車輪を再発見する人のブログ

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中川財務相辞任

2009年02月18日 | 政治

なんとも不可解な、意味不明な出来事がまた起こった。先進7カ国財務省・中央銀行総裁会議後の記者会見において、体調不良・疲労のためか調子が優れずちゃんと明瞭に発言できなかったことを、「泥酔疑惑」とも報道された中川財務相が辞任した。この事件は中山氏の辞任のときと同じような極めて恣意的な臭いがする。

また起こったか。これが私の最初の反応である。野党とマスコミが勝手に過剰反応し、自ら暴走しエスカレートしていく。ほんの些細なことや、自分達がただ単に不適切と勝手に思っただけで、狂ったように叫びだし相手を非難し、辞任と謝罪、徹底的な責任を求める。これは「言葉狩り」のときの典型的なパターンであるが、一部の人間が物事や発言をそのように解釈できるというだけで、都合の悪い者は抹殺されていくのである。博士の独り言氏の言を借りると「今般の出来事の本質は「人間狩り」であり、政治の名を借り、且つメディア報道を大々的に政治利用した暴力である。」と言えるだろう。

ここでは何度の言っていることであるが、勝手な解釈による暴走がまた起こったかという思いだ。何でもないような発言や、一面の真理を付いたような言動であったとしても、一部の人間が気に入らなければ徹底的に弾劾され糾弾される。一方で、一定の客観的な事実や、理論的合理性に基づいた発言が、他の理由や相手にも責任があると言う論法によって、発言した側が罵倒される。物事の解釈が多くのことを決めてしまう社会においては、何が正しいかではなく、誰が正しいかということによって物事が決まらざるを得ないだろう。このような恣意性に断固として反対していかなければならないだろう。

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