JUSSI SALMIAKKINEN (ユッシ☆サルミアッキネン)

フィンランド各地の日の出、日の入り時間の変化をウィークリーでご紹介します。

L-019 Bel Canto 20g

2009-04-12 11:38:22 | 今日の一品(ラクリツィ)
久々に黒いお菓子を紹介する事にした。ラクリッツィである。
入手したのはもう3年も前で写真だけ撮っておいたまま眠り続けさせてしまった。

今日の一品は、Torisというメーカーの製品で、 ベルギーで入手したと聞いている。

ラクリッツィの味わいには、大別すると2つのタイプがある。
甘みが強く食感が軟らかめのものと、甘草特有の苦みを生かした硬めなものとがある。
そして前者はムシャムシャと食べるタイプで、後者は口中で溶かしながら味わうという違いがある。

今日の一品は後者のタイプに属している。

その味わいはという事であるが、入手してから3年余りが過ぎてしまい、記憶をたどるのみの状況であるが、前掲の「L-010 MALACOLEAF Läkerol ORIGINAL 25g」


に似ていたという記憶がある。

フィン語クラス仲間のErikaさんからご提供いただいたものであるが、ErikaさんはPoikaystäväから提供されたものを私に回してくれた。
あれから3年の間に、ErikaさんはそのPoikaystäväと結婚され、今年になって1児を授かられた。

時の流れを感じずにいられない。

「ありがとう! ようやくお披露目することができました。 お待たせしてすみません!」


L-018 LEAF KIPPARIN PIIPPU 17g

2006-11-13 11:54:13 | 今日の一品(ラクリツィ)
 
本日の一品は、フィンランドのLeaf社のラクリツィである。
KIPPARIN PIIPPU とは、「船長さんのパイプ」の意である。

下の写真を見て頂ければお分かり頂けるかと思うが、まさにパイプの形状を呈している。実はこの形状はラクリツィの伝統的な形状の一つで、資料などでもその変遷が紹介されているほどである。子供にとって、パイプやタバコを吸う大人に対して一種の憧れを抱くのは各国共通の現象らしい。日本でも駄菓子屋さんで見かけた「ココアシガレット」などを購入した経験が筆者にもある。
喫煙に対する環境が厳しくなった現在においても、その形態だけは生き延びているようである。

この一品は、フィン語仲間のERIKAさんから頂戴したものである。Kiitos!



【テイスティング】
長さは、11.5cmほどの大きさである。濃いめのピンク色のトッピングでパイプに火がついている状態を表すといった演出が子供の心に響くようだ。
やってはいけないことに対する興味というのは、他に比べられないほどの「宝石」であったと、自分の体験からも言えることだ。

食感はちょっと軟らかめであるが、リコリスの風味はしっかり感じられる。
前回紹介した「L-017 LEAF SUKU LAKU 14g」と比べれば、はるかに「ラクリツィ」の風味が楽しめる一品だ。

大海原を航海する船長になった気分で、しばしの時を過ごすのいいかもしれない!
ただし、人のいないところで。

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フィンランドの日の出、日の入り

2006年11月13日(月)
場  所日の出日の入り日の長さ前日比
UTSJOKI ウツヨキ
フィンランド北端部 北緯69度45分
09時47分14時05分04時間18分-12分
SAARISELKÄ サーリセルカ
ラップランドのリゾート地 北緯68度20分
09時21分14時29分05時間08分-9分
SODANKYLÄ ソダンキュラ
ラップランド 北緯67度22分
09時10分14時45分05時間35分-9分
ROVANIEMI ロヴァニエミ
北極圏の南8Kmラップランド最大の都市 北緯66度33分
09時03分15時00分05時間57分-8分
OULU オウル
フィンランド北部の大都市 北緯65度00分
08時48分15時16分06時間28分-6分
HELSINKI ヘルシンキ
フィンランド南端部 北緯60度10分
08時15分15時54分07時間39分-6分
東京
日本 北緯35度40分
06時14分16時36分10時間22分-2分

