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1億3000万分の、独言(ヒトリゴト)

日常の一コマをマイペースに切り取ります

漫画の思い出

2012年09月13日 | 読書
新宿三丁目にオスカル様が!!!



何事!?と写メ。


「PJ」で女子の皆様はピンと来ますよね。
(ワタシもいちお、女子)
有名な下着メーカーのピーチ・ジョンのことですな。

新宿三丁目に路面店があるのですが、
どうやら今秋のカタログで、ベルばらとコラボしたらしいです。
アントワネット様がつけている見せブラがPJの商品とな。
お、お、お、オスカル様もPJの製品をつけていらっしゃるのかしら・・・きゃっ


見えないところでオシャレをするのは女子のたしなみですわね、オスカル様


※このブログでベルばらの切手シートなども採り上げたせいか、
私がベルばら好きと思われているようでございますが・・・
あ、あの、決して好きとかそういうことではないです。
一世を風靡したベルばらを、小学生の時にリアルタイムで経験した
懐かしさは、おそらく同じ世代の方々の感慨と同じ量くらいかなあと
思います。
池田理代子の作品はどちらかというとベルばらよりも『オルフェウスの窓』の方が好き。

好きで読んでいた漫画は
山岸涼子の『日出処の天子
成田美名子の『Cipher
那須雪絵の『ここはグリーンウッド』などなど、
白泉社の『LALA』や『花とゆめ』系列が多かったです。

あ、あと一時期、河惣益巳の『ツーリング・エクスプレス』にもドハマり。
他、妹が買ったり借りてきた萩尾望都や竹宮恵子、清水玲子を
又借りして読んでました。
少女漫画の王道。懐かしい。

他、手塚治虫や『生徒諸君!』(庄司陽子著)とかも
普通に「押さえて」ました。
小学校のクラスメートに、自宅の離れに漫画部屋を持っている子がいて、
月1回くらいは彼女のおうちに行って、ふたりで黙って寝転がって
マンガを読みあさり、
優しいおばちゃんが持ってきてくれるお八つとジュースをいただいてました。
ウチは漫画禁止(ただし母親が認可した「芸術的な漫画」についてはOK)、
お八つは「夕食まで待て」、ジュースは「水を飲め」が
家訓(笑)だったので、彼女のおうちが本当に羨ましかったっけなあ。







ジャケ買い

2012年09月05日 | 読書
自分的日本食強化月間絶賛遂行中、

(漢字ばかりでまとめてみた)

なので、
今日は、こないだの山形料理店で衝撃的に美味しかった、だだちゃ豆が
スーパーで安かったので、買ってきてみた!!


・・・・・・・


こないだのお店の方が衝撃度が高かったのはなぜだろう。

(答え:プロだから)


久々に本を買いました!!
三浦しをんちゃん(何度か言っていますが、私と妹は作家の三浦しをんさんの
大ファンで、「しをんちゃん」呼ばわりしている)の新作エッセイ!

『お友だちからお願いします』(大和書房)

しをんちゃんのエッセイが大好きです。
いつもは文庫本になるのをじっとひたすら待つのですが、
実用書以外の本を読むのが久々なのと、
スカイエマさんの装丁イラストがとても綺麗だったので、つい。


いまから読みます~♪
わくわく♪




プラスマイナス・・・マイナス(-_-;)

2012年06月07日 | 読書
最近、台湾のお土産をいただきました。

シノワズリなコースターは裏がコルクでしっかりしています。
可愛らしい!
早速愛用。
お茶は・・・むっはー!東方美人ですか。
せっせと飲まなきゃ、せっせと。


昨日、何の気なしに部屋を見渡して愕然としたんだけど、
いつの間にか、

本が増殖している・・・



え、えっと、
本って子供を産むのかな??てへっ☆

なんていうか、こう、
私が目を離した隙に、みんなラブ・アフェアを楽しんでたとか
そ、そういうことはないのかな??


(ΡД`q)


いやいや、上の写真はほとんどの本が「読み散らかし」ている状態で、
3分の2くらいのところに全部栞が挟まっている。
つまり3分の2くらいまで読むとほかの本に興味が移っちゃうんですね。
こんなに読みかけの本がありながら、3日前に本屋でまた
よんせんえんほど散財したばかり。
うーん、どうしよう、どうしようと散々迷って精鋭部隊を選んだはずなのに
お会計はよんせんえんを越していて、お財布の悲鳴が確かにこの耳に聴こえたのに。

そして、そして、
ただでさえ、競技のDVDがテレビの前に堆(うずたか)く積み重なっていて
ヲトメの部屋からは程遠いというのに!
いかーん!これはいかん!


