社民党の福島瑞穂党首が自民党の世襲制限見送りを非難したというニュースを読んで思わず笑ってしまった。自民党や民主党の世襲議員が大問題だと考えているようだが、国民からすれば党首選挙がちゃんと行われない民主党の現状や、同じ党首がずっと居座っている共産党の党員無視や、土井たか子氏から福島瑞穂氏へと権力者の意思で党首の座が受け渡された北朝鮮のような党の独裁性の方がよほど大問題だろう。
世襲制を非難しながら、自分の党がやっていることがそれを対して変わらないことを一番上の地位においてやっていることに気づかない、同じだと理解できないことの愚かさがここにある。そういえば、ピースポートが自衛隊の派遣に反対しながら、護衛を要請したという話があったが、自分の言っていることとやっていることが矛盾している、自分の主張していることの論理矛盾に気づかないこの左翼脳が治ることはないのだろうか。
世襲とは血族による地位の譲渡です。
では、社民党などの選挙によらないリーダー選出は、世襲と同質でしょうか?
そもそも選挙を前提する制度の必然性はありません。選挙とはあくまでも意思表示の手段でしかなく、代替する手段によって合意形成されたリーダー選出であれば、それでいいのです。
そして、これも論破できますが
>ピースポートが自衛隊の派遣に反対しながら、護衛を要請したという話があったが、自分の言っていることとやっていることが矛盾している
というのも暴論に過ぎません。
確かに一面的な矛盾でしょう。
では、一面的な論理矛盾だけで全て否定できるでしょうか?
定額給付金を否定した人間は、給付を受けるべきではない!
という理屈と同じです。その批判は権利の授権を侵害するものであることは明白でしょう。
それに、反対理由をどこまで吟味して批判しているのでしょうか?
単純に反対⇒要請は矛盾とは短慮でしかないでしょう。
例えば、私個人は派遣には賛成ではありません。それは、当海域での自衛隊の活動権限はあんまりにも気の毒だからです。法的正当性も付与されず、主体的な活動もできず、活動計画も方針もなく大風呂敷を広げられて派遣された結果論は、悲劇であるし、無責任なことです。
つまり、有権者として派遣した自衛官の責任から、あまりにも不遇であるからこそ、反対する立場です。このような立場からすれば、自衛隊派遣に反対であっても、要請することに矛盾はありません。
反対する理由も吟味せずに、批判しているのは、知的短慮といえるのではないでしょうか?