※上記の時間は、FINNISH METEOROGICAL INSTITUTE のデータを基に作成致しました。
比較対照用に東京の日の出、日の入りを追加。(国立天文台天文情報センター暦計算室より)
※表の上から下に行くに連れて緯度が低くなっています。薄い黄色地の都市はラップランド(北極圏)の地域です。
注:フィンランドとの時差は-7時間。

L-017 LEAF SUKU LAKU 14g

2006-10-30 11:39:50 | 今日の一品(ラクリツィ)
 
本日は、フィンランドの一品。古都 Turku(トゥルク)を本拠地とするLeaf社の製品である。
suku laku の suku とは、英語のfamily(家族)を意味し、lakuはラクリツィ(lakritsi)のフィンランド語の別名。英語で表記するなら、family Liquorice となる。老若男女を問わず楽しめる一品ということであろうか。

こちらは、フィン語仲間のERIKAさんから頂いた。Kiitos!



包装には、英語で FILLED LIQUORICEと書かれている。要は、リコリス(ラクリツィ)の中に詰め物が入っているタイプだ。フィンランド語では、TÄYTELAKRITSI と表記されている。
形状は、長さ10cm、直径1.2cm。中の詰め物は直径1cmもあるので、ラクリツィの厚みは1mmほどしかない。

【テイスティング】

詰め物の風味が主役となっている。味はココア味、そしてかなりの甘さである。
ラクリツィの厚さが1mmしかないので、お目当ての甘草の風味を捉えるのは難しい。
実際には、老若男女向けというよりは、お子様向け。
子供が、ラクリツィを食べ慣れるようにする為の一品かも知れない。

ある方から、SUKU LAKU というネーミングについてSUKUは、SUKLAA(チョコレートの意)をもじったものではないかというご意見を頂いた。ココア味でもあるし、そうとも思える。私としては、SUKU(ファミリー)とSUKLAA(チョコレート)両方の言葉を掛け合わせたネーミングではないかと思えてきた。ご存じの方がいれば、お教え願いたい。(2006.10.31追記)

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フィンランドの日の出、日の入り
夏時間も終わり、いよいよ冬の本格的な到来となる。
2006年10月30日(月)
場  所日の出日の入り日の長さ前日比
UTSJOKI ウツヨキ
フィンランド北端部 北緯69度45分
08時32分15時19分06時間47分-10分
SAARISELKÄ サーリセルカ
ラップランドのリゾート地 北緯68度20分
08時17分15時31分07時間14分-8分
SODANKYLÄ ソダンキュラ
ラップランド 北緯67度22分
08時12分15時42分07時間30分-8分
ROVANIEMI ロヴァニエミ
北極圏の南8Kmラップランド最大の都市 北緯66度33分
08時09分15時52分07時間43分-8分
OULU オウル
フィンランド北部の大都市 北緯65度00分
08時00分16時03分08時間03分-6分
HELSINKI ヘルシンキ
フィンランド南端部 北緯60度10分
07時39分16時29分08時間50分-6分
東京
日本 北緯35度40分
06時00分16時49分10時間49分-2分

※上記の時間は、FINNISH METEOROGICAL INSTITUTE のデータを基に作成致しました。
比較対照用に東京の日の出、日の入りを追加。(国立天文台天文情報センター暦計算室より)
※表の上から下に行くに連れて緯度が低くなっています。薄い黄色地の都市はラップランド(北極圏)の地域です。
注:フィンランドとの時差は、夏時間が終了したので、-7時間。

L-016 LAKRITSIT

2006-10-26 16:14:37 | 今日の一品(ラクリツィ)
 
↑の写真は、ブログネタが尽きてビニール袋に電線を詰めて撮ったものではない。
れっきとしたラクリツィである。前回ご紹介の L-015 KOUVOLAN LAKRITSI 360gと同時にみほこさんより頂いたものである。
同時に頂いたので、てっきり KOUVALAN LAKRITSI OY の製品かと思っていたのだが、同社のWebサイトではこのような製品を見つけることができなかった。
というわけで、ただの「LAKRITSIT」という表記に留めた。
ひものような形状のラクリツィは、以前 L-012 HARIBO ROTTELA SCHNECKEN 100gを紹介したことがある。
ひも状のラクリツィは、フィンランドのイベントやお祭りの露店でよく見かける一品なのだ。
また、かつてアメリカへ行った折にも、黒いひも(リコリス味)や赤いひも(シナモン味)を食べたことがあるので、欧米ではごく普通のお菓子だとも言えるだろう。



