柔和な者は幸いです。
その人は地を相続するからです。
マタイの福音書 5章 5節
山上の垂訓、八福の教えの三つめです。
柔和な人とは、「心の貧しい人」とほとんど同義語だそうです。自分の存在そのものが神様によって存在しているということを知っている謙虚で優しい人。優しいと言うと、何か弱々しさを感じますが、弱々しい優しさではありません。
民数記12章3節に「モーセという人は、地上のだれにもまさって非常に謙遜であった。」・・・とあります。この謙遜・・は柔和・・とも訳されます。モーセは弱々しい人ではありませんでした。
イエスさまも「疲れた人、重荷を負っている人」を招かれ「わたしは心優しく、へりくだっているから・・・」と言われました。自我を主張することなく、ただ神様のみ心に従う者の姿です。
柔和な人は・・はこういうこころ優しい人です。そのような人が 地を相続するのです。この地を相続するとは、単なる土地を受け継ぐのではなく、神の国の嗣業、神の国に住まわせられるというのです。
イエス・キリストに倣いましょう。