・・・ということですべての本にザッと目を通して、
これはもう読まんだろう、という本をブックオフに売ることにした
上の写真の半分くらい持っていきましたかね。
しめて700円也。
ありがたいなあ、ブックオフ。

そして、その700円を握り締めて、
同じ店内で新しく2冊の文庫本を買いました
って、意味ないだろ!!
2冊でしめて800円なり。
ますます意味ないだろー!!なんだ+100円って!ばかばかばか!!

でもすごく読みたかったのでした。

以前からここでも何度かご紹介していますが、
佐野洋子さんのエッセイは大好き。
今回はちくま文庫の『神も仏もありませぬ』
老いの現実を真正面から見つめつつ、ちょっとタブーな話題も
カラッと笑い飛ばす、洋子節。
自分が年を取ることを「崩壊」と呼び、それは「ぐんぐんスピードを増してい」き、
「生物の宿命は自然のいとなみであり、その様に宇宙は成り立っている。」と
わかっていながらも、鏡を見て
「『ウッソー、こ、これ私、ウッソー』」
(前掲本15頁より引用)

昨日の日記の話じゃないけど「いつまでも若々してステキ」といった修辞句とか
「年齢は忘れてしまえばそこで止まるんです」なんて胡散臭い話より
現実をシビアに見てガハハッと笑っちゃう、その感性がすごく好きです。

とはいえ、この佐野さんもすでに鬼籍に入られて久しい。

もう一冊は、「インタビューの技は業界一という定評のある」
島崎今日子さんが『アエラ』の〈現代の肖像〉で掘り下げて聞いた
インタビュー記事、傑作選20人。(裏表紙の内容紹介分より)
何と言っても顔ぶれが豪華!
桃井かおり、一条ゆかり、林真理子、たかの友梨、
山本文緒、白石加代子、中島みゆき、天海祐希、大竹しのぶ、
山本容子、田嶋陽子、田辺聖子、
そして、坂東玉三郎、藤間勘十郎!
この御歴々がどのように「オンナ」を張っているか、単純に興味が湧く!
『この国で女であるということ』島崎今日子 ちくま書房
(私が買ったのは文庫本です)


ねっ?
お、面白そうですよねっ???
思わず読みたいって、みなさんそう思いますよね???ねっ?????


+100円を正当化したい
















魅惑のご本たち

2012年04月12日 | 読書
うおおお、読みたい本が溜まってきた・・・


緊縮財政じゃない限り、本代はケチりたくないので
「面白そう!」と思ったものはつい買ってしまうのですが・・・

速読か。速読しかないか。
一応、やったことはあるんですよね、速読。
でもなんか速読というよりは「粗読」になっちゃう気がして。
細かいニュアンスもじっくり何回も読んで咀嚼したい派。

でも、それやってたら間に合わん


しかも、このラインナップ、なんじゃいな。
色っぽい小説は一個もないじゃないのさ
インテリアにもなりゃしない。

最近読んだ『an●n』のインテリア特集では
「おしゃれな洋書を積み上げてインテリアにする」という「工夫」が
紹介されていた

シーズン始まるとどうしてもこんな感じの題名に惹かれて手が伸びます。
元サッカー日本代表監督の岡田さんの本は抜群に面白い。
棋士の羽生さんとの対談もめちゃくちゃ面白かった。(まだ途中)
写真一番下にあるカバーかかっている本は、岡田さんとウチの師匠の
対談本です。ほぼバイブルなのでカバーがかかっておる。

他に本棚に文春にお勤めの知人が送ってくれた小説が数刷。
あ、でも文庫本に限っては、どちらかというと文春より新潮文庫のラインナップに
惹かれて手に取ることが多いです。
(知人よ、ごめんなさい)

あと今読んでる元ドラゴンズ監督の落合さんの本がとっても面白い。
確かに落合さんのコーチングは、ちょっと変わったところもあるけれど
確かな理論と考え方と哲学+細かい観察、秘めた情熱にしっかり裏打ちされている
ので、うおおおお、と唸ること頻り。


