JUSSI SALMIAKKINEN (ユッシ☆サルミアッキネン)

フィンランド各地の日の出、日の入り時間の変化をウィークリーでご紹介します。

S-016 MALACOLEAF Läkerol SALMIAK 23g

2006-05-31 12:29:08 | 今日の一品(サルミアッキ)
 
スウェーデン製のサルミアク(SALAMIAK)の登場である。
Fazerの製品などでは、パッケージの片面は、フィンランド語表記のSALMIAKKI、もう片面は、スウェーデン、ノルウェー、ドイツなどで通じるSALMIAKという表記になっている。ということで今回は、スウェーデン風にSALMIAKという表記で通したい。
ちなみに、手持ちの瑞英辞典や独和辞典でSALMIAKを引くと塩化アンモニウム(anmmonium chloride)と出てくる。

販売元はMALACOLEAF社(本拠地:Malmö )であるが、LäkerolブランドのWebサイトも存在する。LEAFという名称が気になり、MALACOLEAFのWebサイトを探ったところ、フィンランドのLEAF社(本拠地:トゥルク)SISUTERVA LEIJONA等のメーカー)は、その系列であるようだ。

上の写真は、金属缶入りと紙箱入り(4個パック)を撮ったものであるが、現在は紙箱入りのものだけが現行品のようである。
この一品の入手に当たっては、金属缶はmoicafeのマスター、紙箱版はフィン語仲間のakira氏より頂いた。感謝!!



ということで、以後のレポートは現行品の紙箱入り(写真↑)で行うことにする。

このパッケージデザインは、Läkerol製品のラインナップで共通化されている。ラインナップには、フルーツ系やリコリスなどのバリエーションがある。パッケージを並べると結構カラフルであるが、さすがにSALMIAKは重々しい色使いで、軽はずみな気持ちで買わないように注意を喚起しているようだ。(笑)

Läkerol製品は、国内でもソニープラザ(パッケージのサイズが異なる。イタリア製と表記)や今話題のIKEAなどでも販売されているが、さすがにSALMIAKだけは見かけることはない。輸入元もしっかりリサーチしているようである。(輸入元さん冒険しましょうよ!ともいえないか!)

パッケージはちょっと小振りで、縦5.6cm、幅4.7cm、厚さ1.7cmで、内容量は23gである。



【テイスティング】
サルミアクの形状は、学生服のボタンのような形で、直径は約1.6cm、厚さは最大0.5cmで、パッケージにもある「A」が浮き彫り状になっている。色はつや消しの黒で微妙な赤味があり、見るからに手強そうな面構えをしている。
ちなみにサルミアク(塩化アンモニウム)の含有量は5.9%という表記がある。(今まで、塩化アンモニウム含有量が表示されている製品は見たことがなかった。)

口に含むと、いきなり強い塩気(注:本品は塩化ナトリウムも含有)に襲われる。そして、重たい感じの苦み。
ミントっぽさやアンモニアっぽさは感じられないが、骨太でしっかりしたコクのある味わいだ。

私も最初は面食らってしましたが、回を重ねるごとにその魅力にはまってしまった。前回ご紹介した FAZER PANTTERI と比較すると、はるかに馴染みにくい。
パッケージに (Läkerol) makes people talk と記されているが、日本では押し黙ってしまうか、悲鳴になってしまうかもしれない。

サルミアッキがお好きな方には、お試し頂きたい一品だ。

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フィンランドの日照時間ウォッチング(注:晴れた場合を想定)
2006年5月31日(水)
場  所日の出日の入り日の長さ
UTSJOKI ウツヨキ
フィンランド北端部
なしなし24時間00分
ROVANIEMI ロヴァニエミ
北極圏から南8Kmラップランド最大の都市
02時22分00時14分21時間52分
HELSINKI ヘルシンキ
フィンランド南端部
04時11分22時27分18時間16分


S-015 Fazer Pantteri 32g

2006-05-29 16:47:39 | 今日の一品(サルミアッキ)
 
今日の一品は、フィンランドのトップ・ブランド Fazer 社の定番 Pannteri(豹)である。フィンランドの企業であるが、他のサルミアッキ製品と同様に、この製品もノルウェー製である。

パッケージ自体は、このブログの「サルミアッキのある風景」で既にデビュー済みであるが、今日はもう少し詳しく述べたい。

写真は小さな箱入りであるが、ラインナップとして大粒袋入り200gと箱入り2kgがある。

箱には小さな文字で、「ALKUPERÄISIÄ PASTILLEJA VUODESTA 1965」と書いてある。
ということは、1965年にデビューしたFazerのオリジナル商品ということだ。当時にすれば、サルミアッキ界のニューウェイブだったのであろう。
精悍な豹(ヒョウ)のプロフィールのパッケージ・デザインがなかなか良い。

この一品の入手に関しては、Juukoさん、ひろこさんにご協力頂いた。感謝!!



