goo blog サービス終了のお知らせ 

のん気な料理日記

少しでも料理の腕が上がる様に日記を付ける事にしましたが更新は不定期です。
ゆるゆると精進しています。

新潟名物「ぽっぽ焼き」を作ってみる

2011年10月24日 09時20分49秒 | おやつ

ぽっぽ焼きというのは、新潟の下越地方でお祭りの出店で食べられるお菓子です。
ウィキペディアにも載っていて、意外と有名なのだと知りビックリしました。

作る前に色々調べたのです(ちょっとページをブックマークしておくの忘れました)が、発祥が新発田市だそうです。
お祭りじゃないと食べられなかったそうなのですが、今では白山神社か、万代シティバスセンターにある店で常時食べられるらしいです。
表参道にある新潟物産店ネスパスで、昨年の3月にイベントとして売られていたようでもあります。

現在の値段は9本300円らしいです。
検索したら作り方が載ってはいたのですが、「通販してないかなぁ」と調べてみたら、にいがた ゆうやけぽっぽっていうのがありまして。
“アーモンド生地をベースにした洋菓子に仕上げ6種類の味”に仕上げられているそうなので。
それはそれで美味しいのでしょう(食べた事ありません)けど、値段も然る事ながら、ぽっぽ焼きファンからすると、
「私が食べたいぽっぽ焼きじゃなーーい


仕方なくと言うのも何なんですが、やはり自分で作ることに。


一昨日、某所のやまやにビール(銀河高原ビール ペール・エール)を買いに行ったら黒糖が売られてたので買いました。
¥398位だったと思います。
そっちの方が都合がいいのですが、塊の黒糖は無く、粉状の黒糖しかありませんでした。

言うまでもありませんが、開封前の写真を撮り忘れたので、開封後の写真となっています。
開封前の写真はこちら粉状黒砂糖 500g (アマゾン)


最初は作るのが簡単そうな、新潟の屋台の味!ぽっぽ焼き(蒸気パン) by へそのごま さん([クックパッド] 簡単おいしいみんなのレシピが107万品)のレシピで作って見ました。

 

粉の黒糖を買ったのですが、やはり小さい塊がありまして。
(画像だと分かり難いですが、黒い点々は泡じゃありません、黒糖の粒です。)
泡だて器で潰すのは大変でした。
「このくらい、まぁいいか」と水を入れたら余計に黒糖のダマが目立ちましたが、どうにもならないのでこのまま焼きました。

レシピだと重曹なのですが、ベーキングパウダーを使用しました。
食品用の重曹はウチにありますが、ベーキングパウダーには0.25%焼きミョウバンが入っているそうで。
焼きミョウバンは色を良くしてくれるそうで。
「だったら、ミョウバンってよく分からないけど、それが入っているベーキングパウダーにしよう」という事で使用しました。

ベーキングパウダーの成分を見ると重曹も0.25%だったので、ベーキングパウダー小さじ1/2入れました。
(レシピだと重曹小さじ1/4なので、ベーキングパウダーをその位入れたら重曹小さじ1/4相当になるかと思った次第です。
 実際の所は知りませんので、作る際にはご自身で調整して下さい。)

焼いた所
真ん中に縦線が入っているのは、フライパン上で切ろうと思ったのですが上手く切れず途中で諦めたからです。
(その後、ちゃんとまな板の上で切りました。)

焼くと更に黒糖のダマが目立ちます。
「これもまたご愛嬌という事で・・・手作り感があっていいか」と思っています。

細長く切りたかったのですが、昨晩の夕飯作りの合間だったので綺麗な包丁がなく、フルーツナイフしかなかったのでこんな切り方になりました。
硬いというのとは違うのですが、フルーツナイフじゃなかなか上手く切れませんでした。
(包丁洗えば良かったんですがね。いつもまとめて食器は洗うので包丁だけ洗うのが少々面倒に感じて

食べた感想は、山崎製パンの黒糖フークレエと同じ味・・・
もちろん、黒糖フークレエの方がふんわりしているし、黒糖のダマもないし、こちらより材料も色々入っているので比べるのもなんですが・・・
「だったらわざわざ面倒な手間かけて作らなくてもいいのかなぁ」なんて思ってしまいました。

冷めると味が変わりました。
甘さが増し、次に作ったamimomo811さんのぽっぽ焼きより甘かったです。
旦那は、「美味しい!こんなのウチで作れるんだ」と言っていました。


今度は、蒸気パン~新潟名物☆ぽっぽ焼き~ by amimomo811 さん([クックパッド] 簡単おいしいみんなのレシピが107万品)のレシピで作ってみました。

 

へそのごまさんのレシピと比べると、先に鍋で黒糖と水を熱して溶かす分、黒糖がダマにならず楽ですが、小麦粉のダマが無くなるまで混ぜるのに少々苦労しました。

相変わらずここでもベーキングパウダーを使いました。
量は小さじ1よりちょっと多め位です。

 

レシピに書いてある27㎝×18㎝の長方形ケーキ型が家にはないので、9.5*6.5*19のパウンドケーキ型に流し込みました。

ウチのオーブンレンジの場合、焼きが15分では足りず20分にしました。

どうでもいい事ですが、画像の背景にあるはちみつは気にしないで下さい。
たまたまテーブル置いてあって、どかすのが面倒だっただけです。


型から出した所。
焼く前に薄くサラダ油を塗ったのですが、やはりこびり付いてしまって。
前回の如く、竹串で型から剥がしました。
パウンドケーキよりは剥がし易く、すぐに型から取れてくれました。

 

フルーツナイフで切りましたので、上手く切れず少々雑ですが・・・
味は、へそのごまさんのレシピより甘さが控えめで、厚みがある分、食感がもっちりしています。

やっぱり、山崎製パンの黒糖フークレエと食感は違うけど同じ味に感じてしまいました。
「やっぱりあのマシーンと型が無いと本物の味には近づけないのかも・・・」と思いました。

そんなちょっと凹んでいる私に、旦那は、「(十分美味しいと思うけどなぁ)本物食べた事ないから分からないよ」と言ってくれます。
(有難い事です。自分が作った料理を「美味しい」と言ってもらえるのは)
ですが、言葉は悪いですが、本物はこんなに上品じゃないんです
もっと粗雑と言うか、素朴な味なんです(時にはバリなんかついちゃったりしてね。)
舌が肥えてて、高級しか食べない人からすると、「何だこれ?」って思うかも知れませんが、それがいいんです
一般受けし難いかも知れませんがそういうの(微妙な素朴感)を引っ括めて、それこそが私にとっては完成品なんです

ですが、考え方を変えれば、合成添加物を使用せず、身体に優しく美味しいお菓子が自宅で食べられるって事になります。
山崎製パンの黒糖フークレエに合成添加物が入っているという意味ではありません。一般的な話として、合成添加物の入った食品が世の中に出回っているという話です。誤解なきよう)

特にお子さんにはイイですよね。
ちょっと懐かしい感じの味ではあるので好き嫌いの好みはあるかも知れませんが。

黒糖の入手に少々苦労しますが、それ以外はバターも使わないし卵も使わないし。
混ぜるのが大変と言っても、他のケーキ作りに比べたら大したことないし。
ハンドミキサーでもあればちゃちゃっと作れそうだし。

ちょっと最初の期待とは違いましたが、作ってみたからこそ判ったことで。
作ってみて良かったなぁと思っています。



最新の画像もっと見る