で、こんなに読む本があるとゆーのに。やっちまった。


ムーミンママさんに教えていただいて即発注したハガレン著者の荒川弘さんの
『三国志魂(上・下)』(荒川弘・杜康潤 著 コーエーテクモゲームズ)
大佐は出てこないけど(当たり前)三国志好きには堪りません!!
ハガレンでも「おまけ」の4コマギャグのキレが冴え冴えの荒川さん、
この本の中でもマジで噴き出した4コマ漫画が多数ありました。
深夜、お風呂で響きわたるハギコの笑い声。コワッ

著者の荒川さんは「オヤジ&筋肉好き」を自称されているので
この本でも三国志に出てくる濃ーいオヤジたちがものすごく魅力的に
描かれています。
三国志の魅力は何といっても、濃いキャラの人間が現れては消えていくところに
あるので、それがドンピシャな絵になっているのは面白いことこのうえなし。
三国志を読みながら「きっとこういう容貌だろうな」と漠然と脳内イメージしていた
キャラに近い人が多数。さすがオヤジ好き!!
かと思えば、美しかったと言われている呉の周瑜や陸遜はあくまで美しく艶っぽく。
(孫権は武将を顔で選んでたのかなー)
もちろん私の大好きな諸葛亮もたっくさん出てきます。わーいわーい
三国志(正史)と三国志演義(歴史小説)の違いについてもきちんと
語られていて、正史はあまり読んだことがない私には大変興味深い。
ちなみに荒川さんが三国志で一番好きな人物は、
悪逆非道の限りを尽くした董卓だそう。
らしいなあ。この感性が荒川さんなんだよなー
(知り合いか)

嗚呼、語ろうと思えば何時間でも語れそうなので、
残念だけどここで止めておきます。
うざかったですか。すみません。
素敵なご本を教えてくれたムーママさん、いつもありがとうございます!
あ、そうそう、マンガ大賞をとった『銀の匙』も読みました!
深い内容で考えさせられますね。

ただ・・・・・どっちも大佐がいない

どんだけ














春の休日

2012年04月02日 | 読書
一気に春!
でも、日中も含め、気温が存外上がりません(つд⊂)

↑誰かの風船が引っかかってる・・・


やっと『アンネの日記(増補新訂版)』(アンネ・フランク著 深町眞理子訳 文春文庫)を
読み終わりました。
小川洋子さんの小説を読み漁っていると、彼女の小説のルーツと言っても
いいこの作品を看過できないというか。
確か小学生のとき、読書感想文の課題図書か何かで読んだ記憶が
あるのですが、今読むとまた違うんだろうなーと、オフ中に買ってたのでした。

子供の頃読むと、
「閉じ込められてかわいそう」とか
同じ人間なのに受けた仕打ちの理不尽さとかに目が行きがちでしたが
(私のように平凡な感性しか持ち合わせていないニンゲンは。
そうじゃない子供も沢山いるでしょうけど)
とりあえず読み終わった今、アンネの洞察力に脱帽。
十代の子が書いたもんとは思えない。
いや、中には男女事や恋愛に対しての少女らしい述懐もあるんですけどね。
でも(1940年代のオランダの)男尊女卑に対する考え方や、
苦しいことに対してどう対処していくべきか等、
40過ぎた私が読んで「そうだよねえ」と同感できるレベル。
早熟というより、老成です。
やっぱり異常な状況で、家族だけではない大人たちと
プライベートを共有しなければならない日常は、内省を深くさせるもの
なのでしょうねぇ。

にしても、
これだけ感性豊かに、将来の夢と希望を人間らしく綴った女の子が、
密告によって家族と離れ離れになって収容所に送られてしまった
事実には、やっぱり暗澹とします。
最後は流行病(腸チフス)で亡くなり、亡骸は死体投棄穴に他の遺体とともに
埋められたと思われるそうです。収容所が英国軍によって解放されるのは
アンネの死後、わずか1ヶ月ちょっとのことでした。
日記の本文にも再三収容所に送られる恐怖が書かれていますが、
現実になってしまった恐怖はいかほどばかりだったことか。

今、私の立場で「どう考えてもおかしいよな」と思うことが、
その時代は正義だったり、熱狂的な擁護や陶酔を持って民衆に受け入れられる
イデオロギーがあるのですよねー
ってか、今の時代だって、国や地域が変われば十分にある。
彼らから見ると、今の日本も、日本の「常識」も、今の私の立場すら
「どう考えてもおかしいよな」ってことであることは
充分ありうるわけですよね。