【テイスティング】
一粒の大きさは台形状で、直径1.2cm、高さ0.7cm。Pantteriの「P」という文字が浮き彫りになっている。
表面は、白い粉で覆われている。サルミアッキの主成分である「塩化アンモニウム」であろうか。ただ、塩化アンモニウムは潮解性が高く、日本のような高温・多湿の環境では、ベタベタし始めくっつき合ってしまう。これからの季節は、注意が必要である。

口に含むと、まず塩気とミント成分が口に広がるが、Lakritsi(甘草)ぽさはあまり感じられない。全体の印象としては、サルミアッキ感は薄いほうだ。
ミントでアンモニア臭さを消している。それに着眼したのがこの製品開発コンセプトなのであろう。

他の製品に比べれば、食べやすいかもしれないが、甘味はないので万人受けするとはいえないだろう。
パッケージに惹かれて買ったのはいいけど、永久保存もしくは、ゴミ箱に直行なんていうことにならないことを強く願うものである。

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フィンランドの日照時間ウォッチング(注:晴れた場合を想定)
2006年5月29日(月)
場  所日の出日の入り日の長さ
UTSJOKI ウツヨキ
フィンランド北端部
なしなし24時間00分
ROVANIEMI ロヴァニエミ
北極圏から南8Kmラップランド最大の都市
02時32分00時03分21時間31分
HELSINKI ヘルシンキ
フィンランド南端部
04時15分22時23分18時間08分


L-009 Panda Original Täyte Laku 250g

2006-05-27 20:32:10 | 今日の一品(ラクリツィ)
 
今日の一品は、フィンランドの AAJAKOSKI にあるOY PANDA AB のラクリツィ。
täyteは“詰め物”、lakuは“ラクリツィ(リコリス・甘草)”の意。

これをフィンランド土産に下さったフィン語友達の Mikiさん、Kiitoksia Paljon!!

この製品の特徴は何と言っても、ラクリツィに4つフレーバーが詰め物となって入っていることである。
百聞は一見にしかず、下の写真でどうなっているかを見て頂きたい。



ラクリツィの断面が、フィンランドが誇るデザインブランドであるマリメッコ社のウニッコを思わせる花模様となっている。ちょっと思い込みが強すぎ?!
その花は、チョコレート、バナナ、キャラメル、そしてストロベリーの4つ風味の詰め物で表現されている。Originalと書かれていることから、Panda社の誇る一品なのであろう。

【テイスティング】
封を切ると、まずその香りに驚く。フルーティーな香りが強く周囲を包むのである。ちっともラクリツィらしくない。
口に含み、ムシャムシャと食べ始める。これは持論だが、基本的にラクリツィはムシャムシャと食べるもの、サルミアッキは口に含んで溶けるまで舐め続けるものと認識している。

味は、4つフレーバーがそれぞれ味わいをきちんと表している。ラクリツィらしさは、ほとんど感じられらない。
見た目が黒いお菓子であることを除いては。ということで、黒いお菓子にしては万人受けする一品である。
試しに、私が通っているフィン語教室の「放課後のお楽しみ会」にこれを供したところ、かつてにない人気で多くの人がこれを口に運んだのである。

フィンランド土産に無難な一品であると言えるだろう。これと任意のサルミアッキ(パッケージデザインで選ぶ)のペアで、お土産選びの心配をこれ以上する必要はない。

彼の地では、TVを見ながら、これをムシャムシャと一袋完食するようである。「カウチ・ポテト族」ならぬ「カウチ・リコリス族」である。

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フィンランドの日照時間ウォッチング(注:晴れた場合を想定)
2006年5月27日(土)
場  所日の出日の入り日の長さ
UTSJOKI ウツヨキ
フィンランド北端部
なしなし24時間00分
ROVANIEMI ロヴァニエミ
北極圏から南8Kmラップランド最大の都市
02時42分23時52分21時間10分
HELSINKI ヘルシンキ
フィンランド南端部
04時18分22時19分18時間01分


S-014 Korpiahon SALMIAKKIHUNAJA 150g

2006-05-25 23:09:34 | 今日の一品(サルミアッキ)
 
