JUSSI SALMIAKKINEN (ユッシ☆サルミアッキネン)

フィンランド各地の日の出、日の入り時間の変化をウィークリーでご紹介します。

FILE-037 Timoおじさんの家へ行く その1

2006-03-08 10:16:46 | フィンランドぶらぶら紀行
【森の中に建てられたお楽しみ小屋】

2005年3月8日(火)、LAHTI SKI GAMES も既に終わり、お約束通りTimoおじさんの家を訪ねることにした。
彼はSotkia(ソトキア)という場所に住んでいる。ソトキアは、Tampere(タンペレ)の南、鉄道ヘルシンキ←→タンペレ線とタンペレ←→トゥルク線の分岐点にある Toijara(トイヤラ)駅から7Kmにある地区だそうだ。
行政区分でいうと Kylmäkoski(キュルマコスキ=冷たい急流)という町に属するらしい。

約束の時間に着くように、ヘルシンキ駅からインターシティ2に乗った。
1時間半程でトイヤラの駅に着く。最初の約束では、そこから電話すると話(Olen Toijalassa.と言うことになっていた。)だったので、まずは公衆電話を見つけなきゃと思い、駅舎を目指そうと歩いていたら、彼らはホームで待っていてくれた。奥さんのRiittaさんも一緒だ。Kiitoksia!

早速、車に乗り家に向かうが、途中でトイヤラのマーケットに寄り何やら買い物をし、ソトキアへ向かう。やがて幹線道路からはずれ、細い道を行く、周囲は森が多い。
そして、どんどん森の中を行くと、森の中のぽっかり開いた空き地で車は止まった。えっ、こんなところに家があるの? 周囲には何もないし、空き地には3台ほど車が止まっているだけだ。車を降りると他の車から人が降りて来た。どうやらTimoおじさんの知り合いらしい。
彼らに付いて行くと、どんどん森の中に入って行く。エ~ッ!いったい何処へ行くんだ!

2、3分森を進むと、その答えがわかった。森の中にぽつんと小さな小屋が建っている。どうやら、彼らの山小屋のようだ。形はラップランドのテント KOTA(コタ)に似ている。コタに入り、挨拶が始まった。知り合いは、奥さんのRiittaさんの姉夫婦、それに友人たちだそうだ。Hauska tutustua.(はじめまして)
コタの中は、思ったよりもけっこう広い。ちなみに、このコタは彼らが共同で作ったらしい。すごい。
そしてすごいついでに、この森は Timo おじさんのものらしい。彼は資産家のようだ。
じゃなきゃ、オリンピックや世界選手権を欠かさず見に行けないか! 愛車もメルセデスだし。


【コタの入り口には家紋? 雪の結晶】

挨拶をしてる間に、Timoおじさんは焚き火の準備をしていた。


【コーヒーの量は目分量! ワイルドですな!!】

まずは、お湯を沸かし、コーヒーの準備をする。コーヒーはフィンランドの定番ブランドJUHLA(ユフラ)だ。コーヒーが出来、一口飲んだところで、Timoおじさんは私のビール好きを知っているので、ナイフを使ってLAPIN KULTAの栓を大きな手ながら器用に開け、勧めてくれた。Kiitoksia!
彼の地では、ビールを日本のように冷やして飲まない。そこがちょっと残念だ。
ビールを飲んでいると、木の枝にMAKKARA(マッカラ:ソーセージ)を刺し、焚き火で炙(あぶ)り始める。正真正銘のマッカラの食べ方だ! ビールもあるし、幸せ!
そういえば、TimoおじさんはLAHTI SKI GAMESの屋台でマッカラを食べなかった。
それは、そんなのはマッカラじゃないというとだったのかな?と思った。


【本物のマッカラの食べ方はこれ!】

一時間あまりこの小屋で楽しく過ごし、いよいよ Timo おじさんの家に向かうのであった。
【続く】