JUSSI SALMIAKKINEN (ユッシ☆サルミアッキネン)

フィンランド各地の日の出、日の入り時間の変化をウィークリーでご紹介します。

FILE-047 Timoおじさんの家に行く その2

2006-03-20 12:27:48 | フィンランドぶらぶら紀行
 
「Timoおじさんの家に行く その1」を書いてから12日が過ぎ、知り合いからは、“続きはまだ?”と言われてしまった。お世辞でもうれしいものだ。

実は、某語学クラスの放課後に「フィンランド・サイドから見たトリノ五輪」というテーマでビデオ上映会をするために準備をしていて、続きを書く時間がなかったのである。この模様は、フィン語の先輩で、ブログ仲間でもある mikamyyさん のブログでレポートして頂いているので、興味ある方は訪ねて頂きたい。フィンランド人選手の活躍を今一度!(注:ここで紹介されている LAKRITSI は私が持ち込んだもので、後日当ブログでも紹介する予定である。)

また、前章をご覧になっていらっしゃらない方のために、前章の「Timoおじさんの家に行く その1」のリンクを張っておくことにする。

【その1から、続く】
コタを出てそのまま自宅に行くのかと思っていたが、着いたところが上の写真の建物だった。どう見ても、人が生活している雰囲気はない。
フィンランド語でしか会話が成り立たないため、詳細はわからないが、どうやら「地域の集会所」のようだ。着くとすぐに、奥さんのRiittaさんが玄関の雪を掃出していた。


そして、2階に案内された時のスナップがこれだ。出来て日があまり経っていないようだ。Timoおじさんは地域の新たな名所を自慢したかったのだろう。Timoおじさんは、テーブルで何やら書き物を始めた。
しばらくして、私を手招きして私を呼んだ。何かなと思って、書いているものを見ると、「芳名帳」だった。お前もこれにサインしろという感じでペンを渡された。
漢字でサインを始めると、Timoおじさんは私のサインを指差しながら、これが日本の文字だ!というような感じで周囲の人にアピールしていた。
ということで、私はこの集会所初の日本人訪問者第一号となったのである。

サインを済ますと、Timoおじさんは、何やら引き出しから写真を取り出し、披露し始めた。見ると、この近隣の森での夏の鹿狩りの模様を撮ったものだった。鹿といっても、実際にはヘラ鹿のようだ。森の中で仕留めたヘラ鹿を大勢の人たちで、運ぶ模様などが写されている。
そして、手招きをしながらTimoおじさんは、「KESÄLLÄ」(芬語接格:夏に)と言ってくれた。
日本にいると狩りという習慣は、限られた人しか経験がないので、言われた時はちょっとドキッとしてしまった。でも、お誘いを受けたことは、正直いってうれしかった。
私は、冬しかフィンランドに行ったことがないので、いつか夏にも行ってみたいと思っているが、もし行く機会があったら、是非ここを訪れたいと思った。
そのためには、フィン語も貯金も頑張らねば!?



しばしの時を過ごした後、移動をするようなので、玄関先にみんなを集めて、記念写真を撮った。
コタで一緒に過ごした人たちが、パラパラと帰り始める。ここでお別れのようだ。
皆さんどうもありがとう!

そして、今度こそ本当に Timo おじさんの自宅に向かうのであった。

【その3に続く】