ある数学愛好者のひとり言

数学好きな私がひとり言をつぶやきます。

ウオリスの公式1 ~その証明

2024-01-27 00:00:05 | 数学・数学教育

2024年1月27日(土)

 

 ジョン・ウオリスは、17世のイングランドの数学者である。解析幾何学、積分等多方面に活躍した。

 ウオリスの公式については、本文で述べてある。美しい無限乗積に関する公式である。本文のウオリス

の公式の左辺は、n!!を用いて

   lim_n→∞ (2n)!!^2/(2n-1)!!(2n+1)!!

と表すこともできる。ここに、n!!は例えば

   10!!=10・8・6・4・2

   11!!=11・9・7・5・3・1

とひとつ飛びに順にかけていく記号である。

 

 本ブログでは、

  ウオリスの公式1 ~その証明

  ウオリスの公式2 ~~ウオリス積分からガウス積分へ

をとりあげる。

 なお、ウオリスの公式を高校数学の範囲で証明した紹介が

  高校数学の美しい物語

にある。ここでは、3通りの証明方法が紹介されている。おおいに参考になる記事である。

 

 

 

 

ちょっと休息 1月25日投稿のfacebook2題

(1)大雪

 昨日は、雪がうっすらしか降りませんでした。今日の朝は、たくさん雪が積もりました。朝一番で、雪かき

をしました。

 

(2)セミナー『百人一首の世界』より

 今日は1ヶ月に一度の小川陽子先生の『百人一首の世界』のセミナーでした。9時30分~11時までで

した。途中、私のパソコンがバッテリー切れで突然強制的に画面が切れて退出になってしまいました。5分

後に再度、zoomに接続し直して参加できました。

 さて、今日の和歌は、次の2首でした。

53  嘆きつつひとり寝る夜の明くる間はいかに久しきものとは知る  右大臣道綱母

54  忘れじの行く末まではかたければ今日をかぎりの命ともがな   儀同三司母
       
 53の 和歌について

 ①出典は、『拾遺和歌集』でそこには詞書きが添えられています。②右大臣道綱母は、『蜻蛉日記』の筆

者です。蜻蛉日記には、この和歌の背景が記述されています。また、相手である兼家の辺歌も載せられてい

ます。③『大鏡』にも 、この和歌の背景が記述されています。 ④百人一首には、作者と歌しか記載されて

いません。①~④までの記述を踏まえると、この歌の解釈と背景が微妙に違ってきます。このことも、セミ

ナーのテーマでした。

54の 和歌について

 儀同三司母は、藤原道隆の妻で伊周の母です。高階貴子という名前のわかっている珍しい女性です。儀同

三司とは、伊周のことです。

 そうしたことを踏まえて、二首を味わうといいと思いました。

コメント
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