2023年11月3日(金)
ヒルベルト・ノイマンの定理は、実数R上または複素数C上のノルム空間において中線定理が成立す
ることが内積空間になる必要十分条件であると主張している。このことから、ベクトル空間Vがバナッ
ハ空間であるならば、Vは必然的にヒルベルト空間となる。このことから、Vがヒルベルト空間である
必要十分条件として、①Vはバナッハ空間(完備なノルム空間)である、②中線定理が成立するとおき
かえていいであろう。
本ブログでは、このヒルベルト・ノイマンの定理の証明は省略させていただいた。後述する古田孝之
氏の著書を参照にしていただきたい。
関数解析学は,よく無限次元の線形代数と言われることがある。本文でも触れたが、本ブログが参考
にした
古田孝之『線形作用素への誘い 行列からヒルベルト空間上への有界線形作用素へ』
(培風館、2001.0405 初版)
は、ヒルベルト空間についてもいい入門書・参考書になっていると思う。
本文2枚目の例題2に登場するL²空間(L²[0,1]と表す)はヒルベルト空間の例であり、量子力学では
重要な役割を果たす。
ちょっと休息 来週は、忙しい日々
来週の8日(水)から放送大学2学期の通信指導課題のWebからの提出が始まる。私は、9日に
提出したいと考えている。来週は、予定が詰まっているので効率よく振る舞いたい。
10月 8日(月) 8時30分頃 理髪店へ
10月 9日(火) 9時頃から14時近く 岐阜学習センター
通信課題の問題を解く
10月10日(水) 8時20分頃から午前中 人間ドック
海津市医師会病院
午後14時頃 通信指導課題の提出(Webにて)
10月11日(木) 9時30分から11時まで セミナー『百人一首の世界』に参加
小川陽子先生 zoomによるオンライン
なお、放送大学の通信指導課題の提出期間は、Webの場合11月8日から11月29日まで
である。なにがあるかわからないので単位認定試験も同様であるが、いつも早めに提出すること
にしている。