久々の今日の一品の登場である。前回サルミアッキを紹介したのは、3月14日だったので、およそ70日ぶりの本編復帰となる。
HUNAJAとはフィンランド語で、蜂蜜のことをいう。ということで、サルミアッキ蜂蜜のご紹介である。
上の写真でもお分かりのように、中身が黒い色をしていて、ドキッとする。

これは、フィン語仲間のJuukoさんからの頂きものであるが、彼女は、ハッキリ言ってサルミアッキは嫌いなのであるが、ヘルシンキのSOKOS VAAKUNAの地下にあるスーパーマーケットで、土産物を物色中にこれを見かけた途端、私の顔を浮かび、買わずに帰れなくなったそうだ。私の「黒いお菓子」を引き付ける念力は、ますます強力になってきているようだ。恐るべし!
Juukoさんは渡芬の度に、いろいろと黒いお菓子を買ってきて下さり、このブログを支援して下さっている。KIITOKSIA PALJON! 今夏の渡芬の折にも宜しくお願い致します。(なんちゃって!)

さて、本題に戻るのであるが、この製品を作った KORPIAHON HUNAJA OY という会社は Varpaisjärvi というところの養蜂所である。同社のホームページをちょっと覗いてみたが、経営者らしき夫婦やその子供の写真が掲載されているところを見ると、家族的な規模の会社のようだ。


【テイスティング】
上の写真は、それを瓶から取り出してた様子である。黄色い蜂蜜に黒っぽい微粉状のものが、混ざっている感じだ。
試しに口に運んでみる。糖分が結晶化して、ジャリっとした感じがする。
???!!
蜂蜜の香りと味が口腔内に広がってくる。蜂蜜としてはおいしい部類だと思うのだが、肝心の黒いモノの存在はどこに? “あれれぇ、いないよぉ!”なのである。
恐る恐る食品成分表を見てみるとサルミアッキらしい表示がない!

【食品成分表の写し(フィンランド語)】
Ainekset(成分): Hunajaa(蜂蜜)、luontaisia ja luontaisenkaltaisia aromiaineita(天然および天然に準ずる香料物質)、musta väriaine E153(黒色色素)としか書かれていない。えっ、SALAMIAKKIはどうなっているの?
サルミアッキはたとえ入っていても、分からないほどしか入っていないようだ。

で、私は考えを変えた。“これは、ジョーク・フードでは?”と。
そう考えれば、楽しいじゃないか!
みなさん、どう思います。これ?

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フィンランドの日照時間ウォッチング(注:晴れた場合を想定)
2006年5月25日(木)
場  所日の出日の入り日の長さ
UTSJOKI ウツヨキ
フィンランド北端部
なしなし24時間00分
ROVANIEMI ロヴァニエミ
北極圏から南8Kmラップランド最大の都市
02時51分23時42分20時間51分
HELSINKI ヘルシンキ
フィンランド南端部
04時22分22時15分17時間53分


サルミアッキのある風景 -VI 東京を案内する その4(最終回)

2006-05-22 13:16:39 | サルミアッキのある風景
 
【サルミアッキと浅草を歩く】

日の出桟橋から約35分の旅で、浅草に上陸した。
東京見物のセオリー通り、雷門から仲見世を抜け浅草寺の観音様を目指し、店をひやかしながら、歩く。
折しも、修学旅行のシーズン、中高校生が多い。
そして、提灯等の飾り付けも普段よりも多く見受ける。そうか、三社祭りが始まるのだ。
(注:今年の三社祭りは、5月19日~21日だった。)
雨が降ったり、やんだり。平日とはいえ、人が多い。ひと頃、衰退が進んだ浅草であったが、大部盛り返しているようだ。



観音様をお参りした後、一行は上野動物園を目指したのだが、入場締め切りを数分過ぎていたため、入ることができなかった。残念!
やむを得ず、アメ横に転進して時を過ごして、他の友人たちとの酒宴の場であるイギリス人の店長が仕切る有楽町のガード下の居酒屋へと向かったのであった。
Vさん、Lさん、そしてエリカさん、お疲れさまでした。
(完)

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フィンランドの日照時間ウォッチング(新レイアウト)
2006年5月22日(月)
場  所日の出日の入り日の長さ
UTSJOKI ウツヨキ
フィンランド北端部
なしなし24時間00分
ROVANIEMI ロヴァニエミ
北極圏から南8Kmラップランド最大の都市
03時05分23時28分20時間23分
HELSINKI ヘルシンキ
フィンランド南端部
04時28分22時08分17時間40分

※ちなみに、本日の東京の日の出は04時32分だったそうで、ヘルシンキとあまり変わらないが、日の入り時刻がぜんぜん違う。さすが北緯60度。