JUSSI SALMIAKKINEN (ユッシ☆サルミアッキネン)

フィンランド各地の日の出、日の入り時間の変化をウィークリーでご紹介します。

FILE-050 Timoおじさんの家に行く その5

2006-03-23 21:48:10 | フィンランドぶらぶら紀行
【その4からの続き】

次の建物に移動した。
時代的には、さっきの建物よりも建築年代が新しい。



家に入るとすぐ、様々な道具が目に入ってくる。Timoおじさんの説明も絶好調だ。
手にしているのは、炭火式アイロン。


昔のスケート各種。日本にも下駄履き式スケートというのがあったそうな。


珍しい、折りたたみ式スキー。
狩猟などに用いたもので、必要ない時は折り畳んでおく、森の中でも邪魔にならない。
ちなみに、ソ連との戦争(冬戦争)当時は、戦闘機にこのようなスキーを積み込んで置き、
万が一不時着した場合は、このスキーを使って戻って来たそうだ。


天井に保管された木製のクロスカントリー用スキー群。
木製のスキーは、写真のように保管しないと、反り(アーチベンド)がなくなってしまう。
ちなみに、木製のクロカンの板は1970年代前半まで、第一線の競技者も使っていた。
グラスファイバー製の板の登場は1974年からで、1972年の札幌オリンピックの選手たちは、手前のような木製板で滑っていた。
そして、当時のポール(ストック)は竹製だった。
トンキン(東京)ポールと呼ばれ、日本の竹が使われている。
日本発の輸出品のひとつでもあった。


【その6へ続く】