さて、イエスは、悪魔の試みを受けるため、
御霊に導かれて荒野に上って行かれた。
そして、四十日四十夜断食したあとで、空腹を覚えられた。
すると、試みる者が近づいて来て言った。「あなたが神の子なら、
この石がパンになるように、命じなさい。」
イエスは答えて言われた。「『人はパンだけで生きるのではなく、
神の口から出る一つ一つのことばによる。』と書いてある。」
マタイの福音書4章 1節~4節
イエスさまの公生活(公に世に出て働きをされること)の最初にされたことで、サタンの誘惑に会われた時のことです。
サタンはイエス・キリストを誘惑し、罪を犯させ、救い主としてしての資格を失わせ、人類の救霊の父なる神のご計画を阻止しようとしました。
しかし父なる神のご計画は、御子イエス・キリストは、罪のない方であり救い主であることを立証することでした。そのために、最初にサタンの誘惑を許されたのです。
40日の断食の後ですから、当然空腹状態です。その一番弱い部分にサタンは誘惑を仕掛けて来ました。 イエスさまは神様です。何でもおできになれる方です。しかし、サタンに打ち勝つ最大の手段、神の言葉を語りました。『 』の御言葉は申命記8章3節に書かれている御ことばです。
神の口からでる神の言葉こそが、私たち肉なる人間の生きる根拠、サタンに打ち勝つ武器です。サタンは私たちの一番弱い部分を知っています。そこを突いてきます。神様の言葉によって打ち勝って行きましょう。