産経新聞の記事より
2月上旬、都内で開かれた民主党議員と支持者による会合。党代表、小沢一郎が発した言葉に会場は一瞬凍りついた。
「拉致問題は北朝鮮に何を言っても解決しない。カネをいっぱい持っていき、『何人かください』って言うしかないだろ」
日本人の人権と日本の主権を蹂躙(じゅうりん)した北朝鮮の犯罪をカネで決着させる-。あまりにもドライな小沢発言は、当然のごとく、箝口令が敷かれた。
驚くべき発言で、アジアの真実氏は「麻生内閣に対して見苦しいまでに徹底した言葉狩りを展開した民主党とマスコミはこの問題発言から逃れることはできません。マスコミもはこれをきちんと報じ、麻生内閣へ対する言葉狩りと同等の追及を行わなければなりません。もしこの発言をマスコミが封殺するようなことがあれば、そのダブルスタンダート・偏向の度合いが既に自浄不能なレベルに達しており、全く信用のできないメディアに成り下がっていることを自ら証明することになるでしょう」と述べていますが、まったく持ってその通りだ。
言論の自由の下、自分勝手な解釈にって政敵を辞任させたり、このような問題発言をもみ消したりすることを許せば独裁政治が待っているだろう。自由というのは、お互いの意見を尊重するということである。しかし、相手の意見を尊重するために自国の主張を押さえ込まれたり、相手の考えを尊重して特殊な考えを押し付けることを許してはならない。そうすれば結局は、誰が力を持っているかによってすべてが決まる社会へと突き進んでいくことになるだろう。
金を払って拉致被害者を助けるということは、間接的に核開発のために外資を渡すということにもなりますし、人の命を金で買うという浅ましさに湾岸戦争時代、兵を出さず金だけ出して批判されたことを忘れたんでしょうか?
こういうことをする人が党首をやっているから、民主党は自民党がダメな今、一気呵成に攻めることが出来ないんだと思います。加えてマスコミもこの話題をニュースであまり取り上げません。こういうダブルスタンダードが新聞やテレビ離れを起こしているということをそろそろ気づいて欲しいものです。
なんともイヤな気持ちになったニュースでしたよ、これは。