↑の写真は、昨年3月ラハティで開催されたラハティ・スキーゲーム(ワールドカップ)観戦の折に、たまたま撮影した露店のお菓子屋さんの一コマなのだが、商品ケースの奥のほうには、ひも状のお菓子が並べられている。
彼の地の子供たちにとっては、決められた「お菓子の日(karkki päivä)」以外に、お好みのお菓子を食べられる特別な日でもある。無造作にビニール袋に入れられたひも状のラクリツィを持ち、嬉々とした子供たちも見受けられるのだ。
ひも状のラクリツィをちぎらずにそのまま口へ運び、一本を丸ごと食べ切るのが、醍醐味である。

(「お菓子の日」については、フィン語仲間のmikamyyさんのブログで紹介されているのでご覧頂きたい。)



【テイスティング】
黒いもの以外は円形の断面で、直径0.8cm。芯に直径0.4cmのラクリツィがあり、その周りを風味付けされた材料が覆っている。

黒いものは、直径0.6cmのものが3つくっ付いた状態になっている。
一つ一つは、中空の管状になっている。

長さは、だいぶ食べてしまったので正確な長さは忘れてしまった!が、どれも75cm位だったと思う。
この他に黒と白のものもあったが、完食してしまい写真に撮ることができなかった。

以下は、各色ごとにご紹介したい。
奥から。
「茶色」は、コーヒー風味。
「黄色」は、バナナ風味。
「黒」は、普通のラクリツィ(甘草風味)
「緑色」は、メロン風味
「ピンク」は、イチゴ風味。
そして、写真に撮れなかった白と黒のものは、白い部分がミント味であった。
どれも、人工的なフレーバーを使用しているので、香りプンプン、極甘で、黒いもの以外でラクリツィの風味を感じるには、注意力が必要である。

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フィンランドの日の出、日の入り

2006年10月26日(木)
場  所日の出日の入り日の長さ前日比
UTSJOKI ウツヨキ
フィンランド北端部 北緯69度45分
09時13分16時38分07時間25分-9分
SAARISELKÄ サーリセルカ
ラップランドのリゾート地 北緯68度20分
09時00分16時48分07時間48分-9分
SODANKYLÄ ソダンキュラ
ラップランド 北緯67度22分
08時56分16時58分08時間02分-7分
ROVANIEMI ロヴァニエミ
北極圏の南8Kmラップランド最大の都市 北緯66度33分
08時54分17時08分08時間14分-6分
OULU オウル
フィンランド北部の大都市 北緯65度00分
08時47分17時17分08時間30分-7分
HELSINKI ヘルシンキ
フィンランド南端部 北緯60度10分
08時28分17時40分09時間12分-5分
東京
日本 北緯35度40分
05時57分16時53分10時間56分-2分

※上記の時間は、FINNISH METEOROGICAL INSTITUTE のデータを基に作成致しました。
比較対照用に東京の日の出、日の入りを追加。(国立天文台天文情報センター暦計算室より)
※表の上から下に行くに連れて緯度が低くなっています。薄い黄色地の都市はラップランド(北極圏)の地域です。
注:フィンランドとの時差は現在夏時間なので-6時間。

L-015 KOUVOLAN LAKRITSI 360g

2006-10-22 12:07:04 | 今日の一品(ラクリツィ)
 
今日の一品は、フィンランドからの一品である。
極めてシンプルな包装であるが、これはあるイベントの際に露店で販売されていた計り売りの商品だったからである。
あるイベントとは、今夏ユヴァスキュラ(Jyväskylä)で開催されたWRCラリーのことである。これを下さったフィン語の師匠みほこさんが、ラリーのお手伝いをされた折に購入され、その後行われたフィンランド語寺子屋塾でお土産として持ち込み、最終処理担当として私の手元に来たのである。
どうもありがとうございます。