このご本を訳した深町さんが訳者あとがきの中で
「まずなによりも、たがいに異なっていることを認め合い、尊重し合うことが
だいじ」とおっしゃっていますが(上掲書591頁より引用)
それしかないのだろうな、と思いました。


改めて、春到来の嬉しさを自由に噛み締めることができる今って
ありがたいことなのよね、と感謝する、4月はじめの休日。
(月曜日ですが私はお休みです)
















月替わり紅茶

2012年01月31日 | 読書
普段はコーヒー党ですが・・・



紅茶屋さんのルピシエで、ある方へお土産を買った際に
世界のお茶を月々送ってくれるサービス(昨年11月当時)に申し込んでみた。

第一回目が届きました。

↑真ん中のにゃんこは、知人からいただいたポストカードのお便り

オレンジショコラティーとブレックファストアールグレーですって~

いろいろな香りが楽しめるのは嬉しいな。


『天地明察』(冲方丁・著/角川書店)が佳境。
会津藩が思いの外たくさん登場してきて嬉しい。
会津藩って、本当に徳川家のお膝下だったんだな~
読みたい本がまだまだ控えているので、早く読み終わりたい・・・けど
もう少しこの世界を楽しんでもいたい。







オラオラとうほうほ

2012年01月25日 | 読書
何だかずっとイライラしていた一日。

駅のエスカレーターで横入りしてくる女性を、普通なら苦笑しつつ譲るんだけど
今日はオラオラ的に譲らなかった。
オラオラ、私は後ろにわざわざ並んだんだよ、
あんたも並びなさいよね、オラオラ。
知らん顔してるんじゃないわよ、オラオラ。

なんでだろ。お腹がすいていたのかな(笑)


お正月のトーナメントで撮った写真。

わあい!
うほうほ!うほうほ!!


移動中『博士の本棚』(小川洋子著 新潮社)を読んでクスッとしてしまった。
小川洋子作品でクスッとするのは初めてなんじゃなかろうか。
そういう作風ではいらっしゃらないのでね。
想像したことはありませんか、
もし今自分が不慮の事故で死んだとしたら、
人に見られて困るものが部屋にいっぱいあるよなあ、なんて(笑)
たぶん、ぜったい、ほとんどの人が思い当たると思うんだけど。
小川さんはこの本の中の「死の床に就いた時、枕元に置く七冊」という題で
余裕をもって死の床に就くようなシーンを迎えた場合、こんな七冊を
枕元に置きたいと語っているのだが、
「急にお迎えが来た場合」見られて困るものが仕事部屋に沢山あるのだそう。
面白かったので、ちょっと引用させていただくと

「タイガースの選手との空想恋愛を綴った日記(※)、若返りの秘薬、
五寸釘、ちょっと人には見せられない趣味のビデオ、愛人の遺髪・・・」
(『博士の本棚』新潮文庫322頁より引用。
※小川さんがタイガースファンなのは有名です)


可愛らしい!
笑っちゃいました。
けど「愛人の遺髪」ってすごいな。さすが作家さん(?)。

私もあるな、このテのもの。
恐らく皆さんにもお有りですよね??












また買っちゃった

2011年11月28日 | 読書
先日こちらでご紹介した、MUJIで買ったラムレーズン味のプリザーブ。
なにげに問い合わせが多かったので(2件ですが 笑 ハギコ比的には「多い」)
どんなふうにいただいていたか、ご紹介ー☆

いただきもののラフランスにヨーグルトをかけて、
プリザーブを。
ビンから取り出したときはわからないのですが、
白ベースのヨーグルトにかけると、ほんとに綺麗な琥珀色。

これがまた、なかなかに美味しいのです!
今は合宿先に移動してきてしまったので、しばらく食べられませんけどね。


昨日は、ちょっと空いた時間を縫って、飛行機移動で読む本を
仕入れてきました。
あああ、またこんなに買ってしまった・・・

ほんとはもう一冊手にとったんだけど、オーバーチャージも怖いので
泣く泣く5冊に絞りました。
小川洋子さんの『みんなの図書室』が見つけられなかったので、
代わりにエッセイ的なものを1冊と小説を1冊。
仁木英之さんは『僕僕先生』が面白かったので。
浅田次郎さんのエッセイは私の中で鉄板。大笑いしてホロリとするなら
絶対浅田節!

