JUSSI SALMIAKKINEN (ユッシ☆サルミアッキネン)

フィンランド各地の日の出、日の入り時間の変化をウィークリーでご紹介します。

FILE-073 二泊三日タリンへの旅 その15(最終回)

2006-04-14 12:00:00 | フィンランドぶらぶら紀行
3時頃に旧市街の観光を終え、ホテルに戻り一息つく。
氷点下の屋外を長時間歩き続けるために防寒着(アンダーウェア(上下)+クロカン用のレーシングスーツ(上下)+Tシャツ+Yシャツ・パンツ+セーター+薄めのダウンコート)を脱いだら、ああ解放感!極楽、極楽。

1時間ほど休憩&軽い食事を摂った。この旅も既に17日が過ぎ、あっちこっち移動ばかりしていたので、疲れのせいか(ビールの飲み過ぎ?)食欲が湧かない。

再び着替えて新市街に向かって歩く。明日フィンランドへ戻るための空港行きのバス停を確認する。来た時と違う場所で迷っていたら、親切にも教えてくれた人がいた。感謝、感謝。空港行きのバス停はちょっと離れた場所だった。
それから、旧市街とは反対方向に向かって少し歩いてみる。やはり、フィンランドと違った雰囲気で、行ったことはないけどソ連っぽい雰囲気を感じる。
30分歩いたところで、ホテル方向に戻る。

ホテルの隣はショッピング・モールのようなものがあり、ぶらつく。館内は、結構人が多い。若い女性はとてもきれいだ。でも、年を取るとああなるのかという見本になる人も歩いている。こういうところで、日本製品を見かけると何故かほっとする。

部屋に戻る頃には、既に陽が沈んでいたが、あちらは陽が沈んでから真っ暗になるまでが長い。フィンランドでもやった「ホテルの窓からシリーズ」として、窓際に三脚を据え、自動間歇撮影を行う。








【ホテルの窓からシリーズ タリン暮色】

撮影を切り上げ、食事へ出掛ける。そういえば、タリンで外食をしてなかった。エストニアクローネもバス代以外は、ぜんぜん使っていない。

ホテルのアメリカンスタイルのレストランに入る。まずはビール。エストニアではSAKUというブランドが地元のビールのようだ。TUMEと書いてあるビールを頼む。
TUMEはフィンランド語いうとTUMMA(濃い)と同義語だ。そのとおり黒ビールが出てきた。ここでは、サービスにナッチョスとディップが出る。ディップはサルサソースみたいだ。これが結構いける。(その後フィンランドに戻ってからは、ポテチとサルサソースをスーパーで買い、部屋でビールのつまみに食べてた。)
メインには、ステーキサンドを頼んでみたが、これは失敗だった。大きなパンの上に小さな肉がちょこんと乗っているのだが、それが焦げ臭い。ビールをもう一杯頼み、それでごまかしながら流し込む。あぁ、違うメニューにするんだった。20ユーロくらいの出費だったが、値段的には、フィンランドよりも安い感じだ。

部屋に戻り、荷造りとTVをザッピングしながら、時間を過ごす。ミニバーのビールに手を伸ばしているうちに、眠くなり、就寝。

翌朝、シャワー&朝食。レストランの従業員の動作は、フィンランドよりも雑な感じ。あ~あ。
チェックアウトし空港行きのバス停に向かう、バス停で待つこと20分。通勤バスのような感じで、旅行者らしい人はいない。
20分くらいでÜLEMISTE空港に到着。エストニアクローネからユーロに両替をする。25ユーロくらい戻ってきた。そういえば、何もお土産を買わなかったっけ。
早目にチェックインする、出国審査は太ったおばさんが、無愛想に対応する。なんかソ連ぽい。
出発ゲートはターミナルの端にある。そこでしばらく飛行場を眺めながら、時間を過ごした。前にも述べたが、空港の規模は小さく、大きな飛行機はなかった。
遠くに、ヘリコプタや小型機が数機見えた。やがて、ヴァンターから飛んできたFinnairが到着。行きと同じプロペラ機だ。



70人乗りくらいだろうか。出発ゲート前で待っているのは、30人くらいだった。
疲れたせいかやれやれと思いつつ、機窓から氷に覆われた海をじーっと見ながら、ヘルシンキへと戻った。

【完】

FILE-072 二泊三日タリンへの旅 その14

2006-04-13 21:46:57 | フィンランドぶらぶら紀行
 
ぶらぶらすること数時間、同じ景色を何度も見るようになってきた。
効率良く廻ろうなんてもとから思っていないから、地図もろくに確認してない。まぁ、これが私のやり方だから、タリンに二泊三日もする必要があったのだが...
自分には角の曲がり癖があるようだ。で、曲がりたいと思った道の逆を辿ったら、展望台のような所に出た。(大方の人は、左に曲がりたがるようだ。あなたはどっち派?)

俯瞰で町並みが見下ろせる。このブログでも何度も登場している高い塔が目立つ。この塔は資料によると「St.Oraf's Chruch」という教会で、13世紀の創建とある。タリンの中で由緒ある建物らしい。ただ、現状の建物は16世紀以降に改築され、塔の高さは159mあるそうで、当時はヨーロッパでも一番高いものだったと書いてある。当時のタリンの経済力はすごかったのだろう。

三脚を持参していなかったが、パノラマ写真撮影に挑戦してみた。
パノラマ写真は、少しずつ角度を変えて撮った写真を後でつなぎあわせてより広い角度の眺望を再現する方法だ。きれいにピッタリつなぐには、本当は三脚が必要だが...


St.Oraf's Chruchがある方向に港がある。方位的は北東から南東にかけての風景だ。
写真中央の四角っぽい建物が、宿泊先の SOKOS HOTEL VIRU 。


もう一カ所、展望台を見つけたので、こちらもパノラマ撮影にチャレンジしてみた。
こちらの写真は、北東から西に向かって撮った風景だ。
地平線のそのまた向こうには、フィンランドが横たわっている。


もうこの辺でいいかな、ホテルに戻ろう。

【続く】

FILE-071 二泊三日タリンへの旅 その13

2006-04-12 22:03:30 | フィンランドぶらぶら紀行
 
☆路地をぶらぶら☆
旧市街の見どころは、城や教会ばかりではない。
ここでは、城壁の中に市民の暮らしがある。日本の城の場合は、城の中には市民の暮らしはないので、興味が湧く。で、ぶらぶらが始まる。







路地歩きは、小さな冒険だ。そういえば、小さい頃から曲がったことのない角を曲がるのが好きだったけ。何が出るかな、何が出るかな。
結構路面が凍結している所もあるので、注意して歩く。







フィンランド人かロシア人かよくわからないけれど、観光客の数は多いと思う。ただし、日本での観光客の多さを当てはめてはいけない。
日本人らしき人を見掛けることはなかった。やはり、この時期は日本人にとって観光シーズンではないからだろうか。



さて、次は何を見ようか。

【続く】

FILE-070 二泊三日タリンへの旅 その12

2006-04-11 21:59:00 | フィンランドぶらぶら紀行
 
城や城壁を見ると思いつき、欲するものは誰でも一緒なのか、路地をうろついているうちに出くわしたのは予想通りの店だった。入り口の扉に取り付けられた甲冑が目を引く。



だが、近づいて見ると、プッと吹き出す。この出来の悪さは何だ。
皆さんは決して近づいて見ないこと!夢が壊れます。

路地廻りを続けよう。

【続く】