ただ不思議なのは、ラリー開催の地元であるユヴァスキュラにはこのブログでも紹介したことがある OY Panda AB という有名なメーカーがあるのに、地元意識が強いフィンランドでなぜコウヴォラ(Kouvola)のメーカーのものを売っていたのかというのは謎である。

この一品の製造元である Kouvolan Lakritsi OY というメーカーは、その名の通りフィンランドのコウヴォラ(Kouvola)が本拠地である。
フィンランドを旅する人にとってあまり馴染みのある地名ではないと思うが、位置的にはフィンランド南東部に位置し、首都ヘルシンキ(Helsinki)からラハティ(LAHTI)を通ってカレリア地方やロシアを結ぶ鉄道の拠点でもある。
製材・製紙工業で有名な街で、近くには世界文化遺産でもあるヴェルラ(Verla)製材工場がある。
現在は、対ロシア貿易の鉄道拠点として知られている。

個人的には、5年前にラハティで開催されたノルディック世界選手権の観戦の際に、毎日ヘルシンキから乗る列車がコウヴォラ行きだったので記憶に残っている。

Kouvolan Lakritsi OY の製品には、ちゃんとパッケージングされたものも発売されており、同社のホームページに登場しているキャラクターはフィンランドで見掛けた馴染みのあるものである。



【テイスティング】

いかにも素朴なラクリツィといった円筒形で、直径約1.5cm、長さ約2.5cmとやや大きめの形状であるが、少し不揃いに切られているがそれがいかにも大雑把なフィンランドっぽさを醸し出している。露店販売にピッタリな感じだ。
室温で保存していると、じんわりと甘草エキスがにじみ出す感じで、つやが出て来る。
味わいは、ラクリツィの基本を忠実に守っている。
適度な硬さを持った食感、甘さ、そして食べているうちにじんわりと甘草が持つ独特の適度な苦みが心地よい。
彼の地の人々は、これをチェーン・スモーキングならぬチェーン・イーティングしながらWRCラリーを観戦していたのであろうか。
かく言う筆者自身もこの記事を書きながら、残り少ないこの一品を立て続けに食べている。この味を記憶に残しておこうと思う。

余談ではあるが、今夏フィンランド東部のカレリア地方を旅したフィン語仲間は、ヨエンスー(Joensuu)からヘルシンキまで車で戻る折コウヴォラに差し掛かり、旅の案内をしたフィンランド人が、“コウヴォラのラクリツィはおいしい”と語っていたそうである。

フィンランドへ旅する予定の方、一度お試し頂きたい。

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フィンランドの日の出、日の入り

2006年10月22日(日)
場  所日の出日の入り日の長さ前日比
UTSJOKI ウツヨキ
フィンランド北端部 北緯69度45分
08時55分16時57分08時間02分-9分
SAARISELKÄ サーリセルカ
ラップランドのリゾート地 北緯68度20分
08時44分17時05分08時間21分-9分
SODANKYLÄ ソダンキュラ
ラップランド 北緯67度22分
08時41分17時15分08時間34分-8分
ROVANIEMI ロヴァニエミ
北極圏の南8Kmラップランド最大の都市 北緯66度33分
08時40分17時23分08時間43分-8分
OULU オウル
フィンランド北部の大都市 北緯65度00分
08時34分17時31分08時間57分-7分
HELSINKI ヘルシンキ
フィンランド南端部 北緯60度10分
08時18分17時51分09時間33分-6分
東京
日本 北緯35度40分
05時53分16時58分11時間05分-2分

※上記の時間は、FINNISH METEOROGICAL INSTITUTE のデータを基に作成致しました。
比較対照用に東京の日の出、日の入りを追加。(国立天文台天文情報センター暦計算室より)
※表の上から下に行くに連れて緯度が低くなっています。薄い黄色地の都市はラップランド(北極圏)の地域です。
注:フィンランドとの時差は現在夏時間なので-6時間。