JUSSI SALMIAKKINEN (ユッシ☆サルミアッキネン)

フィンランド各地の日の出、日の入り時間の変化をウィークリーでご紹介します。

FILE-034 LAHTI SKI GAMES ブルークロスに思う

2006-03-03 20:36:03 | フィンランドぶらぶら紀行
【ジャンプ会場にて】
Salpausselän Kisat:2005年3月撮影


この大会に出掛けて最初に感じたことは、フィンランド人が自国の国旗に熱烈な愛情と誇りを持っているということである。世界を相手にしたこの試合に、老若男女が誇らしく自国の旗を持参し、自国の選手を応援している。
では、日本人が「日の丸」に対してこのような気持ちを持っているかと言えば、彼らほどの気持ちは持っていないだろう。

それは、両国がそれぞれ辿った過程に起因している。

フィンランドにとっては、他国支配から民族独立を果たした時の成果であり、その後の他国の侵略から自国の存亡をかけた戦いに国民を奮い立たせた民族の象徴でもある。

一方、日本において現時点では、過去にあった他国に対する侵略のシンボルという見方から、自国の旗を愛せない人もいるし、この国の旗を嫌う他国の人もいる。
この問題が完全に解決していないことを残念に思う。
しかし、スポーツという局面において、どんな日本人でも五輪などで日章旗が揚がるのを見て感動し、自分がやはり日本人であることを再認識し、誇りを持つのではないだろうか。日章旗が始終誇らしく思えるような日本の姿になって欲しい。
海外に我が身を置いた時、普段以上に日本のことを考えてしまう。


【自国の選手が出ると大騒ぎ】
Salpausselän Kisat:2005年3月撮影





【力走・マンニネン!(右の選手)】
Salpausselän Kisat:2005年3月撮影