギルガメッシュは楽しいそうに笑って居る。二人の影が寄り添う様にくっつき遠くなるのを見送った。
眩しい新鮮な朝陽に瞳を細めたギルガメッシュの背後から、綺礼が近づいて来るのを感じた。
「英雄王、下々(しもじも)の為に、毎朝御足労(ごそくろう)様でございます。 と言おうか。」
「英雄王とは他人礼儀だぞ。我をギルと呼べと。綺礼、今日は神父の勤めはないはずだ。我の相手をする様に命じる。」
「本日の神父の勤めは一つもないが、第五次聖杯戦争の業務は多数ある。間もなく、7人のマスターとサーヴァントが集(つど)う。」
「そうか、お前の愉悦(ゆえつ)が増えるな。さらなる美酒を味わえる。」
「ギル、お互い様だろ??」
綺礼は暗く淀(よど)んだ瞳で笑った。
ギルガメッシュはその、瞳を見つめ思う。綺礼自信は気がついて居るのか不明だっが、彼に何かの呪いが身体を蝕(むしば)んでるのではと。
綺礼に長年付き添ってるが体調不良やケガはしてないし、通常の人間よりも遥かに健康的でずば抜けて生命力は強い。健康面では何一つ心配はなが…‥呪いの一種なのかっと。
綺礼に呪いをかけられる人物はこの世で、ただ一人思いつく───────── 衛宮切嗣 綺礼の運命の宿敵であり、唯一(ゆいいつ)の天敵。