一番手前にある『科学の扉をノックする』(小川洋子 集英社文庫)の
表紙の女性は、いつもカバーで拝見する小川さんのお顔にそっくりで、
しかもとっても可愛い!!
内容もさることながら、半分はジャケ買いです。

わーいわーい、早く読みたい。
でも、まだこんなに未読の本があるのに、次から次へと買うのはいかがなものかと。




読書モード

2011年11月15日 | 読書
ようやく晩秋という雰囲気になってきましたね。

寒いのは嫌いだけど、冬は好きだなー

今、ちょー小川洋子モード。
小川さんの本が読みたくて読みたくて、目に入った古本屋に飛び込む。
文庫本を2冊ゲット。
『やさしい訴え』(文春文庫)と『薬指の標本』(新潮文庫)。


昨日、大阪で選手にお土産を買ってきました。
これ、みなさんご存知でしょうか?写メしておけばよかったな。
551に夢中で写メしなかった。
初めて見たとき、いいのかなーと思うのと同時に
大阪っぽいネーミングセンスに吹き出した。
大阪新名物「面白い恋人」
JRの駅構内に沢山売ってます。

今日練習のとき早速学生に渡したら
「大阪のお土産ですか?え?北海道じゃないの?」と何人かが反応。
わーい、騙されたー
↑レベルが学生以下




大学

2011年11月13日 | 読書
今日も練習試合。
新座方面へ。

練習試合でいろいろな大学にお邪魔する機会が増えたけど、
それぞれがそれぞれにカラーがあって、いいなあと思う。
昨日お邪魔した大学(流山方面)は、自然豊かで、少々こじんまりと、
でもアットホームでみんなが知り合いになってしまいそうな雰囲気。
今日の大学は、キリスト教系で有名な六大学の一つ。
キャンパス内には聖堂と思しき建物があって、厳かな感じ。


ウチの大学の建物は・・・矢鱈古いか、ものすごく新しいか
雰囲気は、とにかく「雑多」。
校歌の3番(全部歌えないけど)に「集まり散じて 人は変われど」とゆー
少々有名な歌詞がありますが、まさにそんな感じ。
人が多すぎてあらゆる面で、ゆるい。
あとは・・・「自由な校風」と言えば聞こえはいいが、
最近は「『自由』と『勝手気まま』は違うぞ」とメクジラ立てたくなる
学生が多いと感じます。

知り合いの大学教授が「もっとも学生教育を怠っている大学」と評していましたが
まあそう言われるよなあって感じで、全く腹が立ちませんでした。
やってる先生は厳しくやってらっしゃるのですが、
そういう先生の授業は人気がないです。

って、大学批判をするターンではありませんでした。
ま、どの大学も多かれ少なかれ一長一短ありますしね。
うちの大学のいいところは、モノと人材が豊富なところ。


こういう、初めて行く場所で試合をするとき、
体育館周辺に到着すると、まるで見計らったように部の主務(4年生)が現れる。
方向音痴でしょっちゅう道に迷っている私を気遣っての行動なのだと思うが
どこで見てたの?ってくらい、ほぼドンピシャなのだ。
私の到着の時間は毎回まちまちなはずなのだが、
今日も笑っちゃうくらい正確に、向かう先に彼女の姿が現れた。
(つまり今の大学ってタワーの上階に体育館があったり、体育館が2つも3つも
あったりして、イチゲンさんで方向音痴なんつったらほぼ100%迷う)

「どうしたの?」と一応聞いたら
「そろそろお見えになるかなあと思って、迎えにきました」と。
あんたはハギコ発見機か。



試合を終えて、帰り道。
そういえば来る時はちょっと湿った気分になってたこと思い出す。
そうそう、首のところに蝶の痣があるおじいさんのことを考えていたんだった、と
来る時の感情の端っこをもう一度引っ張り出して味わおうとして。
ああ、そうだったと気づいた。
あれは来る時読んでた小川洋子さんの短篇集の中のお話だったっけ。

今日読んでいたのは
『偶然の祝福』(小川洋子 著/角川文庫)
これに出てくる小説家さんは小川さん自身なのかなあ。
静謐として美しく、グロテスクで優しい世界を淡々と。
『キリコさんの失敗』がよかった。
しかし、文中のおじいさんのイメージが、現実とごっちゃになってたとわ。
おそるべし、小川洋子作品。